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大正時代からの着物姿の写真を集めたレトロ写真館です。
我が家に残っている沢山の古い写真も劣化が進み、残すために少しずつ電子化しています。
すべての写真の数は膨大ですが、
その中から着物にまつわる写真を中心に整理しながら順次アップしていく予定です。
どうぞ気長にお付き合いください。

Last Update 2001/01/11(改訂版)


大正時代〜昭和初期の婚礼衣装と晴れ着

大正時代の婚礼衣装 その1
婚礼写真 その1
大正時代から昭和初期にかけて一般的であったと思われる、
三枚重ねのおひきの婚礼衣装の花嫁と紋付き袴姿の花婿です。



印の付いた写真はクリックすると拡大画像表示されます。

大正時代の婚礼写真 その2   大正時代の婚礼写真 その3   大正時代の婚礼写真 その4
婚礼写真 その2    婚礼写真 その3    婚礼写真 その4
 花嫁は「婚礼衣装 その1」と同じ衣装を纏っています。「その3」で花嫁と一緒に写っている女性が角隠しのような物を頭に付けているのを不思議に思っていましたが、ネットの友人・みのりんさんが80歳のお祖母様にたずねてくれたところ、昔は花嫁の角隠しと同様に花婿の母、すなわち姑も角隠しをつける習慣があったような記憶がある、と教えてくださいました。

 花婿の母の着物も現代の「留め袖」と違い裾模様のない黒紋付きと白い着物の二枚襲ね(この白い着物が現代の比翼へと発展していったのでしょう)、帯も現代のように華やかな物ではありません。
七五三1    お宮入り    七五三2
 七五三と思われる女の子とお宮参りの写真。いつの世も親が子を想う気持ちの変わらぬ現れなのか、通過儀礼の着物は手のこんだ素晴らしい物が多いようです。七五三の女の子の着物は揚げが多くとってあり、おそらくこの着物を洗い張りしては仕立て直しして、十三参り、そして大人の着物へと着まわしていったのではないかと想像されます。

 
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