日記

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想が多いです。熱帯魚の飼育日記も兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2005年4月

気を取り直していきましょう。

4月30日(土)

北山猛邦『『瑠璃城殺人事件』を読みました。読み残してあった,城シリーズ2作目です。−−密室と化した図書館内で女性が短剣で貫かれる。周囲には七芒星の模様が。城から6人の騎士が消失、首を切られ、辿り着けるはずのない湖で発見される。さらに頭部を失くした人間が突然現れたり、人の出入りのない状況で4体もの死体が消える。恐るべき不可能犯罪の運命的な連鎖。−− 怪作ですね(笑)。やはり北山は3作目からか。あらすじ紹介を読むとすごそうですが,うまく題材を生かしきれていない印象です。幻想小説と本格ミステリの融合というところなんだろうけど,詰め込みすぎてどこに重点をおいて読んだらいいのかわからない感じ。不可能殺人のトリック(密室・首なし死体)だけじゃなくて,十字軍の中世から第一次世界大戦を経て現在へとつながる,生まれ変わりの謎に関してもトリック(?)があり,混乱するというか「もういいです」と言いたくなる。まあ,なんて事を言いながらも,個人的にはけっこう楽しんで読めましたけれどね。たぶんこんなもんだろうと思って(←失礼)。デビュー作の『クロック城』よりは読みやすかったし。3作目(『アリスミラー城』)以降は読みやすくなったと思うので,初めて読む人はそちらから先に読む方をお勧めします。満足度6/10点。

先日買った地図ソフトをいじって楽しみました。とりあえずヨーロッパと東アジアの地図をいろいろなパターンで作ってみました。こんな感じ(↓)。


使用ソフト:MERCATOR + Adove Illustrater

4月29日(金) みどりの日

ゴールデンウイーク初日,いきなり寝つぶす。

4月28日(木)

明日からゴールデンウイークらしいです。1日短いと1週間が短く感じます。

夕方より職場で新人歓迎会がありました。学生が増えたので,新人の自己紹介も,全員が終わるまで時間がかかります。で,みんな,話聞いてやれよ! とりあえず,よい気持ちで飲み食いしました。

4月27日(水)

フォールス・バルブ1尾はやっぱり死んでしまいました。もう1尾はなんとか餌(ブライン卵)を食べていてくれますが,まだちょっと心配ですね。沈む途中の餌を吸い込むように食べるんだけど,とても食べるのが下手。空振りはするわ,追いかけるのをすぐあきらめるわ。浮いている餌や底に沈んだ餌は食べてくれない。(ていうか,うちの30cm水槽には底の餌を食べてくれる魚が今いないんだよね。)他の魚がはき出す餌でもちゃんと飲み込んでくれるのは,今後に向けて好材料?でしょうか。

デルモゲニー稚魚は10尾ほど確認。ちゃんと餌も食べているようなので,この調子なら数尾は生き残りそうです。そろそろ隔離している稚魚も放流していいかもしれません。

4月26日(火)

さ来週からゼミが始まるので,今日がガイダンス。前期は特に担当しなくてもよいらしい。何となく“意志”を感じる。まあいいや。時代劇とかならさながら「よきに計らえ」ってとこですね。

デルモゲニーがまた産仔しました。今回は14尾を確認。この調子で増えられてもそれはそれで困るし,稚魚もちゃんと世話しようとするとそれなりに大変なので,とりあえず親から隔離せずに,60cm水槽のまま飼うことにしました。一部が成魚まで育ってくれればいいやということで... 周囲に誰か欲しい人はいないかな?

4月25日(月)

夕方より,「眠い」「疲れた」などと感じつつ(いや,“思いつつ”かな?),けっきょく夜更かししてしまう。何とかならないものか。

4月24日(日)

摩耶雄高あいにくの雨で』を読みました。−−町外れの廃墟の塔で、3たび起きた殺人事件。繰り返される、犯人の足跡がない密室殺人の真相は。長編本格推理、麻耶雄嵩が正面から雪の密室に挑戦。−− この作者にしては地味目の内容でしたが,雰囲気というか読後感が,相変わらずどこか変。ラストの解決には「えっ,そんなことでいいの」といった風で,割り切れないものが残ります。事件と平行して繰り広げられる主人公が通う高校での生徒会をめぐる勢力争いも,やはりどこか変です。衝撃度自体は少なめですが,「それでもやっぱ摩耶雄高は一筋縄でいきません」。満足度7/10点。

それはそうと,摩耶雄高と北山猛邦って作風が似ているような気がするんですけど,どうでしょう。あまり影響云々とか聞いたことがありませんが,いわゆる“新本格”の流れとしては当然ながら,あるのかな。

60cm水槽にドワーフ・ボティア(白黒の縞がある短いドジョウ)を2尾導入。市ヶ谷の熱帯魚屋で1尾1000円。高いといえば高いけれど,それでも他の店より安かった(相場は1200円前後かな?)。前に買っていた時もそうだったけれど,2尾だけだと隠れていてなかなか表に出てこない。個体数を増やせば出てくるようになると思うが,ちょっと様子見。巻貝の子供も食べるらしいので,最近増えすぎた巻貝とうまくバランスがとれてくれるとうれしい。それよりもヌマエビ類との相性ってどうなんだろう?

←以前飼っていた個体の写真です。

30cm水槽には,これまた白黒縞のフォールス・バルブというコイ科の魚を導入しました。店の水槽に2尾だけうろうろしていたので,つい購入。1尾は泳ぎ方がおかしいので,長くはもたないかもしれませんね。

4月23日(土)

鮎川哲也赤い密室』を読了しました。名探偵・星影龍三が登場する全集の上巻です。「赤い密室」さすがによくできてます。評価が高いのも頷けます。他にも密室物が4編と初期の「呪縛再現」を収録。「なるほどー凄いなあ」と感心したけれど,死ぬほどビックリしたわけでもないので,満足度8/10点。とはいえ,これでも僕としてはかなり高評価なのです(他のミステリーの得点と比較してみてね)

4月22日(金)

MERCATORという名前のシェアウェアの地図ソフトを買いました。こんな感じ(↓)の図が作れます。国境線や河川や都市などの記号を,自分の好きなように設定することができます。とても楽しそうです(地図マニアにとっては)。

新宿の熱帯魚でタイ・ニムファ(スイレンの仲間)を3株買いました。60cm水槽用です。以前育てていた株はけっこう茂って“よい感じ”だったのですが,事故(ヒーターのミス)の後で,芋もすかすかになって枯れてしまいました。今度も期待してますぜ。

4月21日(木)

新宿と吉祥寺に行きました。吉祥寺の本屋の児童書コーナーで,ポプラ社の江戸川乱歩シリーズとルパン・シリーズが売っているのを見つけ,小学生時代が懐かしくなりました。よく図書館で借りて読んだものです。南洋一郎訳のルパンのほうは一部しか読んでないので,また読んでみたいですね。大人向けの訳よりも,そちらのほうがおもしろそうな気がします。


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