日記

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想が多いです。熱帯魚の飼育日記も兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2006年1月

新年あけおめ

1月10日(火)

今朝はゼミがあるのでいつもより早起き,と思ったら来週からだった。いずれにせよ,本気でやらないと。 ←当然のこと!

寝酒にラ・メール・ノエル。クリスマス(仏語で‘Noel’)用のベルギービール。坂上の酒屋で売れ残っていた物。あっさり系。小麦入っている? アルコール高めのわりに,飲みやすい。

1月9日(月,成人の日

けっきょく朝まで仕事をしていて(半分ぐらいは雑用だけどね),完全に日が昇ってから睡眠にはいる。

寝酒にボスケンを飲んでみる。大丸で買ったちょっと値段高めのベルギー・ビール。味は‘甘めで濃厚’系。このての“発酵!”を感じさせるエールは,どちらかというと少し苦手なんだけど,後味は悪くない感じ。

また変な夢で目が覚める。「あっ,これは殺されるな」的なシチュエーション。どういうストーリーがあってそうなったのかは覚えてないけれど,「どうしてもこれは避けることができそうにないな」と思った時の嫌な感じが,まだ残っている。

で,成人の日ってのはいつから国民の休日になったんでしょうね。知らなかった。てっきり今日は春分の日かなんかだと思っていました。と思いっきり一般常識のなさ(の一部)を露呈。っていうか,...興味ないし(興味ないものは覚えられない)。

黒田研二幻影のペルセポネ』を読みました。−−気鋭のプログラマー各務は、なぜ殺されたのか? 尊敬する先輩の死の謎を解くため、ネット上に構築された電脳空間「惑星ペルセポネ」にログインした来栖。犯人探しを開始した来栖を虚実の世界を往来する巨大な悪意が襲う。−− 複雑なトリックにちょっと混乱しそうになったりもしましたが,よく練り込まれているとは思います。本当は今日は半分だけ読むつもりだったんだけど,続きが気になって,けっきょく一気に読んでしまいました。難をあげれば,何となく筋書きっぽいというか,ネット・コミュニケーションの世界が出てくるけどあまりリアルじゃないような,とかいろいろあることはあるのですが。まあ「そのリアクションは...」とか「タイミングがちょっと...」とかは考えずに,その‘練り込みっぷり’を楽しめばいいのですね。ラストがハッピーエンドなのは,ちょっと都合がよすぎるような気もするのだけど,それもまあいいか。

今日2度目の寝酒はシュパーテン・プレミアムボック。ドイツのアルコール少し高めのビール。多少の甘みあり。

1月8日(日)

やっぱり連休の度にはまる,脱水症状。だるい→(水飲みたいけど)動くの面倒くさい→さらにだるい のスパイラル。おかげで変な夢ばかり見ていた。どちらかといえば悪夢系。幻想系といってもよいのかな。でも中身はあまり覚えていない。目が覚めたばかりだと生々しいのに,また寝ちゃうからね。

何となく思い立って,西尾維新ネコソギラジカル』をパラパラと再読。思い起こすといろいろと印象に残るシーンがあるわけだけど,細かいところを見てくと,多少変なところもあっておかしい。例えば“ケガからの回復力は普通の人の七倍だけどケガする頻度は人の七乗だから困る”(以上要約)みたいな記述があって,一見かっこよさそうに聞こえる。でも考えてみると普通の人がケガする頻度の値(単位?)によるよね。普通の人がケガする確率(例えば1日当たり)が1より小さいならば,語り手(主人公)のほうがだんぜんケガをしないことになっちゃう。

……って,そんな暇じゃないんだってば! 自分でつっこむのも何だけど。

夕方から動き出して,ようやく(締め切り待ちの)仕事にとりかかる。

1月7日(土)

今日から三連休らしい。

疲れている人はゆっくり休んで下さい。休んでいられない人はご苦労様です。さて僕は...??   っていうかマジですか。そんな締め切り聞いてないよ...。

今から焦っても遅いんだけどね。ということで,とりあえず,まずは昼寝。寝不足でもあるし,二日酔いというほどのモノではないにしろ,多少はだるい。

ファウストVol.6 Side-Bの残った部分を読む。浦賀和宏リゲル」:そういう終わり方ですか? そうですか。そういう人だとは思っていました(笑) 北山猛邦糸の森の姫君」:浦賀-舞城間に挟まれて,あまり目立たないような。それよりもこのトリックは実現できるのか!? まあ,話はきれいにまとまっているし,それなりに高評価。この人こんなに文章読みやすかったっけ? こうなると,ちょっと『瑠璃城』あたりが懐かしかったり...。 舞城王太郎めくるめく」:久しぶりに舞城読みましたが,相変わらずのテンションとストーリー展開の変さに,さすがと思いました。ちょっと(こちら側が)慣れてきたかな感もありますが,まだまだ期待できそう。

