日記

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想が多いです。熱帯魚の飼育日記も兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2005年12月

それもたぶん一つの夢。それはそれとして...

12月10日(土)

新宿の本屋で文芸雑誌のチェック。「ふんふん,今月は群像と新潮の両方に舞城王太郎が。どっちか買っていこう。他の執筆者は,群像が笙野頼子ほか,新潮が鹿島田真希に島本理生ですか,ちょっと迷いどころ...」 などと迷ったあげく,けっきょく買ったのはファウストvol.6,side-Aでした。決めてはもちろん「佐藤友哉の人生・相談」。 じゃなくて「ナインストーリーズ」に期待。

ちょっと眼精疲労がたまっているようです。肩こりみたいなのもあり。パソコンの画面を見すぎもあるのかもしれないけど,主原因はやっぱり,照明をつけたまま寝たせいか。 とりあえず「パソコン・メールなど、とれにくい目の疲れに」と謳ったロートの目薬など買ってみました。効果があるでしょうか?

 どうでもいいことかもしれないけど,照明(電灯)のことを“電気”と言ったりするのはどうして? 「電気つけっぱなし」とか言うよね。“電気照明”とかの略なんでしょうか。

寝酒にレーベンブロイ・オリジナル。ドイツから輸入された青ラベル。ちょっとだけ甘いような。アサヒがライセンス生産してるのと味は違うのだろうか?

12月9日(金)

そろそろ予算の始末をつけないと。しかし無理に買うというのも,何か違う気が...。

そろそろ忘年会の話がちらほら。とりあえず22日と26日に予定あり。

寝酒にモンブラン・ブランシェ。フランスのホワイトビールでおいしかったけれど,懸濁物が多かったのが多少気になる。酵母にしては多すぎるような。

 * 懸濁(けんだく)という語が一発変換されなかった。専門用語すぎるのか?

12月8日(木)

めっきり寒くなりましたよね。朝とかすっかり起きづらく...。

1/16のライブ:「ヤプーズの不審な行動」のチケットをとる。ヤプーズには戸田誠司さん(元フェアチャイルド)もまだご在籍のようで,なにより。福間さんは脱退したようですね。代わりにキーボードにライオン・メリィ。それはそうと,ぴあで180番台というのはどうなのだろう。あまり多くないのか? まあ,スタンディングだから番号はそれほど関係ないんだけど。

寝酒に湘南リーベ。先日平塚で買ったシュバルツ・タイプの地ビール。黒ビールとしてはあっさりしていておいしい。

12月7日(水)

口琴がうまくなったとAさんにほめられました。そうそう,お土産(今日のがそうだっけ?)もありがとうございました。

ああ,何というか。ねぇ。で,珍しく発言などしたので,緊張しました。用意してなかったこともあって,ちょっとしどろもどろになりました。見られているかもと思うと,ちょっとだけウツになったりならなかったり...。 本郷に行く地下鉄の中で,北森鴻『共犯マジック』を読み始めました。「連作ミステリーの到達点」という‘うたい文句’にちょっと期待。

中野坂上の酒屋で,グリセット・ブランシュ用のグラスを買いました。ベルギーのビールって銘柄ごとにグラスがあるんで,おもしろそうではあります。多すぎていちいち集めてられませんが。ちなみにホワイトエール用はタンブラー型。

寝酒にグーデン・カルロス・アンブリオ。甘め系。

12月6日(火)

職場で,(うちらの職種の)将来構想についての会議がありました。さて,どうなるんでしょうね。そううまくいくか。うまくいかない場合,“大変になる前に次を探す”という選択肢もある(あった)はずなんだけど。まあ,手に職がつくぐらいには頑張りましょうね。

