宮島から広島まではJR線を使わずに、この広島電鉄の電車で向かおうと思って乗りました。先ほど、宮島へ渡る船が2通りあると書きましたが、宮島から広島へ向かう方法も2通りになります。JRなら20分で広島駅へ着く事ができ、その辺をアピールしている模様です(見づらいですが、<4>の宮島口駅に掲げてあるのぼりを参照)。ただし乗換えにかかる費用を考えて、今回は広島電鉄を選択したものです。途中の己斐(こい)広電西広島までは専用軌道で、その先は路面電車で市内線となり、均一の運賃(150円)となります。宮島から乗っている場合には、市内線の範囲ではどこで降りても270円、となるわけなのです。
運転本数はJRと同じかそれ以上はありますが、やはりスピード面から考えると結構遅くなってしまいます。市内へ向かうのには、JRで広島へ向かって、そこで乗りかえれば早いのでしょうが、そこはじっくりと・・・ということで、約1時間後、原爆ドーム前で下車しました。 |
![]() |
あまりに有名ではありますが、広島は昭和20年、原爆投下によって多大な被害を被りました。一瞬のうちに荒野となったこの地の中で、いくつかの建物が外観だけは残っており、その中の1つがこの原爆ドームになります。もともとは広島県産業奨励館というもので、当時としてはモダンな建物としてそびえていました。この位置は、ちょうど爆心点の真下にあったために倒壊せずに残ったそうです。現在では保存のために補修は行われましたが、それでも中にはレンガの残骸などが残っており、立ち入りはできませんでした。 | ![]() |
それから、歩いて広島高速交通(アストラムライン)の始発・本町駅に行き、電車で可部線との接続駅・大町で降りて、可部線に乗って広島へと行きました。可部線には、また明日お世話になります(^^)