日々の記録(都合の悪いことは書きません)

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日記の形になっていますが,あえて触れなかった話題も多々あります。作り話もあるやもよ。本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想,熱帯魚の飼育記録なども兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

日記の色分け  読書:グレー 音楽:ピンク 生物:グリーン 歴史・地理:ブラウン
 (スタイルシート対応の場合)

2006年6月

つまらない発言でも聞いてくれた二人に感謝を。

6月20日(火)

午前中はゼミ。今日のI君はよく頑張った。

午後は例によって例のごとく。しかし僕の前は(法律適用一年目ということもあり)それほど厳密にはやってなかったはずなので,実質的には僕が現行のやり方を確立したようなもんですよね,これって。いやあ,わりとよくということは,僕がもう少し手を抜いてやっていれば,後の人はもっと楽になって良かったのだろうか...。

T先生の部屋の片づけが終わったようだ。どうもお疲れ様でした。あっ,忘れずにアレもやっとかなきゃ...。

本郷から帰った後で,60cmヌマエビ水槽の電気を付けて餌を与えてみる。夜はドワーフ・ボティアも寝てしまい,邪魔する者がいなくなったため,エビが餌を食べる所を観察しやすい。今日は久しぶりにミゾレヌマエビ8個体全部の無事を確認。ヌマエビ(南部群)7個体もちゃんと生存。数が多いトゲナシヌマエビ(20匹を入れたはず)も,雄+未成熟が15匹と成熟雌3匹まで数えることができました。残り2匹いるかどうかですが,エビも動くのでさすがにこれ以上は無理です。

ウェブ上の某官僚さんの所がこのところ賑わっているようですが,そこら辺でやめておいたほうがよさそうかと...僕も思います。それはそうと,先頃の農家とマクロ経済の話(まとめるとそういうことでよかったんですよねぇ?)も興味深かったですが,水産の話とかも聞いてみたいです。

寝酒はヴァイエンシュテファナー・“サン”ヘーフェヴァイス。先日飲んだ“サン”の付かないヴァイエンシュテファナー・ヘーフェヴァイスとは何が違うのだろうか。酸化防止剤が多い??

6月19日(月)

眠い。別にサッカー・ワールドカップを見てたわけじゃないですよ。やっぱり昨夜遅くまで,チンギスハーン(歴史シミュレーション)をやっていたのが悪かったのかな。

寝酒にパウラナー・サルバトア。ドイツのダブル・ボック(高アルコール濃色ラガー)の元祖であり代表格。M. ジャクソン『世界のビール案内』によると,他の醸造所でダブルボックを作る場合,このサルバトアに賛辞を呈して名前に“〜アトア”と付ける例が多いらしい。ちょっと甘めで,醤油とかに共通するような何かがあり。時間をかけてじっくり楽しむ用かな。

6月18日(日)

渋谷と吉祥寺を回る。まず渋谷駅の東急でビール2本購入。えらい混んでた。ワイン客が多すぎて邪魔。というより,なんであんなにスペースが広いんだろう。あんなに種類がたくさんあって味の違いとかわかるのだろうか。まあ,だからソムリエっていう仕事もあるんだろうけど。名人クラスになるとどこの農場の何年産とかまでわかるんでしょ。昔の欧米のミステリーにたまに出てきた(いまいち信じられないが...)。

吉祥寺では西友で普通に買い物して帰る。昔,実家(長野)の近所にあった西友は小さくて,食品とちょっとした雑貨ぐらいしか売っていなかったが,本物(?)の西友はでかいんですよね。

せっかくビールを買ってきたが,ここのところちょっとアルコール摂取が増え気味だったので,今日はあえて休肝日に。

6月17日(土)

夕方よりふと思いついて,上板橋までビール探し。地ビールと外国ビールに力を入れている酒屋があるみたいなので行ってみたのだが,残念ながら休みだったようだ。もしかしたら着いたのが遅すぎたのかもしれないが。

