２００９年１月のお話

　明けましておめでとうございます。

　昨年中は皆様のお祈り添えを頂きつつ、命のおかげを蒙り、人工透析を受けながら元気に至らぬながらも御用に使って頂きました。

　その中にあっても、だんだんと年をとらせてもらっていますと、先のことを考えるようになるものであります。

　まず人工透析の身ということもありますが、他にも私は医師より脳梗塞と告げられてもおります。

　そうなると病気のことゆえ、知らず知らずのうちに頭でもぼけたらと後のことを考え、急に代替わりとなったら後の者も困るであろうから、今この時節に教会長の座を引かせてもらい、後の者に教会長の御用をしてもらいながら、私は御用の支えとなって、教会のこと、御信者様のこと、これまでの御用を通じて知っておることを伝えながらの後祈念の御用をさせて頂きたいと思い、家族会議を開き、皆の者に私の体の都合と、教会長としての御用が十分に務めることが出来ないことを伝え、教会長を譲ることを話し合わせて頂きました。

　皆様方には、先代が亡くなられてより、至らぬ中にも私が教会長の重き御用に立たせて頂き、今日まで何かと至らぬ不行き届きの御用の中にも、三十六年の長きにわたって神様、金光様、先代の御霊様、御信者様の厚きお祈りを受けて、かつがつも今日まで務めさせて頂きましたことの御礼を申し上げます。

　家族で話し合う中で、それぞれの思いを聞かせて頂き、教会長を二男の野村清治に後を継いでもらうこととなりました。

　何かとお世話をかけることもありましょうが、皆様のお祈り添えを賜りながら御用が務まりますよう、よろしくお願い申し上げます。

　これからは教会長を立て、後祈念に務めさせて頂きたいと思いますので、よろしくお願い致します。

（金光教土佐高岡教会「本誌教会だより１月号」より)