日記

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想が多いです。熱帯魚の飼育日記も兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2005年5月

ようやくかふんしようのきせつはおわつたといえ,はえー

5月20日(金)

地図ソフトPTOLEMY(トレミー)を購入しました。デフォルトの世界地図のデータをいじって自分の好きなように変更可能なので,さっそくボスニア・ヘルツェゴビナを2つの国家の連合体として2地区に分割。モルドバ共和国に沿ドニエストル共和国とガガウズ自治州を作成。さらにウクライナにクリミヤ自治共和国,ウズベキスタンとタジキスタンにもそれぞれ自治共和国を付け加えてみました。機能を全部覚えるのは大変そうですが,そのぶんいろいろなことができるので,しばらくはこればっかりになりそうです。

5月19日(木)

世界史も面白いね。高校2年の時にいろいろ覚えたことを思い出しました。仲のよかった友達が世界史好きだったからか,競うように覚えたものです。イタリアの2代目の王様の名前とか(答えはビットーリオ・エマヌエーレ二世だったかな)。けっきょく彼は世界史を受験科目にしましたが,僕は地理で受験。まあ地理は地理で,別の友達と無駄(?)に競って暗記しましたけどさ。暗記科目とはよく言ったもので,でも面白いなると面白いんだよね,これがまた。さて,スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテとはどこの国の首都でしょう?

5月18日(水)

ようやく‘五月’という感じの陽気になりましたね。しばらく涼しい(寒い?)のが続くんじゃなかったのか? 天気予報,相変わらず当てにならず。ご健闘をお祈り申し上げます。

最近は西洋・東洋を問わず,近現代史に興味がある。日本史でも明治〜昭和初期にかけてが面白そうだ。基本的に日本史に関しては江戸時代の政治史(幕藩体制などなど)とか平安時代(貴族間の政争)とかが好きなんだけどね。特に江戸自体を通じての「大名配置の変換」とか,なぜこうなったのだろうといろいろ考えるのはとても楽しかったりー。まあ,世間的にはイマイチ(というか‘かなり’),戦国時代や幕末・明治維新に比べて人気がありませんな。どうしてだろう? (って,もちろん分かるけれどね。)

そういえば,橋本治の『桃尻語訳枕草子』(河出文庫)って,上巻にだけ橋本治本人(「納言」じゃなくて)による平安時代解説が付いてるんだけど,中・下巻には付いてませんよね。「中巻に続く」って書いてあったのに。どうして?

5月17日(火)

デルモゲニーがまた子供を産んだらしい。密度効果が働くのでこれ以上は増えそうにはないけれど。 ラスボラ・スピロセリカを追加したいが,ウェブで調べても売っているのを見ませんね。フォールス・バルブももう少し増やしてやりたいな。少し疲れが溜まっているようで,水換えをさぼり気味。

このところ,よくいじって遊んでいる地図ソフトMERCATORの上位ヴァージョンを購入予定。表示法を変えるだけでなく,地図データを自分でいじれるのが,楽しそう。とりあえず,自治共和国(または非独立地域)として沿ドニエストル共和国とかスルブスカ共和国を付け加えたいのだけど。←さて,どこだ? (*別にどちらかに肩入れするとか,政治的意味がある訳じゃありません。)

土曜日のライブで買ったCDを聴いています。Djamra『Transplantation』 いいですな。

5月16日(月)

Gong,Pierre Moerlen's Gong等のドラマーだったPierre Moerlen氏が亡くなられたそうで,ちょっとショックというか何というか。Gong時代のアルバムもPo's Gong時代のアルバムもけっこうよく聴いたものです。裏ジャケットとかの顔写真も印象的でした。何となくエキセントリックな感じも。1952年生まれということでまだまだ早過ぎる年齢。ご冥福をお祈りします。

5月15日(日)

ベランダに出しておいた似非ビオトープのロタラにつぼみがつきました。一部はすでに咲いています。これから2ヶ月ほどはかわいい花が見られる予定です。小さい容器に植え替えて卓上用にするのもいいかもしれない。水草なので水栽培にもむいてるはずですよね。

ついでに飼育している魚の様子についても,少し記録しておきましょう。

デルモゲニー:最初に産まれた稚魚はもう2cmを超えました。相変わらずけんかが多い。けんかに負けた弱い雄の中には,あごの下の黒い部分がちょっとぼろぼろになっている個体もいます。そんなので大丈夫なのか心配になりますが。まあ長いあごが折れても何とかやってますし,いいのかな〜?

