成田空港は1978年に開港した国際空港。私はこの成田に近い千葉県内の町で生まれ育ったので、開港までの苦難の経緯は知っているけど、どんどん遠い記憶になっていて今、成田空港は、旅情を満喫できて楽しい場所だ。nanaに飛行機を見せたいし、今日のような曇天でも空港なら楽しめるだろうとわくわくしながら出発~

私の自宅からは車で1時間弱で到着。第一旅客ターミナル(国際線)の駐車場に車を止めたら、ちょうどnanaの離乳食の時間だった。空港の授乳室を利用した事がなく、どんな感じかわからないので、車の中で離乳食だけ食べさせてしまう。おむつだけ空港内の授乳室を借りるつもり。

駐車場を出て、いざ第一旅客ターミナルに向う。建物の入り口が見えてくるともう「旅」の匂いがしてくる。旅と言うか・・・いろいろな事情をかかえたいろいろな国の人たちが日本に来たり、出国したり、出合いと別れが混ざりあってるそんな匂い。

いつか・・・nanaに日本語が通じるようになったら、3人でハワイに行きたいなあ~と夢見ているんだけれど、ただの空港見学でさえこんなにわくわくしているのに、本当に行く時ははどんなにわくわくどきどきしてるだろう。想像するだけで目眩がしそうだ(笑)

↓下の画像は4階出発ロビー。nanaはA滑走路の方を見ています。nanaは初めて見るものに興味津々。到着してから、きょろきょろといろいろ見て回っています。そうだnana!そうして大脳を刺激するんだぁ!(笑)

この出発ロビーを歩いていると、いろいろな国の言葉が聞こえて来て、海外への玄関なんだなぁと改めて思ったりして。クリスマスの時期はこのあたりに巨大なサンタとかトナカイさんが出現します。 ↓エレベーターで5階へ上がり、展望デッキ近くの授乳室へ。暴れるnanaと格闘しながらおむつ替え完了。8畳みくらいの広さの部屋にベビーベットが二つあって、カーテンで仕切られています。あと流し台もあり熱湯とか使えます。空港内にはたくさんのこうした授乳室があるようです。

さて、いよいよ展望デッキへ。第一旅客ターミナルの展望デッキはA滑走路に面していて滑走路全体がよく見えます。まだ10ヶ月そこそこのnanaが飛行機を見て格段に興味を示すとは思えないのですが、誘導路から滑走路に出た飛行機が飛び立つたびに「nanaちゃんほら、飛行機だよっ!」と指差すとnanaはし゜ーーっと飛行機を見て目で追っていました。もうそれだけで「nana、ちゃんと飛行機見てたよおぉ」と親バカぶりを発揮する私たちであった。いろいろな物を見せたり、体験させたりして、nanaの好きなものを見つけるきっかけになるといいな。nanaは飛行機よりタブカーに興味持ったみたい。電車みたいに見えるからかも・・・。
↓写真は、誘導路からエプロンに入って来る大韓航空機。手前にはボーディングブリッチが仲良く二つ並んで、出番を待っている。

今回、初めて知ったというか、考えたら当たり前のことなんだけど北から風が吹く時は、飛行機は滑走路を北向きに飛び、南風だったら南向きに飛ぶ・・・へぇ〜じゃその日によって飛ぶ向きが違うのかと感心してて、そうだよな、飛行機なんだもんなぁと、ひとりでパンフレットを読みながら百面相して頷いてしまった。
大きな重い飛行機が空を飛ぶ不思議さをnanaが感じるようになるのはいつになるのかな。

→展望デッキの室内側。カフェクロワッサンのブレットプリンとラテでひと休み。nanaにも麦茶とたまごぼーろーをあげた。A滑走路に向って右方向の展望デッキは、レストランやファーストフードの店が近くにあるせいか、見学の高校生とかたくさんたむろしていたが、私たちが利用した、むかって左方向の展望デッキは空港の職員のみなさんがのんびりお弁当たべてまったりしていたりして、空いててのんびりした雰囲気。
到着ロビーを歩いていたら、前を歩く外国の方がこの装置の写真を撮っていたので、何かなと立ち止まってみていたら、隣に居た夫が「あ、これ2〜3日前に話題になってた心肺蘇生の装置だ!一般の人でも使えるやつだよ」と教えてくれました。後で調べたらこのAEDの正式名称は「自動体外式除細動器」といい心肺蘇生をするときに心臓の筋肉のけいれんを電気ショックで取り除くもの。今までは心肺蘇生の装置というのは救命救急士しか扱えなかったのだけれど、この装置は講習を受ければ誰でも扱えるようになっているそうです。


ビタミンカラーの公衆電話。たくさん並んでいるととてもかわいい。ボディがメタリックなところもいいな。

さて、成田空港を後にして、つぎは房総のむらへ。私の大好きな、憩いの場所なのです。