日記

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想が多いです。熱帯魚の飼育日記も兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2005年4月

気を取り直していきましょう。

4月20日(水)

デルモゲニー(淡水産サヨリ)の稚魚も生まれて3週間が経過。だいたい13〜15mmといったところでしょうか。だいぶ成長したような気もするけれど,毎日見てるとイマイチ成長してるっていう実感がわかないなー。 などと餌をやりながらぼうっと考えていたら,さらに稚魚が生まれているのを発見しました。なんと今回は11尾も回収できました。やっぱり親自身もさらに前より大きくなっているので,子供を産む数も増えるのだろうか。“デルモゲニーはわりと繁殖が簡単”などと聞いていましたが,これほどとは思っていませんでした。「こんなに増えてくれなくてもいいのに」などと,“うれしい悲鳴”。まあ今のところは...

で,生まれたばかりの稚魚と比べると,やはり3週間たつと大きさが全然違いますね(下に写真)。今まで気が付いていなかったけれど,下あごも親と同じようにいつのまにか伸びて,だいぶサヨリらしくなってきました。

3週間目の稚魚 生まれたばかり
大きさの違いはこんな 端に追いやられた?

回収した稚魚の多くは水槽の隅の,水草が密集して親が入れない場所にいました。水草密集地帯をちゃんと作っておけば,特別に稚魚を隔離しなくても大丈夫かもしれませんね。(一部は親に食べられると思うけれど,それも‘自然状態’ということで...)

4月19日(火)

先月までは一緒に夕飯を食べることが多かった学生のM君が,引っ越しと共に自炊を始めたので,つい食べるのを忘れる。でも,食べる量を減らすこと自体は悪いことでもないような...。もちろん回数より1回に食べる量を減らす方がだんぜん良いのだろうが。

4月18日(月)

論文の審査を依頼される。封筒を開けてみて「わあ! 英語!」 英語が苦手な僕にこんなの頼んでどうする? などと一瞬だけ思ったけど,断るわけにはいかないもんね。まあ,頑張るとしましょう。

4月17日(日)

芦辺拓時の密室』を読みました。芦辺作品とは僕はそれほど相性がよくないのですが,「2001年度本格ミステリ第2位」ということなので,期待大。こんなにページ数が多いんだからぜひ楽しませて下さい。−−明治9年、河畔の密室と消えた死体。昭和45年、水底の密室で起きた殺人。そして現代、水上に出現した逆密室が遠い過去と結ばれた時、世紀を超えた謎が解きあかされる。−− 過去の2つの密室事件と現在の密室事件が重層的に組み合わされ,過去の謎を解けば現在の謎も解ける,というのがポイントです。最初にそれを聞いた時には,「同じネタで引き延ばすんだったら,短編で充分」「トリックがばれやすくなるだけでは」などと思いましたが,心配は無用でした。現在の密室事件が1つだけでなく3つも出てくるなど,凝りまくりの複雑な構成に翻弄されながらも楽しく読むことができました。ただし文章的にはやはり,ちょっと苦手かもしれませんね。社会に対する問題提起が‘あからさま’なのが少しダメ(いらないというわけではなくて,もう少し間接的に出される方が好みです)。それと真犯人の動機が気に入りません。今の若者(作中では美少女)がそういう残虐な犯罪をしでかすのはおおいにけっこうですが,犯罪の理由が「お父さん好き好き」というのはどうしても違和感あり。単に美男子であるというだけで,そんなに魅力的な人と思えないんです。というわけで不満もあるのですが,終盤の満足度7/10点。

4月16日(土)

貫井徳郎の短編集『光と影の誘惑』を読了しました。−−銀行マン西村は競馬場で顔見知りになった男と話すうち、自分がまともな職業についていることが申し訳ないような気になり…。誘拐、密室、現金強奪、出生の秘密…驚愕のどんでんがえしで魅了する強力4作品。−− 基本的にダークな感じです。/ 1話目,読みどころがあまりわかりません。陰鬱なだけの作品のような気がして,実はこれを読んで次の短編に移るまで1週間ほど空けています。/ 2話目だけが明るめの作品で,ちょっとほっとします。貫井作品としては珍しいような気もしますが,後の『被害者は誰?』も楽しい作品でしたし,多彩な芸風?を持つ作家さんではあるんですが...ああいうのもまた読みたいな。西澤保彦による解説が,この話に集中しているのも何となくわかる気がします。/ 3話目の表題作は「計算が合わないし何か変だなあ」と思ったらやはり叙述トリックがありましたね。そう思いつつも,ぼくは深く突き詰めないタイプなので,けっきょくはラストになるまでわかりませんでした。よくできています。/ 4話目も大きなどんでん返しが存在するのですが,主人公に感情移入ができなかったので,作品としてはぐっと来ませんでした。主人公の性格はわざとそういう風に狙って作ってあるのだと思うのですが,個人的にはダメだー。客観的には7点付けていいような作品ですが,貫井さんのダークなやつはなんとなく苦手なので6.5/10点。(個人的には長編より短編集が好きなので点が辛くなります。)

