最初は、ほとんどの列車が通過する安中榛名駅に行ってみたいということから始まりました。そこで「スーパーホリデーパス」を買えば・・・と思ったのですが、何となく回ってみたくもなったので、以下のようなルートと相成りました。JR長野支社の範囲であれば、「信州ホリデーパス」というものがあり、信越線は妙高高原まで、飯山線は越後川口まで使える切符もありますが、それでも普通に切符を買ったほうが安かったので、それに頼るのはまた今度、ということにします。
早朝、まだ夜の明けないうちから家を出て、恒例となった相模線の始発で橋本、横浜線で八王子へと乗り継ぎました。橋本到着は5時31分となり、ようやく空が明るくなってきましたが、これまで電車に乗るころにはすでに明るかったもので、肌寒い季節の訪れを感じさせてくれました。八王子からは、八高線に乗って高崎を目指します。新幹線で東京からそのまま乗ってもよかったのですが、八高線の乗車は久々なので、こちらを経由することにしたものです。高麗川より先は電化されていないので乗り換え、高崎へは8時30分に到着しました。
改札をいったん通り、840円の特急料金を購入して、安中榛名を目指します。新幹線で隣の駅まで乗る場合、かつ自由席を利用すればこの値段で行くことが出来ます。しかし、乗っているのは10分足らずなので、座ったらすぐに席を立って降りてしまう、なんとも忙しないものです。
「あさま」553号に乗ることわずか10分、この時間なら座ることはできませんでしたが、ほとんど気になることも無く安中榛名へと到着しました。噂には聞いていましたが、駅前には本当に何も無く、ここで次の列車までの1時間20分はどうしよう、と思ったものです。この駅から車で半径20分以内にゴルフ場が多いため、列車到着を待ったゴルフ場のバスに東京からのゴルファーを乗せていくと、本当に駅は静寂に包まれてしまいます。
駅舎内には、「峠の釜めし」でおなじみのおぎのやのお店が小さく構えてあるのが唯一の売店になります。ほか、安中榛名駅前の開発モデルが展示されており、今の茶色に広がる更地と人気からは考えられませんが、新幹線を使えば東京まで1時間程度で行くことが出来るため、未来的に宅地が造成されるようです。ただ、ここに停車する本数が極端に少ないことを考えると、どうなることでしょうか。
なんとか時間は過ぎ去り、後続の「あさま」505号に乗って、となりの軽井沢へ向かいます。