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─ 4月のお話 ─

心のふれあい

「天地の恵みの中に

 この宇宙に生きとし生きるものは、一つとして天地の恩恵を受けずに、生きているものはないのであります。

 あらゆるものの生命の源こそが天地の働きであり、これこそが私共が親神様とお慕い申し上げている、天地金乃神様そのものであり御神徳であります。

 この御神徳の現れが、生命あるすべてのものが生きてゆくのに絶対必要なものを、天地宇宙の中に遍満させて地上に海に海底にと、人間の考えが及ばぬ所にまでもお働きくだされ生きる力を与えられていることに、この天地に神様の働きを悟る時に四代金光様がみ教え下された「世話になるすべてに礼をいふこころ」と言われる、この心が自然と態度となって現れ言葉となって現れたのでありましょう。

 ここにこの道の大切な信心があるのだと思います。

 人間は神様や仏様など人間の力に適わぬ事のみをかなえて貰う為にしか信心とか神様とか仏様に縋る、そのことを世間ではみな信心と言う、それも信心ではあるが困ったときだけ助けて貰うのが信心とするなら困らないときは信心なんて必要ないということになります。

 しかし、先に申したように天地一切の働きによって生かされて生きているものとして常に神様の働きを感じ感謝し、人間の力に及ばぬ働きに縋り生きてゆくのが信心でありましょう。

 そこには思い通りに願が適ったからおかげとか、適わなかったからおかげでなかったという、願が適う適わないのが信心ではなく、信心とは天地の中に如何に生きるかが、信心でなくてはならないのではありますまいか、ゆえに教祖様は「人の身の上にけっして無駄事はなされない」と教えられ一切のことがおかげであると申されているのであります。

 この道の信心をさせて貰うということは、天地の道理を教わりて辛くても苦しくても、どんな難儀の中にも天地に生かされる人間として天地の道理として信心辛抱させて貰うことにより、ご時節を頂くのでありましょう。

 これを信心のおかげと言うのではないでしょうか。

 天地のお恵みによって生かされているお互いでありますから、何事にもお礼を申すことを大切にしておかげを頂いて進ませて貰いましょう。

(金光教土佐高岡教会「本誌教会だより4月号」より)

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