4月15日(金)

世界飛び地領土研究会」というホームページを見つけました。世界地図を眺めていて気になる飛び地や小植民地をの歴史的背景などを紹介したページです。個人的に地理・歴史には興味があるので,とてもおもしろかったです。しばらくはまりそう。
→ http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/index.html

4月14日(木)

ライブ: 「変拍子DE踊ろう! vol. 10」に行ってきました。前回のvol.9を聴きに行ったのが2003年の9月だったので,久しぶりってとこですね。出演したのはConti,MACHINE AND THE SYNERGETIC NUTS,サイトウエレトリコ・グットサウンド,高円寺百景の4バンドです。Conti(シタール+ドラムス)は2月に聴いたばかりなので,覚えている曲もけっこうありました。「METROPOLIS」って曲でのvoiceがなんとなく好きです。MCでのかみあわない2人の掛け合いも相変わらず。最後の曲はまたクリムゾンの「21世紀の精神異常者」でした。この曲って「21バカ」って略すんですか? 後ろの方からそんな会話が聞こえてきました。

2組目のMACHINE AND THE SYNERGETIC NUTS(MSN)って初めて聴きましたが,個人的にかなり好みです。ドラム,ベース,サックス,キーボードによる攻め系ジャズロック・バンド。エレキピアノの使い方がNational healthとかA. Gawenっぽい(買ってCDで聴くとまたちょっと違った印象で,それもまたおもしろかった)。そこにもう少しキャッチーな感じのサックスがからんでかっこいいです。全曲続けた演奏で,MCやメンバー紹介もなく終了。3組目のサイトウエレトリコ・グットサウンドは奇妙なというかコミカルなというか,いずれにせよ脱力系ですね。変拍子というか1小節ごとにリズムが変わるといったほうがいいのか。1分ほどの短い曲ばかりで,全部合わせても15分ほどの演奏でした。

トリを飾るのはお待ちかねの高円寺百景。前回のvol.9以来1年半ぶりに聴くので,本当に楽しみにしてました。前回のメンバー(吉田達也ds,vo, 坂本健吾eb, 金澤美也子key,vo, 山本響子vo)に加えて,サックスが加入ということで誰だろうと思っていたら,小森慶子さん(渋さ知らズ/ほか)でした。何となく意表をついた組み合わせのような気がしてビックリしました。でもけっこう合うというかノリノリな感じで,よかったです。今回はレコーディング直後のすべて新曲ということで,会場から拍手が。アルバムが出るのも後もう少しでしょうか。4曲目と最後に演奏した曲が好みです。アンコールは,前にやったバンドの人も何人か加わって11拍子の曲を。最後までとにかく楽しませていただきました。

4月13日(水)

しかし今日も寒いなあ。明日からは晴れて温かくなるといいな。

60cm水槽にデルモゲニーの稚魚生育コーナー(スドーの産卵飼育ネットL)を設置しました。稚魚も少し成長し(10-12mm),コップではせまくなってきたためです。今までは密度が高いせいか特にけんかはしていなかったのですが,ネットに移したらさっそくけんかが始まりました。1時間後に見てみると,ちゃんと‘なわばり’みたいのができていました。それぞれ距離をおいて稚魚が浮かんでいるのを見ると,なんとなく可笑しくなってきます。

4月12日(火)

急に冷えこんだせいで,ちょっと風邪っぽい。早朝からくしゃみ連発なので,隣の部屋の人には迷惑をかけているかもしれません。

うちのアパートメント(いわゆるワンルームマンション)は壁が薄いらしく,隣の部屋の会話とかがたまに聞こえます。いや,もちろん聞こうと思って聞いているんじゃないですよ。聞こえてしまうのはしょうがないじゃないですか。ちなみに先日はカップルがけんかをしていて,女の子のほうが大泣きしてました。「もう明日から帰る」とか「やっぱり後1ヶ月は一緒にいる」とかなんとか...気になるんで,けんかだけはやめて下さい。やるなら小声でお願いします。 などと書いてみる。

4月11日(月)

今日は雨,少し寒いです。桜もそろそろ終わりでしょうか。まあ花粉が飛ばないのだけは助かります。3月前半は大丈夫だったので,勝手にひのきの花粉症だと思っていましたが,ちゃんと検査してもらえばと勧められました。花粉症の検査(何の花粉が原因かなど)は内科でもやっているそうですね。腕に傷を付けてそこにいろいろな花粉を塗るらしいので,ツベルクリンの検査みたいな感じなのかな。ってもうツベルクリン自体がどんなだったか忘れましたが。


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