8.静岡東部乗りつぶし編 <1>

桜の季節がやってきて、何ヵ所かで桜の撮影をしてきましたが、今回は朝に近所で(笑)撮影してきたあとに「静岡方面に行こう」と思い立ち、途中下車のできる100キロをわずかに超える区間を乗ってきました。まず、小田急線本厚木駅に行き、特急「あさぎり」3号の特急券を買おうとしたところ、土曜日ということもあってか禁煙席は満席でした。仕方がないのでそのまま急行電車で新松田に向かい、隣接する御殿場線松田駅で特急券を購入し、まずは371系に乗って御殿場まで行きます。

小田急20000系JR東海371系ワイドビュー車両
小田急20000系JR東海371系ワイドビュー車両

左に箱根、右に富士山を望みながらという快適な風景を見ながら列車は沼津へと進行して行きます。途中、山北駅周辺に桜の並木があり、線路沿いにも咲いていました。この日、どこからか多数のカメラマンが線路脇に構えていて、ここだけSLにでも乗ったような気分になりました。御殿場線に乗っていると使われていないトンネルが口を開けていたり、鉄橋を見ても複線であったものを単線にしたために複線分の橋脚が残っていたりします。最近知ったことですが、この御殿場線がかつての東海道線で、現在の東海道線国府津−沼津間が全通してこちらの存在価値が下がってしまったわけです。箱根越えが影響していることもありますが、多くの路線が廃線となった理由の大きな要因である、戦時中の鉄材供給のために御殿場線が単線化されたそうです。未だに長い編成の列車が停まれるホームが存在しています。

313系 御殿場で特急列車から降りて、普通列車の沼津行き(始発)に乗り換えます。特にこれには意味ありませんが、この新型車両の初乗車を兼ねて乗りました。多分時刻表で列車番号のアルファベットが「G」になっているのがそうだと思います。また、身延線でも使えるように料金表には御殿場線と身延線の運賃表がついています。

この区間にも元複線だった跡が残っており、丘を削って敷設したところを通りますが、ちゃんと複線分のスペースを残しています。この列車の乗り心地と風景を堪能し、特急に乗ったままより14分遅れて沼津へ到着しました。松田からはちょうど50kmに位置しています。沼津では以前、駅に隣接するスーパーで寿司を買って帰ったことがあります。見た目的にも、値段的にも魅力的なお店ですが、今回は特急列車に乗るわけではないので、普通列車のボックスシートでも良いようなものを買って食べていました。それにしても、ものすごい混雑です。767M島田行きに乗って西を目指します。ここから西は未乗区間なのです♪

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