日記

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想が多いです。熱帯魚の飼育日記も兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2005年8月

いつまで続くか? マイブームとしての“世界のビール”

8月31日(水)

天気はよくても,それほど暑くはなくなってきましたかね。明日から9月だし。

寝酒にアヘル8。アルコール8%のトラピストビール。甘みが強くてちょっと苦手かなと思いましたが,ちびちびとやるにはまあいいかもしれません。

8月30日(火)

夕方から所用で本郷に。帰る頃には雨が降り出す。今日は休肝日。

8月29日(月)

今は政治(政局?)が注目されている時期らしい。というわけで,郵政民営化についてのホームページやブログなどをいろいろあさる。賛成派も反対派もどちらもそれなりの意見っぽいので,なおさら分からず。「大した効果も期待できなそうだが,どっちみちダメなんだったら,やってみて特に悪いこともないんじゃないか」という意見が一番納得できるのが悲しい。というか,「良くなるか悪くなるかはやり方次第」ってとこかも。

さて,もう公務員じゃなくなったんで,政治活動もできるんでしたっけ? やる気はありませんがね。けっきょくのところ,各論しかわからなくて全体像が見えてきません(みんな一緒だとも思うけど)。

久しぶりにそういうのを見てたら,けっこう面白かったので,夜更かしをしすぎた。朝までさほど時間はないが,寝酒にセゾン・ヴォアザン。ローストした麦芽を使用とのことで,ちょっと苦め。同じベルギーのセゾン・ビールでもいろいろ。

8月28日(日)

柄刀一マスグレイヴ館の島』を読みました。−−英国・シャーロック・ホームズ・ソサエティーに、世界有数の財閥から招待状が届いた。ある孤島の館で盛大なクイズ・イベントを行う。与えられた謎を解いた者には、巨額の賞金が出るというのだ。ところが参加した女性メンバーたちを待っていたのは、現実の、あまりにも奇怪な殺人事件の数々だった!−− ちょっと抜けた感じの女性が主人公で,ちょっとコージー・ミステリっぽい雰囲気もありますが,館ものと孤島ものを合わせたようなバリバリの本格ミステリです。最初の1/3ほどは,ホームズものの短編「マスグレイヴ家の儀式」矛盾点についてのシャーロキアン(シャーロック・ホームズの熱狂的なファン)達の議論が中心なんですが,ホームズものにこだわりのない僕にとってはちょっとだけ退屈でした。しかし,海を隔てた島と岬で起こった連続‘墜落死’事件がおこりだすと,止まりませんね。登場人物表に出てくる人々がどんどん死んでいくので,犯人はもう限られるじゃないかと心配になりましたが,うまく解決していると思います。孤島での事件の解決はけっこう複雑なので,図があればもっとよかったです。ただし少しだけ納得いかない所もあり。(ネタばれ注意)いくらなんでも「館内を水が流れたら,水生生物(バクテリアなど)なりホコリの跡なり,まったく跡が残らないことはない」んですが。まあ,それでもよくこういう大ネタを思い付いたなということで,よしとしましょうか。語り口調に関しても,好き嫌いあると思いますが,気にしないでおきましょう。柄刀作品って堅い語りのものが多いので,ああ頑張ったなという印象(偉そうですみません)。“あなた”ネタは,個人的にはけっこう好き。ところで,ノベルス版では「慶子さんとお仲間“探偵団”シリーズ第一弾」となってたみたいですが,続くんでしょうかね?

柴田よしき風精の棲む場所』を読みました。−−推理作家の浅間寺竜之介は愛犬のサスケとともに、京都北山をさらに分け入った「地図にない村」へやってきた。村祭りの前日、衆人環視のもと殺人事件が発生。竜之介はある可能性に気づくが…。−− 本格ミステリですが,“一夏の幻想”といった感じのお話に仕上がっています。絵的にもたぶんきれいな話だとは思うのですが,僕の頭の中が貧困(?)なせいかイメージがうまく浮かばず,作品世界に入り込めなかったのは残念です。ゼフィルス(小型のシジミチョウ)の衣装っていうのからして,うまく想像できませんでした(何となく幼稚園とかのお遊戯会をイメージしてしまって...)。幻想なので,細かい所はいいんですが,「30年も前の世界からなぜEメールが届いたか」というのだけは,どうしても気になります。

脱水症状を防ぐため,という名目で,飯も大して食わずにビールを2本飲んでしましました。ベルギーのホワイトビールであるブロンシェ・ド・ブリュッセルは,ちょっとあっさり目か。特に個性というか癖のない感じ。2本目のハッカー・プショール・オリジナル・オクトパーフェストは,メルツェンという3月に仕込み秋に飲むタイプのビールらしいです。おいしかったですが,やっぱり僕には微妙な味の違いは分かりませんねぇ(というか,表現できない)。

8月27日(土)

David Cross + 是巨人(鬼怒無月g, ナスノミツルb, 吉田達也ds)のライブに行きました。David Crossはイギリスのバンド:キングクリムゾンにも参加していたヴァイオリニスト(『太陽と戦慄』ほか)として有名。前売りを買ってなかったので座れるか心配でしたが,開演の30分前に入場して,ぎりぎり座れました。ただし,端の席だったので,ステージセットの半分しか視界に入らず。 2月のSeffer&Cahenとの時と同じく,前半は是巨人のみでの演奏で約10曲。全曲突っ走る感じ。けっこう長かったような気がしますが,これはこれでうれしいです。新曲2曲や「太陽と戦慄パート2」の演奏もありました。後半はDavid Crossを交えてのインプロの演奏。前半に比べるとちょっとゆったりした部分もあり。多少ぼうっとしながら聴いてしまいました(空きっ腹に2杯も飲んだのがいけなかったか...)。アンコールはさらに白熱した感じでよかったです。David Crossのアルバム1枚とCoil3のCDを購入。

