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ー 1月のお話 ー

心のふれあい

「教祖百二十年の新年を迎え奉りて」

 明けましておめでとうございます。

 ここに、教祖百二十年のお年柄を共々にお迎え出来ましたことは、誠に有難いことであります。

 教祖金光大神様は、一生をかけて天地金乃神様の願いの実現に尽くされました。

 その願いは私どもに

「信心しておかげを受け、人を助けて神にならせてもらうがよい」

とお諭しになられ、また

「ここに参ってきている者は皆神の氏子である、生神とは、ここに神が生まれると言うことで、この方がおかげの受け初めである皆もその通りにおかげが受けられる」

ともお諭しになられました。

 このお道に御縁を頂き信心をさせて頂く者として一層信心の稽古に励み

「世話になるすべてに礼をいふこころ」

の信心生活を土台としてのあり方を進め、われひと共に助かる生き方をさせて頂きたいと思います。

 われひと共に助かるためには、どうすればそのような生き方が出来るかと常に求めて行く求道精神を養い続けることであると思います。

「我情我欲を離れて、真の道を悟れよ」

とみ教え下されてある通り、信心は他人を見るのではなく、自分の心を見る、人を改めるのではなく、われを改めるために信心はするものであると申せましょう。

 人の心を改めることは誰も出来ません。

 しかし、自分を改めることは誰でも出来るのです。

 人間には好き嫌いや、うまが合う合わないが誰でもありますが、信心して好き嫌いを無くし、うまが合う、合わないを無くして行く。

 そこに信心の稽古があり修行があるのです。

 この様に申している私がこの様な心が強くて、人の心を傷つけたり、困らせたりしております。

 どうか皆様も共に稽古に励み、自分では出来ないのですから、神様に願いを祈りに祈り、共に改まらせて頂き

「ここに神が生まれる」

と言う生き方にならせて頂き、われひと共に助かり立ち行く、あいよかけよの道を進ませて頂き

『人を助けて神になれ』

とのみ諭しのおかげを蒙らせて頂きましょう。

(金光教土佐高岡教会「本誌教会だより2003年1月号」より)

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