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─ 8月のお話 ─

心のふれあい

「私の立場役割の信心の稽古

 梅雨も明け、人と会えば「暑いですね」とご挨拶が交わされる今日でございますが、皆様にはいかがお暮らしでしょうか。

 先日、7月12日、私は母のお日柄でしたので、奥城に1人で参拝させて頂きました。

 お天気に恵まれ、奥城は木陰にありますので、時に涼しい風が吹き、私もホッと心和み、お掃除をすませ、先代親先生始め、それぞれのお霊様に、又、母の霊様に今日までの御礼を申し、又、いろいろと御取次御願い申し立ち上がらせて頂いたその時です。

 どこからともなく、本当にほれぼれするようなウグイスの鳴き声が聞こえてきました。

「ホーホケキョ…。」

 と何回も歌でも歌ってくれているように聞かせてくれるのです。

 私は思いがけない美しいウグイスの鳴き声に感動を覚え、神様、霊様に、

「有り難うございました。

 お正月頃には鳴き声にもなってないような鳴き方でありましたが、ウグイスも何回も何回も稽古をしたのでしょう。

 今日のような美しい鳴き方が出来るようになったんですね。

 信心も稽古が出来ていないと問題ばかり起きるのですね。」

 とお話しをさせて頂いていると、今度は違う小鳥達が可愛い鳴き声を聞かせてくれ、何か、あちらでもこちらでも鳴き声が飛び交い、下の方ではチョウチョも飛び、何か森の中で小鳥の合唱でも聞かせて頂いているようで、私も何か心和み、嬉しい気持ちでしばらく聞かせて頂き、その場を離れがたい気持ちで帰らせて頂き、本当に今日は奥城へ参拝させて頂き、有り難いことであったと、嬉しい気持ちにならせて頂いたことでした。

 又、7月15日の朝、犬のクッキーと散歩に出かけた時のことです。

 クッキーが道端で草を食べ始めましたので、私も側で草を眺めていますと、何かとまっている草に目がとまり、よく見ると、地からはい上がってセミにかえりて羽を飛べるように休めているクマゼミでした。

 私はこんな様子を見せてもらったのは始めてでした。

 セミの命は短いと言いますので、

「その命をまっとうできますように、元気で飛んでいきますように。」

 と心で神様にお願いをし、その場を立ち去ろうとした、その時です。

 パッとそのセミが勢いよく川を飛び越えて向こう岸まで飛んでいきました。

 私は、ああよかったと心和み、クッキーと帰らせて頂いたことでした。

 自然の中の生き物も神様がみな、人間同様それぞれに生かせて下さり、考えてみますと、皆それぞれに役割があり、人の心を和ませ、又、お役に立ってくれていることを思わせて頂きます時、人間は神様がお与え下さってある、その役割をどれだけ果たさせて頂いているであろうかと、その果たさせていないことに申し訳なく思わせて頂くのでございます。

 改めていろいろのことに対し、私の役割、立場は何であるのであろうかと、稽古をさせて頂きたいものでございます。

 皆様にも暑さの折から、くれぐれもお体お大切にお元気で信心の稽古をされ、おかげを頂かれますようお祈り申しております。

(金光教土佐高岡教会「本誌教会だより8月号」より)

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