Back 〜2002年冬・初春の着物〜(1/2)
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印の付いた写真はクリックすると画像または柄の一部が拡大表示されます。 Updata 2002/01/24


銘仙と半幅帯 1月1日(火)
 明けましておめでとうございます!
 今年も徒然に着物日記を綴っていきますので、どうぞよろしくお願い致します。

 さて、我が家の元旦は例年と同じくいつもの日々と変わらない。
 そんな訳で着物はネットの知人に仕立て直してもらった銘仙に半幅帯を帯板なしでゆったりと締めて、普段の装い。
 この着物は「立ったり座ったりしても着崩れにくい、しかも補正不要の寸法ってないかしら?」という私のリクエストに応えて、少し寸法をゆったりめに加減してくれたものである。
 シックな色合いが気に入っていた銘仙、仕立て直してもらったおかげで動きも楽になったようである。 
  


                        
無地紬と御所解き柄帯
1月2日(水)
 仕事先へ新年のご挨拶へ! その後四条通りの本屋さんやデパートを覗いてみたが、人出が多い中、着物姿は振り袖姿の若い人を3人、あとは4〜5人の年輩の女性を見かけたぐらいだった。

 今日はお正月を意識して無地の紬に縮緬に染めと刺繍で御所解き柄を施した帯、羽織は変わり織りの縮緬に雪輪の飛び柄。
 洋服の同色異素材の組み合わせみたいで面白いかな? と着物と羽織を同色系にしてみたが、なんだかジミジミでこの洋服感覚は和服には無理がある?
 家に帰って急にハデな銘仙を取り出して羽織りたくなってしまう。あぁ〜、早く寸法直しをして着よう!
  


                        
テディ小紋と帯
1月12日(土)
 着物とは無縁のオフ会に参加! 京料理の「にしむら」さんで総勢11名で昼食の後、場所を替えて延々と5時間近く喋り続けた。
 今日の京都はとても暖かく、羽織で歩くのも暑いぐらいで、一応テディ紋の羽織を羽織っていたのだが、結局は帯付きでうろうろ。

 11人中私を含めて着物姿は3名、着物の話も盛り上がることながら、延々話のネタはつきない。関東、東北、中国地方と遠方からの参加者が多いうえ、初めてお目にかかる方も多かったのだが、話は乗馬にフランス旅行、あれこれはずむ中、共通の知人がいることが判明したり(世の中って狭くて不思議)・・・と楽しくかつ充実の1日でした。



大島と飛び絞り羽織 1月13日(土)
 昨日のオフ参加メンバーの観光に合流して哲学の道方面へでかける。今日もこの時期にしては珍しいほど暖かな京都だった。
 和菓子の老舗でお茶を一服いただき、一時日本情緒に浸った。庭のしつらえから掛け軸や花器、お茶のお道具もお正月を意識されていて、茶道とは無縁の私もちょっぴり日本文化の良さを堪能することができた。

 今日は大島に薄い紫地に飛び柄(実は絞り)がはいったさり気なさが気に入っている羽織。この出で立ちで帰途途中にイラストの展示会へ立ち寄ると、「普通っぽくて良い着物ね」と言われる。
 成人式の日とあって晴れ着姿の若いお嬢さんが多い中、「普通っぽい」のが目立ったのかしら?



椿柄銘仙と半幅帯 ← 1月14日(月)
 椿柄の銘仙に半幅帯でちょっと市場へ買い物モード。最近半幅帯に慣れてしまって、お洒落よりも楽を選択してしまう・・・(^^;
 さり気なさは私にとっての重要ポイントのつもりだけど、お洒落からかけ離れつつあるのは反省。

1月15日(火) →
 昨日と同じ銘仙にアールヌーボ風な柄行の昼夜帯を締めてみた。帯締めは丸ぐけ。同じ着物ながら、帯を替えると明るく華やいだ気分になるのだから、不思議なものである。
椿柄銘仙とアールヌーボー帯



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