フォールスバルブ:同じく黒い縞はあっても,スマトラ(別属です)などとは違い大人しい魚です。相も変わらず餌を食べるのが下手(ちなみにうちでは粒状の人工飼料を与えている)。落ちてくる途中の餌にしか見向きもしないんだけど,とりあえず餌を見つける遅い。見つけても始動が遅い。近づくのもゆったりなので,ほかの魚に先にとられてしまう。しかもせっかく餌を目の前にして空振りをする。本当に,自然界では何をどうやって食べて暮らしているのでしょうね。食べ方を見てると食いつくというより,斜め上から餌を吸い込むといった感じ(写真左)。何かに付着してる虫とかを食べているっぽい。つらつらと考えてみるに,おそらく生きて動いている餌じゃないと反応してくれないのかもしれませんね。だから下に落ちたり水草に付いたりした人工餌とかは,じーっと眺めて「あっ!餌じゃない」と判断しているのかも。

ラスボラ”・アクセルロディレッド(写真右・右上):水質にはうるさいと聞いてましたが,うちのレッドタイプはけっこうきれいに色が出ています(高波長系のライトだからかもしれないけれど)。水換え(1/6)をほぼ毎日やっているおかげか,口の所が白くなっていたのも以前より目立たなくなりました。餌を与えると餌の取り合いでけんかをする時によくギッギッと鳴いてますが,しかしアクセルロディが鳴くって話は,ウェブで検索してもあまり出てきませんね。探し方が悪いのかもしれないけれど,僕が見つけたのは1件だけ。それなりに人気がある魚のはずなのに,これはいったい...って,そんなビックリすることでないのかな。

浦賀和宏『時の鳥籠』を読んでいます。デビュー作の『記憶の果て』と密接に関連がある話のようです。長い(500ページ超)。粘着した記述が続いてるけれど,何がどうなってるのか,とても気になる。

5月14日(土)

キリる*しジャン with エマ 大バトル東京編』というライブ・イベントに行ってきました。わりとノリノリで活気があって盛り上がるライブで,楽しかったです。

まず登場したのはemulsionというバンド。ビラには「ポストロック・音響・エモ・マストランスバンド」と書いてありましたが,「ポストロック」と「音響」はまだよいとして「エモ」「マストランス」は勉強不足なので訳わかりません。ちょっと怪しげなとこもありますがぐるぐると(←?)ノリのよい感じした。もうちょっと展開がめぐるましいほうが個人的には好きですが,気持ちよさそうに演奏しているのは好印象(ていうか他のバンドもそうなんだけどね)。今回はプロのベリーダンサーとのコラボレーションということで,さらに怪しい感じ倍増といったとこでしょうか。どうでもいいけどベリーダンスってアラブ地方が発祥の地でしたよね(アラビアンナイトのイメージ?)。わりと露出が多いんだけど,イスラムの戒律とかに引っかからなかったのでしょうか...などと考えると不思議(単に時代が違うだけだと思うけれど)。それはそうとしてポイントは手先の動きと細かい振動がポイントですかね。

2番目がる*しろう,今回で聴くのは3回目ですが,いつも楽しいライブです。ビラによる紹介文は「超絶的身勝手爽快トリオ」? いや,そんな感じですよね。1曲目がアルバムにも入っている「らーりするー」。2曲目は新曲で,確か「ポチャカイテ・マルコ」(というバンドがある)だったかの語の音を逆回転させたのがタイトルだったような(ちなみに1曲目の「らーりするー」も「るしろう」の音を逆回転させたものらしい)。壮絶?なコーラスが印象的。3曲目が「ケンジ」で,本来は曲の途中に沢田研二の曲のメロディが出てくるのだけど今回は別の曲を入れてみました,ということで出てきたのは松田聖子(あの曲何だったっけ,タイトル忘れてしまった)でした。4曲目は静かな曲で,クラシック調の曲のエレピもいいですね。最後が「94KT」(串カツと読むらしい)で,次に出るDjamraと同じタイトルで競作してみたとのこと。大阪の新世界で串カツ屋に行ったシーンを曲にしたらしい。最後に「トマトと牡蠣!トマトと牡蠣!」と連呼して(他には注文しないんかい!)という曲でした。ノリとかそういう以前に暴発していて楽しかったですね。

3番目が大阪から来たDjamra。これは「ジェットコースタージャズ」。どんなバンドなのか楽しみにしてました。とりあえず,リーダー?のベースの人の雰囲気がよい感じでした。何となく関西弁でのMCやメンバー間でのやりとりでもつい笑ってしまうのは,やっぱり関西?? ライブによりメンバーはいろいろ入れ替わるようですが,今回はAs, G, Key, B, Dsのカルテット。先ほどの‘ろ*しろう’もそうでしたが,展開というか曲調というのか曲の感じが短い間隔でいろいろ変わるこういう演奏は大好きです。ちなみにビラには「多用する転回変拍子!」とも書いてあります。変拍子(拍子が途中で変わったり,奇数拍子だったり)はともかく転回の多用というのは説明を聞いても意味がイマイチよくわからないのですが,僕が聴いていて気持ちがいいと思うのはそういう曲な訳で,まあそれはそれでいいよね。最後の「串カツ」は演劇仕立てになっていて,ゲストでストロベリーソングオーケストラ(名前は聞くけどどういうのかよく知らなかった)の座長・宮悪戦車が登場してパフォーマンス(?)を見せてくれました。うわー,とても怪しい。