1月6日(金)

年賀状書きが朝5時近くまでかかったので,とても眠い。

「成果主義の問題点」に関する講演会あり。いろいろと勉強になること多し。

本郷で新年会。やけに盛り上がる。11時過ぎまで。

自分がまっとうでかつひねくれていることを再確認。まあ誰でもある程度はそうだ。適度であることが大事。

1月5日(木)

夕方から会議で本郷へ。

帰宅後,ビール(ブルックリン・ラガー)を飲みながら年賀状書き。そんなに多いわけでもないのに,何でこんなに手間がかかるのだろう。コメントを手書きしているのだが,けっきょく似たような文章ばかりなんで,まあ効率が悪いんだよね。

1月4日(水)

休みボケで気力なし。なこともない。まあぼちぼち。

年賀状,今日もまた来たけれど,まだ昨日の分も含め,返事(?)を書けず。

1月3日(火)

昨晩は明け方まで『哲学者の密室』を読んでいたので,朝とても眠い(まだ読み終わらず)。まあ指定席しかもグリーン車を予約してしまったので,寝すごしてしまうわけにも...。

昨夜の雪で,さらに白い世界に。

10:45のあさまで東京に戻る。さすがにグリーン車は席の間隔が広いは足も伸ばせるはで快適。Uターンのラッシュだけあって,軽井沢駅からは満席。

東京はやっぱり温かい。でもアパートの中は寒い(断熱効果に問題あり?)。とりあえずビール(ヒューガルデン・禁断の果実と善光寺ビール・ポーター)を飲んでから,とりあえず睡眠。年賀状が何枚か来てたけど後まわし。

笠井潔哲学者の密室』をようやく読了。−−パリの財閥邸「森屋敷」で、殺人事件が発生。現場は自殺としか考えられない「三重密室」だった。現場に遺されていたナチス親衛隊の短剣と死体の謎を追ううちに三十年前のコフカ収容所での三重密室殺人事件が浮かび上がる。現象学的本質直感によって密室ばかりか、その背後の「死の哲学」の謎をも解き明かしていく矢吹駆。−− しかし長かった! 読みごたえはあるのですが,思想的な部分が長すぎて。とはいえ,それが事件の真相と重要な関係があるらしいので,読み飛ばすわけにもいかないしで苦労しました。ハイデッカーの思想とかナチズムとの関連とか,おぼろげに聞いたことはあっても,深く考えたことなどなかったですからね。思想的な部分ここではさておき,密室トリックの方は,読み終わってみると意外と単純だったような気もします。意表をつくというほどでもなかったかと。ただし,現在の密室での犯人の割り出し方は,きれいにきまっていると思いました。過去の密室に関しては,何で主人公たちが“殺人”に拘っていたのかがちょっと不思議です。どう考えても“自殺”と考えるほうが自然なのでは。

で年賀状は??

1月2日(月)

急にふとんが厚くなったため,暑くて目が覚める。雪国だといっても,寒さ対策がしっかりしてるぶんだけ,ふだん暮らしてる東京の安アパートよりマシってこと?

午前中はテレビの箱根駅伝を見る。

午後から善光寺まで初詣に。2日目ともなると,それほど混んでない(前に元旦に行った時はすごかったけど)。明日の帰りの新幹線の指定券を買うため,そのまま歩いて長野駅へ。午後のよい便がなくて,10:45長野発のグリーン車をとる。長野県の地ビールを2本買う。夕方からまた雪が降り出す。

 長野市での一般的な注連飾り(善光寺境内にて)

寝酒にOh!La!Hoビール・アンバーエールを飲む。おいしい。コンテストでも入賞してるらしい。

1月1日(日)

誰か読んでるかもしれないので,一応,書いておきます。 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

珍しく雪が多い正月です。長野でも、近年では珍しいんじゃないかな。それでも今日は久々に晴れらしい。

 

午後,母方の祖母(89歳)宅にお年始の挨拶。病院から年末年始の帰宅中。父方も祖母だけ健在で,こちらは昨夜のうちに挨拶ずみ。

笠井潔『哲学者の密室』を読み始める。全部で1160ページほど。読んでも読んでもちっとも進んだ気にならない。

三日ほど半断食&断水状態だったけど、実家に来てやっと復調。まあ、短い冬休みでこんなだから、僕には引き込もりとかはできなそうです(肉体的には)。一ヵ月もたず、脱水症状おこして入院ってとこだろうね。

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