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箱根湯本からは本格的に山を登り始めます。早速発車してから急坂が続き、勾配表示が普通では考えられない数字が出てきます。最大の勾配は世界の鉄道では第2位の80‰(パーミル)で、3両編成のときは先頭から最後尾までの標高差が約12m(1両の長さが14.66mとして計算しています)にもなります。さらに線内には半径30mの急カーブもあり、このような路線を電車の力だけで走っているものですから大変なものです。しかも開業が大正11年と古くから箱根観光の足として利用され続けた歴史もあります。 |
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いくら80‰の勾配を進行できるとはいえ、スイッチバックを利用することになります。登山線内には3箇所あり、うち1箇所は大平台駅として乗り降りできますが、ほかの2箇所(出山・上大平台信号場)は運転手と車掌の交換だけが行われます。 |
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最初の信号場、出山信号場からは先ほど通ってきた鉄橋が見えます。天気が良ければ・・・(^^; |
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『関東の駅100選』にも選ばれた、登山鉄道の終点となる強羅駅です。さらに山を登るケーブルカーへ乗りかえることができますが、今回はここで折り返すことにします。 |