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静内を過ぎてから、これまで海岸線を走ってきた線路は山間を通るようになります。それでも、馬が放牧されている姿は絶えませんでした。それから、最後の交換可能な駅の本桐を過ぎ、単線駅ながら日高支庁のある関係で駅員のいる浦河駅にやってきます。到着前に役場を列車から見ることができますが、この管内の牧場生産馬でGTを制覇した馬の名前ののぼりが下がっていました。
日高本線のみどころは馬もありますが、浦河を過ぎると再び海岸線ぎりぎりを走り、その海岸では昆布漁が行われています。列車から、昆布を干す作業や引き揚げる作業を眺めることができます。しかし、砂浜の上を列車が通過するような形になっていて、踏み切りもないので危険な場所ではありますね。 |
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そして、11時19分に終点の様似に到着しました。ここで北海道ゾーン券や北海道フリーきっぷを持っていれば、バスに乗って旧広尾線の広尾であったり、有名な幸福駅を訪れるかですが、帯広まで行ってしまうとあとが大変なので、1時間ほどで行ける襟裳岬でも、と思ったら滞在時間がほとんど取れないとのことなので、仕方なく折り返しの列車に乗って行くことにしました。それまでの1時間は食糧を調達したり、海岸線を眺めたりしていましたが、海からの風が強烈に強く吹き付け、歩くのが非常に大変でした^^;
苫小牧へ向けての発車は12時15分で、土曜日ともあって帰りの高校生で列車は混み、特に東町、浦河から大勢乗って来て大変にぎやかしくなりました。学生の波が落ちついた頃に車内を見回すと、苫小牧から乗って来てこのまま折り返して来た人の姿が数名ほどありました。このまま、交換で長く停車したのは静内の13分だけで、ここで一旦降りて外の空気を吸ったほかは列車に座りっぱなしで、15時24分に苫小牧へ戻ってきました。あまり盲腸線を行ってそのまま帰ってくるということはしたくないのですが、今回の戻り道は時間の経過が異様に早く感じました。 |