16.長野新幹線・各駅下車の旅 <2>

軽井沢駅の駅舎。ゴルフ場のある方から撮りました。 しなの鉄道ホームを、駅のガラス越しに撮影しました。

軽井沢への到着は、10時30分になっていました。思えばじっくり軽井沢を散策したことはなかったのですが、今回も乗り換え時間がわずかに16分しかなかったので、駅舎を撮影するだけにとどまってしまいました。その16分後に、小諸行きの普通列車は発車してゆきますが、軽井沢〜小諸はなぜかまだ乗ったことがありませんでした。現在使われていないホームには、峠越えで活躍したEF63が置いてあります。列車はとなりの中軽井沢駅を過ぎてしばらくすると、進行方向右側に浅間山(2414m)が見えてきます。このあたりになってくると、「浅間山登山入口」という看板をずいぶんと見たように思います(笑)。

さて、小諸には11時9分に到着しました。佐久平へ向かう小海線の列車まで1時間近くあるので、駅近くのお店で昼食・・・したのですが、これがかなり美味しくなかったので、さっさと食べて、こ線橋を渡ったところにある『懐古園』というところに行ってみました。ここ懐古園は、小諸城の跡地で、入口の門には徳川家達の筆による額が飾ってあります。駐車場のところには、なぜかかつての小海線で活躍していたというC56−144号機が保存されていました。また、小諸は作家の島崎藤村のゆかりの地であり、代表作「破戒」は小諸で書かれたようです。その藤村の資料を集めた「藤村記念館」も、懐古園の中に建てられています(入場料金が必要になります)。 小諸駅の駅舎。懐古園へは、右側にこ線橋の入口があります。

懐古園の門は3箇所あります。この字は徳川家達公の筆だそうです。 園内に保存されている、C56の144号機。

先ほどの美味しくなかった食事の取り返し(?)に選んでみたのは、SLの保存されている場所の近くにある、古びた感じのおそば屋さんに売っている「くるみおはぎ」です。店内で食べることも出来るのですが、今回は列車の中で食べました。すぐ食べてくださいね、と言われたので、ホームへ向かう足が速くなっていて、列車に座って早速食べてみます。中は甘いものですが、塩がかかっていて一風変わったものです。温かいうちに・・・というのは本当で、これはなかなか美味しかったですよ(^^) くるみおはぎ(3個で650円)です。

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