3.Long Way Home(T)〜北海道へ初の列車帰省〜 <3>

新庄からは12時01分発の大曲行き普通列車に乗ります。これより先は701系に統一されており、しかもロングシートです。この中で大曲までの約2時間を乗車するわけですが、外は猛吹雪で風景を見るどころでは全くなく、ドアが開いたときに雪の壁が出来あがっている、ということもしばしばでした。北海道よりは日本海側の方が実際には超豪雪地帯で、それを感じさせられたものです。
湯沢からは多くの学生を乗せていきました。このときはまだ冬休みに入る前だった様で、これまで人もまばらだった列車にある意味での活気がみなぎりました(笑)。横手で乗務員さんが降車し、ワンマンで約20キロ先の大曲を目指します。異常に短い様で長い2時間でした。

大曲からは、直接秋田へ向かってもよかったのですが、特急「かもしか4号」の指定席特急券を新庄駅で購入していたので、ここで乗車券の範囲を外れて反対側の角館へ向かいました。乗車したのは14時18分発の普通列車盛岡行き。ところが、学生の帰宅時間と重なって席には座れず、発車までの長い時間を過ごしました。大曲〜盛岡間は単線で、秋田新幹線「こまち」が走行するために田沢湖線を全面運休して狭軌から標準機に改軌したため、普通列車も701系の改軌版(5000番台)を配置し、車内も心持ち広く感じます。


角館に到着した普通列車は、後続の新幹線の待ち合わせで34分の停車。私は角館から新幹線で秋田へ向かおうとしていたので、約1時間ほど後の列車を待つ間付近で撮影をしてみることにしました(⇒番外編U:秋田・青森編)。


秋田から青森へはこの特急「かもしか3号」で向かうことにしました。このときは既に外は真っ暗。角館から秋田へ「こまち」を利用してきましたが、1時間以上の余裕があり、寒い中じっと発車を待っていました。奥羽本線は単線だったり複線だったりすることもあって、ポイント通過時にはかなり揺れ、出発前に秋田駅において「おばこ弁当」という駅弁を購入して来たんですが、テーブルの小ささも手伝ってかなり食べづらかったです(笑)。まもなく青森に着こうかという大釈迦駅で特急日本海4号との交換待ち合わせでとまりましたが、それが遅れたために青森には10分ほど遅れて到着しました。接続の八戸行きの列車の発車を遅らせて。

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