Leaf・アリス・KEY系・月姫人気投票(〜8/17)


さつき:「路地裏同盟のコメントジャックーーーッ! ぱちぱちぱちぃ♪」

シオン:「ぱちぱちぱちぃ……じゃないですよ、さつき。
     大事な用があるから、と言われたのでついてきましたが……。
     こんな乗っ取りみたいな事をして、あとで綾香とセリオに怒られますよ」

さつき:「や、やだなぁ。乗っ取りだなんて人聞きの悪い。
     これは……お、お手伝い……そう、お手伝いなんだよ。
     綾香さんもセリオちゃんもいろいろな所に顔を出していて忙しそうだから、
     ちょーっとヘルプをしようかと、ね」

シオン:「……説得力ありません。
     思いっきりコメントジャックとか宣っておきながら、そういうことを言いますか」

さつき:「え、えぅ。そ、それは……言葉の納屋ってやつで……」

シオン:「言葉の綾、です。というか、間違い方がわざとらしすぎますよ、さつき」

さつき:「あうっ。シオン、ツッコミが厳しいよぉ。……流石は秋葉さんの友達だね」

シオン:「……なにか、些か引っ掛かる物言いですね」

さつき:「そ、そう? 気の所為だよ、気の所為」(汗

シオン:「…………。
     ま、いいでしょう。
     ところで、さつき? これからどうするのです?
     本当にここを乗っ取るのですか?」

さつき:「だ、だから乗っ取りって言わないでよ。あくまでもヘルプだよ、ヘルプ」
     
シオン:「……そういうことにしておきましょうか。
     で、やるのですか? やらないのですか?」

さつき:「もちろんやる。せっかく出てきたんだし」

シオン:「分かりました。
     確かに、このまま何もせずに帰っては虚しいだけですからね。
     ――では、早速始めましょう」

さつき:「うん。始めよう始めよう。
     そして、サクッと終わらせて綾香さんたちが来る前に退散しないと」

シオン:「……ヘルプとか言ってる割には後ろめたさが満々ですね。
     発言が露骨に小悪党ですよ、さつき」

さつき:「あ、あうぅ」





集計結果:1位〜10位

項目名獲得票数
1位水瀬 名雪9,563票
2位弓塚 さつき9,154票
3位森川 由綺7,005票
4位美坂 香里5,295票
5位宮内 レミィ3,123票
6位藤田 浩之2,887票
7位相沢 祐一2,748票
8位HMX-12マルチ2,253票
9位緒方 理奈2,051票
10位古河 渚1,888票






シオン:「とにもかくにも、投票はこの様な結果となりました」

さつき:「うふふ、うふふふふ」

シオン:「上機嫌ですね」

さつき:「えへへ♪」

シオン:「ま、気持ちは分かりますけど。
     名雪さんには僅かに及びませんでしたが、それでも立派な数字ですから」

さつき:「投票してくれた皆さんには感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました」

シオン:「ありがとうございました」

さつき:「全体で2位。月姫・メルティブラッドに限定すれば1位。
     これって、つまり私が月姫に於ける人気ナンバーワンキャラクターだってことだよね」

シオン:「……ま、まあ、そういうことに……なりますか。
     私としましては、いまいち認めたくない部分もありますが」

さつき:「やっぱり『薄幸の美少女』っていうのがポイントだよねぇ。
     健気で一途で可愛くて、そのうえ薄幸。人気が出るのも当然だよねぇ、うんうん♪」

シオン:「……自分でそこまで言えれば大したものです。
     けど、さつきの意見は一理あります。
     そういう所に惹かれた方は多いと思われますし」

さつき:「だよねぇ♪」

シオン:「尤も、メルブラでは微妙にヘッポコキャラになってる気もしますけど」

さつき:「うぐっ。そ、それも……その……魅力の一つということで」(汗

シオン:「魅力の一つ、ですか?
     ……そう、かもしれませんね。
     さつきみたいに、頼りなげで危なっかしい娘の方が人気が出る事も多いですから」

さつき:「私って頼りなげ? 危なっかしい?」

シオン:「はい、それはもう」

さつき:「あ、あうっ。そ、そんなにハッキリキッパリと即答しなくても……。しくしくえぐえぐ」



シオン:「涙目で床にのの字を書いているさつきは取り敢えず放っておきまして次の話題です。
     男性の1位と2位ですが……」

さつき:「これは相変わらず藤田くんと相沢くんの一騎打ちだね」

シオン:「……さつき、随分アッサリと復活しましたね」

さつき:「立ち直りが早いのが取り柄なんだ、私」

シオン:(立ち直りが早いのか、単に頭の中が極めてシンプルに出来ているのか……)

