２００８年１１月のお話

　皆様には今月今日お元気で信心の稽古をなさり、おかげを頂いて下さってありましょうか。

　先日、１０月５日の御本部生神金光大神大祭に須崎教会のご信者様、当教会ご信者様と共々に御参拝のおかげを頂き、いろいろと大変お世話になり、有り難いことに思わせて頂いたことでございました。

　丁度その日は、今までにない一日中、雨の日のお参りであり、日曜日でもありましたが、御本部では立教１５０年を明年に迎えさせて頂く前年の生神金光大神御大祭でしたので、皆様の御信心も前進されるためでしょうか、今日まで御参拝させて頂きました中で、これほどまでに多くの御参拝の人にお会いさせて頂いたことはないという程の、お参りの人でございました。

　生神金光大神大祭は教主金光様が御祭主下さり、美しく御盛大に御奉仕になられ、私共も共々におかげを蒙らせて頂き、有り難いことでございました。

　その御比礼を頂かせて頂き、地方の各教会でも生神金光大神大祭が御奉仕になられるのでございますが、土佐高岡教会でも１１月１５日に御奉仕させて頂く、生神金光大神大祭をおかげで御用させて頂きたいものと、日々御取次、御祈念させて頂いていることでございます。

　人間はその年にならせて頂き、自分自身がそのことに突き当たらなければ、人の本当の苦しみ難儀が分からないものだということを、私は今、身を以て稽古をさせて頂いていますが、１９歳で今夜の命が亡いと医師から言われ、そこを神様、金光様、先代の親先生、多くの皆様のお祈りを頂き、助けて頂いて五十年余り、命を頂き御用をさせて頂き、人様のことも私なりに一生懸命、御願いさせて頂いてまいりました。

　その中にお年を頂き、足腰いろいろと痛いところができ、正座をきれいにさせて頂くことが難しくなり、椅子に腰掛けさせて頂いたりして、人様にもご心配をおかけし、又、御願いもして頂き有り難いことと思わせて頂いておりますが、今日まで立居振舞が何事もなくさせて頂いていた時は、毎日、

「今日もおかげで御用に使うて頂きまして有り難うございます。」

　と御礼は申し上げさせて頂いていましたが、今のような何をさせて頂くにも神様、金光様と心の底から絞り出すような気持ちで御願いをし、又、そのことがさせて頂いた時、本当に有り難いことと御礼を申し、御用させて頂くようにならせて頂いて、始めて今日までの御礼の足りなかった御詫びを申し上げさせて頂いている、この頃でございます。

　そういう中にも、私のさせて頂いている御用が今日は出来なかったということはなく、命のおかげを頂き、御用に使うて頂いていることの有り難さを、御礼申し上げさせて頂いている私でございます。

　１１月１５日の生神金光大神大祭に御参拝になられ、共々に今日まで頂いてまいりましたおかげの数々、神様、金光様に御礼を申し上げさせて頂きましょう。

　皆様にもお体お大切にお元気で万事の上に立ち行きのおかげを頂かれますよう、お祈り申しております。

（金光教土佐高岡教会「本誌教会だより１１月号」より)