〜2001年秋・冬の着物〜(1/6)
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印の付いた写真はクリックすると画像または柄の一部が拡大表示されます。 Updata 2001/11/05


故郷の旅
(10/12〜14)

10月12日(金)
故郷の風景
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会津木綿と半幅帯
 15年ぶりに九州の小京都と呼ばれる、生まれ故郷を訪れた。
秋空の広がる中、幼い頃は夏休みには毎年のように帰省して遊んだ場所を散策して歩く。
澄んだ空気と川の流れ、遠くに見える山並みが心を和ませてくれる。
当然(?)着物も持参!

自然の満喫しながら散策していると、
犬のお散歩中の中学生ぐらいの男の子が「おはようございます」と声をかけてくれる。
写生中の熟年のグループの皆さんにも「良い天気ですねぇ」と話しかけられた。
都会にはない、ほっこりとした暖かみの残る土地である。
 
今日の会津木綿に半幅帯もな〜んとなくこの地に似合うように感じた。



10月13日(土)
           
故郷の風景
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会津木綿に木綿羽織
 今日も晴れ渡る空の下を祖母と一緒に、古い町並みの残る界隈へと出かけた。
幼い頃、この辺りの川で泳いだ・・・と言われたが、一考に記憶にない。
辺りは整備されてすっかり観光地化し、おみやげ物屋さんが立ち並ぶ。

今日は、昨日のいでたちに木綿の羽織を羽織ってブラブラ。
通りがかりのおみやげ物屋さんのご店主達に
「いや〜、丈の長い羽織はいいねぇ」とか「どうしたら着物を着ても楽でいられるの?」など
質問責め攻撃に・・・(^^;
皆さん、着物に関心をお持ちなのかしら?

でも、この街のあちこちで久留米絣(機械織りのだけど・・・)の反物が、目の前でハサミを入れられ、
洋服に変身して商品となっているのを目撃して、ちょっぴり寂しい気持ち。
そう思いながらも久留米絣の割烹着ともんぺ風のパンツを購入した。

それもひとつのあり方だけど、せめてほんの一部でも
久留米絣のプレタの着物でも作ってほしいものだ。
そんなの着る人っていないのかしら?


   
この旅でのゲット品達

 東京、金沢までは着物での旅の経験もあるが、
さすがに移動に6時間近くかかる今回の旅の往復路は洋服でした。
古い映画なんぞを観ていると、
まだ新幹線もない、もっともっと昔・・・
み〜んな着物で遠路の旅もやっていたのだから、
そのうち機会があればトライしてたいものです。

さて、今回の和物のゲット品達・・・
旅のおみやげ  博多織りの札入れと名刺入れ(右)。帯の間に挟んで使える優れ物!・・・ですが、実は友人が愛用の品で、彼女がさり気なく帯の間から札入れを取り出す所作が素敵で「博多で見つけた」と教えて貰い、今回の旅の途中に立ち寄った博多で購入。
彼女のようにさり気なく使いこなせるといいのだが(^^;。
博多織りの巾着バッグ(左)は、from京都(管理人の配偶者)用に購入したおみやげ。
下駄  生まれ故郷は杉の産地でもあり、杉の焼き下駄でも有名でした。ホントは普通の下駄が欲しかったのですが、今は「履く人がいない」ということで、右近下駄タイプの物しか見つからなかったのが残念! 軽くて普段履きにぴったりなので、ふたつも持ち帰ることに・・・(^^;
割烹着ともんぺ  藍色の割烹着ともんぺ風パンツは、これからの着物シーズンに家で活躍してくれそうです。
 セットでくつろぎスタイル、普段着着物に割烹着、引っ張りとパンツで作務衣風・・・と夏場にはすっかりめげてしまった着物ライフも、この二つでこの冬は気楽スタイルで楽しめそう。



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