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仁木を発車すると、次は倶知安のひとつ手前の駅の小沢(こざわ)に停車します。ここは岩内線の接続駅で、すでに廃止されていますが先述のとおり「昭和初期へタイムスリップ」ということで「岩内線は乗り換えです」とむかい鐘を鳴らしながら知らせていました。ちなみに、島式のホームで小樽向きが2番線、長万部向きが3番線を名乗ったままになっています。岩内線用の駅舎の前にある1番線は現在レールがはがされています。
ここでは、函館本線が開通した当初から販売されているという「トンネル餅」がSLに積み込まれます。 |
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そして、倶知安駅に到着します。羊蹄山の近くに位置する立派な駅舎を持っているものですが、現在では中間駅となってしまい、定期特急も撤退して寂しい感じがしますが、ニセコはもとよりルスツを含むリゾートへの中継点としての働きを担っています。 |
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倶知安からはほぼ国道276号線に沿って京極、喜茂別を回る胆振線との分岐駅でした。地図にはそれを消した跡が残っています。 |
その後、SLは比羅夫駅を通過してニセコに到着後、今年から延長となった蘭越まで全車自由席となったうえで各駅に停車してゆきます。この区間は温泉地として知られ、入浴してからふたたび倶知安からのSLに乗車できるようにバスを運行していました。
(旅行記としてはここで終了ですが、以降は今回撮影して使用しなかった写真を紹介します。)