8月26日(金)

夕方から職場でビアパーティあり。出席者は10名ほどでしたが,楽しくビールを飲みました。おでんがいっぱい。個人的に持っていったエルディンガーのヴァイツェン・ボックも1本だけ空けました。黒いわりには苦みも少なめで飲みやすいと,まあまあ好評でした。

8月25日(木)

台風11号の影響で朝から大雨。昼過ぎから雨がやんだが,また夜は降るらしい。そのせいか今日は人がちょっと少ない。

My Music List第1集(笑)を作成完了しました。i-Tunesを使って編集,でもi-Podとかは持ってないからなぁ……。とりあえずCDに。もちろん,全部自分で買ったCDからです。しかも考えてみると,ライブ会場での物販にて購入したものばかり(現在東京に住んでいてよかった。近い将来,地方に転勤する可能性もないわけではないので,そうなったらどうしましょうかねぇ)。 1. 高円寺百景:Tziidall Raszhisst 2. シカラムータ:光線とフイゴ 3. 藤井郷子Quartet:Flying To The South 4. 東京ナミイ BAND:Tirawahat 5. Bondage Fruit:Locomotive 6. Unbeltipo:Method Of Panic 7. Otomo Yoshihide's New Jazz Orchestra:Song For Che 〜 Reducing Agent。 だからー,持ち運びするならデジタルオーディオ・プレイヤーを買った方がいいって……とも思う。

昨日それほど飲んだわけでもないが,ちょっとだけ残っているので,今日は休肝日。

8月24日(水)

ソフトボール大会で優勝しました。とは言え,接戦だったため今回は僕は出番なし。ゲーム前の練習でも集中力なくエラー三昧だったので,やむを得なし。2・3日練習してないだけで,最初のレベルにまで後退してしまった...。終了後,簡単なうちあげ。来年の健闘を祈願して盛り上がる。

8月23日(火)

雨が降りそうなので,夕方のソフトボールの練習は20分ほどキャッチボールをやって終わり。他の‘若い人達’はその後も頑張っていたらしいが,30歳過ぎちゃうとちょっと疲れるからね。

帰りに新宿に寄り,ビールをいろいろ購入。ルミネのスーパーの酒コーナー,外国ビールが品数かなり減少。ケルシェとかヴァイツェンとか上面発酵系がだいぶなくなっていたのは残念(という専門用語を使えるようになってきた..)。小田急ハルクにはほとんどなし。伊勢丹まで足を伸ばす。

デジタルオーディオ・プレイヤーが欲しいな。

8月22日(月)

帰省シーズンも終わり,職場にお土産(菓子類)多々あり。うれしい。

衛生管理者の仕事はけっこう気を遣うので,思ったより面倒くさい。月1回の産業医巡視が終わるとほっとする。週1回の衛生管理者の巡視は,「来週行きますのでよろしく」とか根回し(?)のためにあるような感じだな。

しばらく見ていない間に,デルモゲニーが5尾に減少。餌は毎日あげていても,小さい個体にまではいきわたらなかったらしい。稚魚用の餌を各個体の前に落としてあげればいいのだが,そこまでする余裕はちょっとなし。最近はあまり稚魚も生まなくなったようで,世代交代をさせるのはなかなか難しいと実感。

8月21日(日)

筋肉痛もほぼ完治。

若竹七海死んでも治らない』を読みました。−−元警察官・大道寺圭は、一冊の本を書いた。警官時代に出会ったおバカな犯罪者たちのエピソードを綴ったもので、題して『死んでも治らない』。それが呼び水になり、さらなるまぬけな犯罪者たちからつきまとわれて……。大道寺は数々の珍事件・怪事件に巻き込まれてゆく。−− 連作短編集のお手本といってもいいような作品ですね。テンポのよさ,癖のある興味深い登場人物,背後にある仕掛けのうまさ,...デビュー作の『ぼくのミステリな日常』を始め,連作短編集の名品が多くある作者ですが,もう既に名人芸といった印象もあります。本作でも,メインは主人公の著作「死んでも治らない」出版後に次々と起こる事件(どれもちょっと風変わりで面白い)なわけですが,その合間(幕間)に主人公の警察時代の最後の事件が少しずつ語られていきます。両者の登場人物がだんだん重なってくるなど,その絡め方がとてもうまいと思います。最初の事件ほど暗くかつ過去の事件に密接な関係があり,後の事件になればなるほどそこから離れ軽くなってくるのも,作者の工夫なのでしょうか。逆にするという手もあると思いますが,これはこれで味わい深いものですね。ユーモアというオブラートに包まれていながらも,やはり意地の悪いというか,この作者ならではの皮肉な視点みたいなものが後味として残る作品です。

今日の寝酒はウエストマレ・ダブル。アルコール7%と濃いめのトラピストビールです。さらにアルコール度数の高いトリプルもあるようですが,色自体はダブルの方が濃いらしい。適温は12-14℃となっていました。つまみとともにチビチビとって感じがいいみたいですね。


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