２００６年８月のお話

　今年もいろいろのことのある中にも、ここまで万事の上におかげを頂いてまいりましたが、皆様にもお元気でお暮らしでしょうか。

　私は土佐高岡教会へ御神縁を頂かせて頂きまして、この八月十六日で、満五十一年の誕生日を迎えさせて頂くことになります。

　私は毎年、この世に生を頂かせて頂いての誕生日と、御神縁を頂かせて頂いての誕生日の御礼を神様、金光様、親様に御礼を申し上げさせて頂いております。

　人の幸せを祈らせて頂いていけば、自分のことは神様が良いようにして下さるという御教えがございますが、私はいつも私自身の今日までのことを、いろいろ振り返り思わせて頂きます時、本当にこの御教えの通りであるなあとありがたく思わせて頂くのでございます。

　私は子供の頃から勉強が好きでした。

　中学校卒業の時、高校に行きたいと願いを持ちましたが、家庭の都合でその願いもかなわず、会社に就職をすることになりました。

　でも一年余りで病気をし、会社を辞め、誰に勧められた訳でもなく、土佐高岡教会へ十六歳で御神縁を頂かせて頂いたのでありますが、その年は先代親先生が御布教になられて九年目、来年は丁度、十年祭をお仕えさせて頂くという年でありました。

　そのようなことで、十年の記念誌を出されることになり、読むこと、書くこと、いろいろ神様は、私にさっそく勉強させて下さることになり、共に御用に使うて頂くことに、何か心が生き生きとさせて頂いた思いを、させて頂いたことでありました。

　それから五十一年間、神様は私に机の上の勉強だけではなく、人生の勉強をさせて下さり、人の幸せを祈らせて頂きながら、いろいろの体験をさせて下さり、神様、金光様、御霊神様、多くの人様を通して、私にいろいろのおかげを下さいました。

　これからも命のある限り、私の願いをかなえて下さって、勉強をさせて下さることでしょう。

　神様、金光様ありがとうございました。

　皆様にも共に信心の稽古をなさり、お元気でおかげを頂かれますこと、お祈り申しております。

（金光教土佐高岡教会「本誌教会だより８月号」より)