トリはKilling Floor。こちらは「aVant-garDe pOp jaZz」だそうで,この大文字と小文字の乱用には意味があるの? リーダーの福島氏(As)のもう一つのバンド・モーソフ(カンタブリっぽくてけっこう好きだったんだけど,残念ながら解散してしまったようです)は2回見ましたが,Killing Floorのほうは初めてです。まあノリのよさで言えば今回の4バンドではこれが一番でしょうか。トリにふさわしく。As, Tp, Tbのホーン隊もかっこいいです。注目したのは,ベースの代わりに,ベースに似てるけど細長い長方形の形をしたstickという楽器を使っていたこと。ただし音をちょっと聴いただけでは,ベースとどこが違うのかよくわかってなかったりするので,リスナー?としては心もとないというか,もったいないとでもいうか,聴かせがいがなくてすみません。民族音楽調のパーカスもおもしろかったです。後,特筆すべきなのが,やっぱりフクケンダンス!? 曲間でTbの彼が踊ってくれたダンスがとても楽しかった。いい味出してます。とても盛り上がってよかった。また観たいです。  5/19追記stickというのは両手の指で弦を弾いて演奏できる楽器だそうです(ギターやベースでは片手で弦を押さえもう片方の手で弦を弾く)。すなわち,右手でメロディ・ライン,左手でベース・ラインを同時に弾くことができるわけですね。よく見てなかった...。

基本的に今回はロック→ジャズという流れだったのかな。個人的にはとても満足。おもしろくていいと思うんだが,もったいない?ことに,僕の周囲にはこういう音楽に興味がある人材?があまりいないんですよね。広島にいる友達ぐらいか。普通の(オーソドックスなタイプの)ジャズとかだとけっこう付いてくるのがいるんだけどね。ちょっと難解系が入っているようだと,なかなか気軽にその世界?に入れないようです。別に理論的に理解する必要はないし感覚的なものだと思うけど。まあ好きずきか。普段も頭を使わない単純作業の時とかだと,BGMにはクラシックとかモダンジャズとかをかけてしまう。そういうのは僕も嫌いじゃないので,それはそれで話をすれば盛り上がるのですが,せっかく面白いのがあるのに,やっぱりもったいないような気もしてしまう。...などなど。 というわけで,興味を持った人はいろいろ行ってみましょう。

5月13日(金)

衛生管理者の仕事でいろいろ回る。しかも巡回の結果を書類にして毎回残さなくてはいけないらしい。とても面倒くさい。こんなの,一般の企業で本当にやっているのだろうか。

南洋一郎訳「怪盗ルパン」シリーズの『奇巌城』を読みました。有名な作品ですが読むのは初めて,などと思っていたら...。途中,先の展開が読めるんですね。たぶんこうなるだろうとか,この人が実はとか,などなど。ラストにきて,前に読んだことがあるというのをようやく思い出しました。しかし,何で忘れていたんでしょうね。あらすじ読んだだけじゃ気が付かなかった。でも,一度読んだ話としても,やっぱりおもしろかったですよ。盛り上げるテクニックがちゃんとある。読者を驚かすことに努力を続けてきた現在のミステリーに比べれば,まあそりゃあ展開を想像できちゃうのも確かですけど。でも基本的な読者の驚かし方は,案外それほど変わってないような気もしますね。ミステリーの読者としてすれてしまう前にこれを読んだ子供は,とてもビックリしただろうななどと,昔はそういう子供だったはずの僕としてもやっぱり思います。

5月12日(木)

学生のM君がピアノを習い始めたらしい。「いっしきまこと」という作曲家に習っているとのことだったので,ウェブで探してみました。「真実」で「まこと」と読ませる人かなと思ったのですが。後でM君に確認してみよう。僕も楽譜の読み方とかを学びたいのですが,どうするのがよいでしょうかね。

5月11日(水)

24日に60cm水槽へと導入して以来,1回しか姿を見ていなかったドワーフ・ボティアですが,餌を与えると表に出てくるようになりました。入れておいたコリドラス用固形飼料に歯形みたいなのがついていたので,もしかしたらと思っていたらようやく発見。水草(特にクリプトコリネ・バランサエ)の表面を‘はぐはぐ’と舐めていたので,付着している貝の卵でも食べているのかもしれません。ただし,出てくるようになったのは1尾だけなので,もう1尾の方が心配です。

世界地図ソフトでいろいろと楽しみました。いつの間にかEU加盟国が25カ国に増えていたので(勉強不足だなー),加盟国を色別に分けてみたりしました。


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