7.環状紀行(1) 千歳線・室蘭本線・函館本線編 <2>

車内では本を読んだり、札幌で購入した駅弁を食べたり、車内販売のアイスを食べたりして過ごしていましたが、そのうちに「スーパー北斗」10号は、札幌からわずか2時間で長万部に到着しました。気動車で130km/h運転というのがこの列車の売りではありますが、スピード感が電車と違う所もありますし、振り子式なので揺れますし(笑)。さて、ここ長万部ですることと言えば、「かにめし」を食べることです。詳しくは、こちらをご覧下さい。これより、小樽行きの普通列車に乗って北上することにします。

かつては、この「函館本線」という名前にもある通り、函館と札幌を結ぶ大動脈の一部であったこの路線ですが、室蘭本線の長万部−東室蘭−苫小牧−岩見沢が特急列車のメインルートとなってしまい、何往復かここ(通称:山線)を経由した特急列車はあったものの、現在ではすべての特急列車が室蘭本線・千歳線(千歳線ができたおかげで室蘭本線の苫小牧−岩見沢間がローカル然としてしまいましたが)を経由し、今ではこの区間に列車はわずかの運行となってしまいました。いくつもの峠越えが存在していたことが、現在のルート選択に大きく影響していることでしょう。最近まで南小樽駅のホームに、小樽・函館方面と書いてありましたが。

ということで、このワンマン化したキハ40に乗って、倶知安まで14時23分発のの列車で向かうことにします。

長万部を出て最初の駅、二股駅に停車中に車窓から撮影したものです。
ただし、緑っぽいものは河ではありません。念のため。
蕨岱(わらびたい)駅の雪に覆われた待合所です。
考えよう(謎)では難読駅と言えるでしょう。
次は黒松内駅ですが、現像ではカットされてしまったので、画像がありませんでした。(涙)
初めて交換設備のある駅です。ここで札幌から来た快速「ニセコライナー」と交換します。
熱郛駅の駅舎兼「熱郛ホール」です。遠くなので何を展示しているかまでは分かりませんでした。
これは文句なしで難読駅名ですね(笑)。これより、峠越えが待っています。目名峠に長いトンネルがありますが、急勾配のためか今にも止まりそうな速度で進行していきました。
蘭越駅です。この駅始発の列車も設定されています。
駅名表示板が「函館本線」と書いた木の枠に囲まれていますが、今ではここ以外に見かけなくなってしまいました。
昆布駅(蘭越町)です。昆布が採れるから昆布、というわけではありません。
近くに「昆布温泉」というのがありますが。
ニセコ駅です。これが自治体の名前でもあります。
道内にカタカナのスキーリゾート地が存在しますが、トマム、ルスツ(留寿都)も自治体の名前です。
駅舎と宿泊施設が合体したことで有名な比羅夫駅です。
駅舎を改造して宿泊施設にした、というのが正しい表現です。

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