ゾーン券の区間内では決まった範囲の乗り降りが自由で、乗りつぶすのには使えるものですが、山口入りして4日目にしてようやく範囲内の路線を踏破してしまおう、ということで始まりました。ところが、朝起きてから向かったのはまたもや九州でした。というのも、せっかくなので、ということで門司・小倉駅の駅舎を撮っておこうというのが狙いであったのですが(笑)。小倉駅撮影後、「ひかり」354号(レールスター)で、新下関・厚狭を通過して一気に目的の小郡へと向かいました。
小郡からは、宇部新川を回って小野田へ向かう宇部線に乗車します。3両のロングシート車両で運転されていて、やっぱりローカル線の雰囲気はありましたが、ちょうど通学時間と重なって、途中から学生が大勢乗ってきて、琴芝か宇部新川のあたりで降りていきました。どうやら宇部の中心は宇部新川周辺になるようですね。その宇部新川で一旦降りて、小野田線の123系に乗り換えます。で、本来なら雀田で乗り換え・・・といくはずですが、このまま終点の小野田まで乗車し、山陽線に乗り換えて隣の厚狭で下車します。いったん小倉に行っているものですから、どうしても効果的に乗ることができなかったものです。
続いて、美祢を通って山陽と山陰を結ぶ美祢線に乗車します。このとき事前に特に調査をせずに乗ったものですから、あまり何も考えずに乗っていたのですが、1両のロングシートに揺られながら終点の長門市まで乗ることにします。この美祢線は石灰石の輸送が有名だそうで、重安駅に大きな工場があって、さらに駅にはDD51を先頭に石灰石を載せた貨車がずいぶんとつながれていました。平日の午前と言うこともあって、乗客はまばらで、さらにほとんどが長門市まで乗っていました。沿線の風景もいいものですが、駅に人がそれほどいない、というのも寂しかったです。