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青森には定刻より10分遅れで到着しました。時は20時20分。中学の修学旅行以来の青森駅に降り立ちました。しかし、当時の記憶は全くなし(笑)。階段を昇ったことぐらいしか覚えていません(・・・)。このとき、急行「はまなす」を取るか、ホテルで休んで次の日に海峡⇒スーパー北斗で帰るか悩み、挙句1件のホテルに電話をかけ、それ次第でどうするかという賭けの結果、「はまなす」になりました。とりあえず、少しぐらいは取っておけ、というところでしょうか。(笑)
それから、私は青森の町をしばらく歩きました。 |
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![]() 23時になる10分前くらいに列車が入線してきました。私はコンビニで飲み物を購入し、予約したカーペットカーに乗りました。4号車のカーペットカーは全席指定で、札幌までの急行券+指定席券で乗車できます。何と1770円(他に乗車券が必要)で、ホテルに泊まり、函館から特急に乗ったとすると大きな節約になります。大阪からの特急「白鳥」が5分ほど遅れたため「はまなす」もやや遅れての発車ですが、列車が入線したときに突然オープンした立ち食い蕎麦屋さんから出てくる出汁の匂いが残りました。私もここで夜食を購入し、カーペットの上に座って発車を待ちました。 |
カーペットカーは2段構成で、下の段は1両の空間に寝るスペースが約20人分。4号車を横切るお客さんには寝相が丸見えです(笑)。私が確保したのは、上の段の方です。写真で小さな窓が確認できるかと思いますが、横になっていれば窓から外を見るのは一苦労です。 青森を発車してしばらくすると、蟹田駅に停車しました。時刻表では通過扱いですが、ここでJR東日本の乗務員さんからJR北海道の乗務員さんに交代するためです。また、蟹田から電機のレベルを落としますが、カーペットカーには放送がかからなくなります。10分ほど停止して、しばらく青函トンネルかと思うような長いトンネルを出たり入ったりしたので、青函トンネルに入ったと感じることはできませんでしたが、多分それらしいところに入ったところで眠ってしまいました・・・。 |
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気がつくと、ある駅に停車していました。窓を覗いて721系電車が停まっているのを見て、帰ってきたと初めて実感しました。そこは苫小牧駅で、札幌までは約1時間。私は顔を洗ってからカーペットカーからとなり3号車の自由席に移りました。この自由席はがらがらで、席を眺めるとリクライニングを倒したままになっていたり、缶ビールが置いてあったり、函館に着いたときには既に夢の中のために、進行方向と反対側に座って寝ている人など、さまざまな思いを乗せて、まさに極寒の札幌駅に到着しました。時間は朝6時。最高気温が氷点下の場所ですから、朝は非常にどころでないほど寒いものなのです。
それから地下鉄に乗って実家に戻りましたが、時間は朝の7時。しかも旧札幌駅名店街を改装した「APIA」もただの通路となってしまっています。これからサラリーマンの出勤する時間に帰ってきたというのも変な感じでしたが、滅多に経験しないことなので良しとしましょう。(笑)
さて、このタイトルが(T)となっていますが、決して東京から札幌へ向かう路が一つとは限りません。いずれまた、列車利用で帰省することもあるのではないかということでこのタイトルをつけてみました。さて、どの経路で帰ることにしましょうか・・・。
<終>