「涼」は、その字の通り「京」の「水」をテーマに活動するプロジェクトです。京都では、山々から注ぎ込む豊かな水を利用した食べ物や工芸品等の文化・伝統が育まれてきており、何気ない日々の生活にも長年の「人と水とのつきあい」が深く関わっています。このプロジェクトでは、人と水とのつきあい方、人と水とのいろんな意味での「距離」という観点から、日本の、世界の水の問題を考えていきたいと思います。
1,四季の表情豊かな京都における様々な水とのつきあい方を、参加者が体感できるイベントとして紹介します。
春 〜水の語り〜
セミナー企画:講師 嘉田由紀子(琵琶湖博物館館長、予定)
参加者とわき水を汲みに行き、その水で入れたお茶を飲みながら人々と水のつきあい方について講師と参加者が語る。
梅雨を楽しむ俳句の会:梅雨に関する俳句を参加者、講師(俳人)で創る。詩人の観点からの水、使うだけではない「水」について話していただく。
夏 〜水の癒し〜
Healing Water:鴨川の上流で川沿いの清掃を行い、アーティストの方と共に拾ったものでオブジェを創る。川のせせらぎを聞きながら涼しい木陰の河原でアコースティックライブを行う。川の水を使って食事を作る。
秋 〜水の恵み〜
わき水を探る:京都の回りの山々にあるわき水、井戸水のスポットを、イベント参加者と共に訪れる。
冬 〜水のかたち〜
京都には、水をそのまま味わうような食べ物・飲み物がたくさんある。
豆腐づくり:朝早くの冷たい水でつくるお豆腐、その体験・見学。
酒蔵見学:秋に収穫したお米で一冬かけてつくるお酒、その過程の見学。
2,年間を通して、わき水の調査を行い、それぞれにまつわる話等を若者・子供向けにまとめた「絵本」を作成します。わき水マップ等、ガイドブックとしても使えるようなステキなかわいい本を創ってみませんか???
3,プロジェクト内企画
六甲のおいしい水を探る
南禅寺の水の源をさぐる
水の語らいのお時間
伝統工芸と水を探る(友禅・清水)
初釜
などなどを計画中です!!!
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