今日はサンタクロースの誕生日らしいですね。さっき飲んでいたビールのラベルに書いてありました。オーストリアのサミクラウス(なんとアルコール14%)ってやつです。“サミクラウス”というのは“サンタクロース”のことで,毎年12月6日に出荷されるんでこの名前が付いたそうな。飲んでみたらけっこう甘いビールでした。ラベルの説明文をよく読んでみたら「長期瓶内熟成の後、5年目位が飲み頃」とのこと。うわっ,気がつかなかった。要するに,これから糖分がどんどんアルコール発酵し,さらには酸味が出てきたりもするわけですね。「好きな時期にお召し上がり頂き、熟成の違いをお楽しみ下さい」とも書いてあるんですが,でも普通,そんなにとっておけませんって。5年もたつ前に絶対飲んじゃうよ。

フェアチャイルド(YOUが昔ボーカルやってたバンド)を大音量でかけながら口琴はじいていたら,恥ずかしいことに...○○さんに見られて(聴かれて)ましたね。 いやー,気恥ずかしかったのは口琴じゃなくて,かけていた曲のほうなんですけど。(もちろんフェアチャイルドを馬鹿にしてるんじゃないですよ。っていうか好きじゃなきゃ聴かないよ。) そう,何となく戸田誠司の作ったちょっとチープな感じの曲(←これまた失礼な言い方ですみません。単に語彙が乏しいだけなんです。悪意はないです。ヤプーズのライブも期待してます)に,口琴が似合いそうな気がしたんですけどね。 結果は,……わりといけるのでは!

それはそうと,曲にあった音程(GとかDとかそういうやつ)の口琴を選ぶのって,難しいです。やっぱ弾いてみないとわからない。今後も“日々是修行”ですね。

12月5日(月)

Aさんが土曜に草津温泉に行ったのに,温泉饅頭を車内に忘れてきたとのことで,お土産なし。さて,見つかったかな?

焦りを感じつつも,何でこう足を踏み出せないでいるんだろう。耳障りのよい言葉を自分自身何度も繰りかえしつつも,何も変わらない自分に腹が立つ。……なんてこともたまにはあるんだけど,何で次の日には元に戻っちゃうんだろうねえ,などと考えると不思議です。

12月4日(日)

とりあえず一仕事終えたので,ゆっくり帰りましょう。お土産にういろうと笹梅というのを購入。ういろうといえば名古屋が有名ですが,小田原の名物でもあるそうです。知らなかった。

小田原からの帰りに,旧東海道を散策しました。以前より,箱根から日本橋に向けて,何回かに分けて歩いてきたわけですが,ようやく前回は大磯まで達しました。今回は続けて大磯宿〜平塚宿間を歩きました。天気が悪く小雨も降っていたため最初は躊躇しましたが,Hさんの「時期にやむでしょ」との言葉にそそのかされ,ついつい実行してしまいました(彼はそのまま小田急スカイライナーでぬくぬくと帰ったもよう)。道中,いろいろと江戸時代の当地について説明の看板などあり,なかなか楽しめます。東海道巡りをやっているらしい集団(たいてい中年からご老人で若い人は滅多になし)ともすれ違いました。本当はさらに藤沢宿まで歩きたいところでしたが,あまりに寒かったので散策は平塚で終了。はっきり言って,我ながら“しょぼい”です。

平塚の酒屋にて,地元の地ビール:湘南リーベを購入。シュバルツ・スタイルみたいです。鎌倉ビールとどちらにするか迷いましたが,とりあえずこちらに。若い女性にも評判とのこと。駅ビルの地下で,遅い昼食としてラーメンを食べました。450円であれだったら,だいぶ満足(東京じゃもっと高いぞ)。

