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─ 5月のお話 ─

心のふれあい

「初心を忘れずに信心の稽古」

 皆様にはおかげを頂いて下さってありましょうか。

 先日は御本部天地金乃神大祭に共々にご参拝のおかげを蒙らせて頂きありがたいことでございました。

 また四月十五日、土佐高岡教会の天地金乃神大祭も万事の上におかげを蒙らせて頂き、お仕えさせて頂くことが出来ましたこと、まことにありがたいことでございました。

 皆様にはいろいろと御用おかげ頂かれ、ありがたいことでございました。

 私もいろいろのことの中にも共々におかげを頂き、御用に使うて頂きましたこと、ありがたいことと御礼を申し上げさせて頂いております。

 この季節は、天地自然も新緑を迎え、木々も草も新芽を出し、季節の花を咲かせ、神徳の中に生き生きと命をはぐくませて頂いております。

 また人も子供達、大人達もそれぞれに学校に職場に進級し就職し、自立の道を進ませて頂きつつある頃でございます。

 人は新しい門出に際しては、どんな子供も大人もみな素直な心で、頑張ろう、お役に立とうと願いを新たにして、人生を一歩前に進ませて頂いたと思わせて頂くのでございます。

 私もその人々の願いが叶い、人も自分も助かられ、お役に立たれますことをお願いさせて頂いております。

 私はいつも土佐高岡教会へ御神縁を頂きました初心の時のことを思い出させて頂き、信心の稽古をさせて頂いております。

 十五歳で中学校を卒業させて頂き、家庭の都合で親元を離れ会社に就職をし、病気をし手術をして一ヶ月ほど入院をしていた時、一人寂しく夕方病院の窓から外の景色を眺めていた時、私の心の中に、せきを切ったように、

「私はここに長くいてはいけない、私には土佐におば様が神様の御用をされている。

 おば様には祖父の葬儀のお参りに来て下さった時、私は六歳でしたが一度お会いしただけで、一度も土佐へ行ったことはないけれど、母からおば様にお願いをしてもらって、女中さんでもいいからお手伝いの御用をさせて頂きたい。」

と一途な気持ちで思わせて頂きました。

 その気持ちを母に頼み、おば様にお願いをして頂きました。

 おば様は、

「私は考えてもみなかったが、登茂子がそんなに神様のところに来たいと言うなれば、幸せに出来るかどうかは分からないが来させるか。」

ということにお許しを頂き、押し掛けで土佐高岡教会へ御神縁を頂いた私でございました。

 それから、神様、金光様、親先生の御守りお祈りを頂き、多くの人々のお祈りを頂き、お世話になって御用に使うて頂いて五十年余りおかげを頂いてまいりましたことを思わせて頂きます時、神様が私を助けて下さるために土佐高岡教会へお引き寄せを下さったように思わせて頂きます。

 先代親先生はご生前中、

「私のような者が押し掛けてきてすみません。」

と言いますと、

「自分から来てくれたということは本当の真心であるから、何も心配することはない。」

と言って頂き、神様の思し召し先代親先生の広いお心に感謝をし御礼を申しながら、私はいつもお手伝いさんであると、いつも心に思わせて頂いて、どんな時も御用に使うて頂いておりますこと、ありがたいことに思わせて頂いております。

 皆様にもいろいろの初心があられることと思われますが、共々に神様に心を向けさせて頂き、初心を忘れずにこれからの人生をおかげを頂かせて頂きたいと思わせて頂きます。

 皆様のお幸せをお祈り申しております。

(金光教土佐高岡教会「本誌教会だより5月号」より)

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