さつき:「あのさ、シオン? 今、何かすっごく失礼な事を考えてない?」

シオン:「……そんなことありませんよ」

さつき:「…………」

シオン:「…………」

さつき:「ま、いいけどね。
     えっと、話を戻すけど、男性の1位と2位は結局いつもの二人なんだよねぇ。
     私としては、ここに遠野くんが食い込んできて欲しいんだけど……」

シオン:「難しいかもしれません。
     この二人の人気はちょっと特出してますし、現状では割り込むのは厳しそうです。
     とは言え、投票は水物ですからね。
     次の投票で志貴が男性1位になる可能性も否定はできません。
     志貴も、浩之や祐一に負けず劣らずで人気は高いのですから」

さつき:「そうだね。
     で、次回もしそうなったら……

     女性部門1位弓塚さつき、男性部門1位遠野志貴

     てな事もありうるワケで。
     うん、まさにパーフェクトな結末♪
     非の打ち所の無い『ベストカップル』って感じだよねぇ。
     ……って、やだ、私ったら『ベストカップル』だなんて。
     いくらホントの事だからって恥ずかしいよぉ。きゃーきゃー」

シオン:「…………。
     あー、はいはい、そーですかー、そーですねー」





さつき:「えーっと、それじゃ、一応言いたい事は言ったからこの辺りでお開きにしようか」

シオン:「そうですね。あまり長々と話しても何ですし、ここら辺で切り上げましょう」

さつき:「それに、そろそろ退散しないと綾香さんたちが来ちゃうからね」

シオン:「……その発言に対して突っ込みたい点は多々ありますが……まあ、異論は無いです」

さつき:「ではでは、最後に一言。
     今回も沢山の投票・コメントをありがとうございました。
     引き続き、今後ともどうか宜しくお願いします」

シオン:「皆様の愛の籠った一票をお待ちしております」

さつき:「――さて、御挨拶も終えたところで……それじゃ逃げ……もとい、帰るよ、シオン。
     ほら、はやくはやく!」

シオン:「きゃっ! きゅ、急に引っ張らないで下さい、さつき!
     わわっ!? お願いですから、いきなり吸血鬼パワー全開で走り出さないで!
     風でスカートが! スカートが捲れてしまいますーーーっ!」

さつき:「…………」

シオン:「な、なんですか、さつき?」

さつき:「紫でサイドが紐、かぁ。……シオンってそういうのが趣味なんだ」

シオン:「っっ!? ち、ち、ちちち、違います違います!
     こ、こ、これは私の趣味というわけではなくてですね、あくまでも対志貴用で……。
     い、いえいえいえ、そうではなくてそうではなくて。
     え、えっと、だから、その……」

さつき:「シオンのエッチ」

シオン:「ち、違うんですーーーっ!」








綾香 :「お待たせぇ! そんじゃ、今回の投票の結果を発表するわよ♪」

セリオ:「…………」

綾香 :「ん? どうしたのよ、ポカーンとした顔して?」

セリオ:「あ、綾香さん。コメント、もう終わっちゃってるみたいですよ」

綾香 :「へ? なに言ってるのよ。そんなわけ……って……はい?
     …………。
     な、なによこれーーーっ!?」

セリオ:「わ、わたしたちの出番が……」

綾香 :「くっ。油断したわ」

セリオ:「ど、どうしませう、オヤビン」

綾香 :「誰がオヤビンよ。
     っていうか、どうするもこうするも、答えは一つしかないでしょ」

セリオ:「と言いますと?」

綾香 :「決まってるじゃない! 二人を追うのよ! そして、たっぷりとオシオキ」

セリオ:「なるほど」

綾香 :「さあ、早速追跡開始よ!」

セリオ:「がってんだい、オヤビン!」

綾香 :「……だから、オヤビンゆーな」

セリオ:「……ダメですか?
     なんとなく綾香さんに似合いそうなフレーズでしたので定着させてみようかと思ったのですが」

綾香 :「やめて、お願いだから」

セリオ:「そうですか、仕方ないですね。分かりましたオヤビン」

綾香 :「ゆーなっつーの!」










弓塚さつき

『おんな三人寄れば』(仮置き)


水瀬名雪

『朝・ベッド』







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