森博嗣赤緑黒白』を読みました。−−全身を真っ赤に塗装された死体が発見された。数日後、保呂草は、被害者の恋人と名乗る女性から、事件の調査を依頼される。解明の糸口が掴めないまま発生した第2の事件では、色鮮やかな緑の死体が…!−− Vシリーズ第10弾(最終話)です。感想が書きにくい作品ですねぇ。本作からいきなり読んだ人にとっては何だか分からない部分も多いことでしょう。人間関係とかいろいろ棚上げ(?)したまま何となく終わってしまいましたが,“尻すぼみ”というよりも“拡散”って印象でしょうか。思えば,建築畑の人らしい機械的なトリックで衝撃的なデビューを飾った作者でしたが,ミステリー部分以外で語りたいことがたくさんあるようで,そちらの方へ作品の中心が移ったようです。本作でも,登場人物の間で「どうして人は人を殺すか」「どうして人を殺すことはいけないのか」ということについて語られたりします。“ミステリーとしてはどうか”という意見もあるでしょうけど,まあ“これはこれ,話のベクトルが違うんだ”ということでよろしいのでは。Vシリーズを通してみると,感慨深いところがあります。と言いつつ,シリーズの今までに出てきた伏線というか細かい点をだいぶ忘れているので,もう一度読み直しが必要かも(笑)。新シリーズに向けて,重要なキーとなりそうな人物も出てきますので,どう繋がっていくのかが楽しみです。

前から使っていたノートパソコン(90年購入)がだいぶ使いづらくなったので,新しいのを買いました。ヨドバシカメラで大々的に安売りしていた東芝のダイナブック。前のやつや仕事で使っているのはIBMなので,まだちょっと使いにくいです。

寝酒に八海山泉ビール・ペールエールを飲みました。匂いからしてアメリカン・ペールエールのほうかな。

12月3日(土)

小田原にて,若手職員による会議あり。初日の今日は,人事院勧告等についての講演や,意見交換など。

会場は小田原宿の旧本陣だったという老舗旅館。室内ドアが竹製の格子戸(?)だったり,雰囲気がありました。懇親会まで時間があったので,小田原城見学に行ってきました。敷地内には動物園があり,野生動物の匂いなども漂ってきます。旅館で同室だったHさんは自称:城フェチだとのことで,とても詳しいです。こちらも「○○藩の大名は××氏」とかいうのだったら専門(?)なのですが...。一緒にいた都城の人からは「あんたらは研究者か?」と呆れられました。

懇親会では,いろいろな地方からの出席者と話をすることができました。大相撲の話とか,秋田の名物は何かとか,温泉はいいなとか。そんなのばかり(笑)。

12月2日(金)

山田正紀僧正の積木唄』を読了。−−僧正殺人事件は終わっていなかった−。反日感情が日ごとに高まるニューヨークで、贖罪の山羊に供されんとする日本人を救うため、あの名探偵が立ち上がった! 黄金期本格の香りが21世紀に甦る長編。 −− ヴァン・ダイン『僧正殺人事件』にて自殺したはずの犯人「僧正」が復活。真犯人(今度の犯人?)を捜すのは,日本を代表する名探偵,金田一耕助です(彼は若い頃アメリカを放浪している時にある事件を解決し探偵になったという設定だった)。ヴァン・ダインの『僧正殺人事件』は10年以上前に読んだはずですが,たいして覚えてませんでした。関係する話題が出てくるたびに,「そういう事件もあったような」って思い出すくらいです。横溝正史の金田一耕助シリーズは,以前好きで30冊ほど読みまくったので,本作への登場はうれしい限りです。本作での言動などには後の彼を彷彿させる部分もありますが,金田一トリビュートとしては印象が薄い気もします。まあ,後の彼とて狂言回し的な存在ではあるのですが。ミステリーとしても,特に凝ったトリックが使われているわけでもなく,なぜ犯人がそういうことをしたかということに焦点が当てられているようです。というわけで,読み終わっての僕のイメージとしては,ずばり!山田風太郎の明治物。ラストに登場人物たちのその後の消息がまとめられているところなどをみると,作者自身も意識したのではと想像します。

寝酒にオハラ’ス・アイリッシュ・スタウトをちびちびと。同じスタウトでも,ギネスとかに比べるとちょっとあっさりしていて苦みも少なめ。飲みやすいです。

12月1日(木)

今日も本郷で会議。ちょっと長引く。

寝酒にフランケンハイム・アルト。普通にアルトビールの味だけど,ちょっと苦みが強いかも。


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