Back  〜2001年秋・冬の着物〜(3/6)
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印の付いた写真はクリックすると画像または柄の一部が拡大表示されます。 Updata 2001/11/05

東京の旅
10/28〜30

               
泥大島と更紗柄帯 10月28日(日)
 今回は仕事としての上京であった為、キリッとした、洋服にたとえるならスーツの感覚を意識して姑譲りの泥大島に更紗模様の帯をあわせてみた。勿論、着物関係の仕事をしている訳ではない。それなのに仕事先へ行くのに着物を着るとなると、何が適切なのかといつも思案するのだが試行錯誤の最中である。

 この出で立ちで池袋にある百貨店へ。「新幹線に着物で大丈夫?」と問われたことがあるが、最近は洋服でも着物でもさほど変わりなく感じる。でも、本人が思っている以上に着物姿で新幹線・・・って目立っているの?



10月29日(月)
               
くるりのお玄関 大島と兎刺繍帯、銘仙羽織

 今回の旅の同行者from京都(管理人の配偶者)と本日は別行動。私はきものサイトの友人と表参道で待ち合わせて、ハナエ・モリビルの地下にある「朱」さんにお邪魔した後、友人の案内でとっても美味しい釜揚げうどんのお店でネットのこと、着物のことなどをお喋りしながらの昼食。その後は表参道をちょっと入った閑静な道を散策しながら、5月にもお邪魔した「くるり」へ。
 このお店のご店主のM氏もHPの作成などをやっていらっしゃるので、最近のネット事情やPCの話をしながら、あれこれと着物や帯を見せていただく。

 今回の旅は「雨模様」との天気予報に、着物は織りの物を選び、傘、草履カバー、雨コートまで用意したにもかかわらず、薄曇りながらもお江戸の空は爽やかな秋。日頃の行いの良さなのでしょうか?(^^; そんな訳で今日も着物は一見銘仙風の大島に紫地に兎の刺繍帯、紅葉柄の羽織も銘仙。帯留めは母の古い真珠のブローチ。




10月30日(火)
泥大島と絞り染め帯 前 泥大島と絞り染め帯 後

 今日はこの旅初日の泥大島に朱さんで買い求めた絞りの染め帯をあわせてみた。何だか奥様っぽい感じで、どこか外してみたいなぁ・・・と思いつつ、旅先ゆえにままならず。仕事モードならこれでもOKかな。
 昨日お邪魔した「くるり」に立ち寄り、今回の旅のもうひとつの目的である原宿の「デメル」へ向かう。高級感を演出した重厚な店構えは本場ウィーンの雰囲気を醸し出しているが、何となくウィーンの「デメル」で感じたほっこり感に欠けるなぁ・・・?などと、2年前の記憶をたぐり寄せながらザッハトルテとオリジナルブレンドのコーヒーを味合う。サービスのスタイルも銀盆にセットしたスタイルではなく、コーヒーが大きなミルクピッチャーのような入れ物に入っていて、自分で入れるポットサービス型。う〜ん、こういうのも有りなのね。コーヒーとケーキで\1,500でございました(^^;
 昨夜も表参道でぼんやり道行く人を眺めながらコーヒーを飲んだが、東京ってどうしてこんなに高いのじゃ? 

 さて東京駅までの道中、ふと思いついて目黒の駅で降りた。久しぶりにアンティーク着物のコレクターであり、最近は雑誌等にも頻繁に登場され、また着物デザイナーでもいらっしゃる池田重子さんのお店「池田」へ立ち寄ってみたくなった。著明なお店であるが、今ほどアンティークの着物ファンも多くなく、情報があまりなかった7〜8年前に大橋歩さんの着物の本の一節に「目黒」という地名と「池田」という名前を見つけて、他に何の情報もない中、電話帳をめくって初めて「池田」さんへお邪魔したことを思い出す。「着る」為に初めてアンティークの着物と帯を買ったお店もここだった。
 11月の終わり頃から弟4回「池田コレクション展」が東京で開催され、今度は関西でも初公開が来年早々に予定されているのだそうだ。今までムック本や雑誌でしか観る機会がなかった池田コレクション、今度は京都で観られるのだからちょっとした来年のお楽しみ〜。 



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