その前には新宿伊勢丹と池袋東武にもそれぞれ寄り,職場用に煎茶を購入。狭山・掛川・八女の3種類。ついでにビールも買っとけばよかったかも。

途中から雨に。池袋に戻り,火曜日に続きラーメンを。今回はばんかららーめん。前回行った光麺も前に行ったことがある無敵屋も,今日は土曜夜ということもあり人が並んでましたが,ここも満席で待たされました。とりあえず,“角煮ばんから”という,背脂がたくさん入ったラーメンを食べてみました。濃いーです。I君によると「昔はもっとシンプルな味で良かったのに」とのことでしたが,普段カップラーメンばっか食べてる身としては十分です(って,だから...カップラーメンと比較するなと言うのに!)。

浦賀和宏透明人間』を読みました。−−孤独に絶望し、自殺未遂を繰り返していた理美に、10年前に不審死を遂げていた父の秘密が明かされる!?自宅地下に隠されていた広大な研究所。遺された実験データの探索中に起こる連続密室殺人。亡き父の研究とは?透明人間以外にこの犯行は可能なのか!?名探偵安藤直樹の推理が真相に迫る。−− 主人公は(安藤の友達の)飯島君の彼女の‘さとみん’−自殺未遂4回あり−です。二人の恋愛関係を縦軸に話が進みます。広大な地下研究所に閉じこめられ殺人が……という設定からしてスケールでかそうでしたが,実際にはわりとあっさりした印象。『とらわれびと』『学園祭の悪魔』といったこの手の機械トリックっだと,すごい作品がごろごろしているわけだし。透明人間が実はいるのではと思わせるラストは,「おっ,そう来たか!」と思いましたが。しかし,まだ何かありそうなんだけどなあ。叙述の回りくどいとことか気になっているんだけど,それは考え過ぎか...。それはそうと,今は新シリーズが始まっているわけですが,安藤直樹シリーズってこれで終わったわけじゃないんですよね?

寝酒にハーベストムーン・ペールエール。おいしいです。ペールエールとしては苦み少なめで,少しマイルドな感じ。

6月16日(金)

相変わらず月日のたつのが早過ぎて。ねえ...。午前中は小雨がばらつく天気。少し蒸す。

海の日の連休中に行われる職場の一般公開のため,ポスター折って封筒に詰める作業。近所の小中学校などにも送るらしい。

職場のうちんとこのホームページがリニューアル。いやー正しいよ。まったくもって正しいよw。

夕刻の職場にて。ベランダに煙草を吸いに行ったI君が何やら叫んでいるので,何だかなーと思いつつも行ってみると,富士山が雲の上に。東京に来て10年たつけど,こんなのは初めて見るな。あの雲がこっちに来るんだろうから,こりゃ明日は雨かな。

Rさんを交えて,しばしの現実逃避。まあ,僕に関してはいつものこ...

寝酒にクルンバッハ・エーデルヘルブ。ドイツのピルスナー。苦めのビールをぐっと飲むのがおいしくなってきた。そんな季節の始まり。

6月15日(木)

ちょっと肌寒い朝は一日の始まり。しかしまあ,何となく中途半端な毎日だなー などと思う。

流木につかまっていたミゾレヌマエビの雌は,夜の間にゾエア幼生の放出を終えたようだ(ただし遊泳中のゾエアは発見できなかったが)。昨日と同じ場所でまだじっとしている。そういえば,先日もトゲナシの抱卵雌が同じように真ん中の流木にくっついていた。ゾエアの放出に適した場所というのがあるのだろうか? 放出後のゾエアのことを考えると,ある程度水の流れがあって拡散してくれるほうがよいのは確かだろう。特に両側回遊性(幼生期に海でプランクトン生活を送る)のエビの場合,河川中ではゾエアが育たないので,早く海まで流されていく必要性というのがあるのだろう。ここら辺の話は川のエビでは特に聞いたことがないのだが,アユやヨシノボリといった両側回遊性の魚類ではそれなりに聞く話。アユ仔魚の流下量は雨が多い年ほど多いらしいし,ヨシノボリについてはこちらのホームページなどを参照のこと。それはそうと,一度ぐらいは放出のシーンを目撃したいなあと思うけどね。夜だから難しいかなあ。

さて,午後は部門会議。全員(ほぼ)の挨拶などがあり。だいぶ人が増えたなあ!という印象。覚えきれない(笑)。今まで,部門全体としての一体感みたいなのがあまりなかったように思えるのだが,今年はどうなるか。

正規分布と対数正規分布についての説明メールを仙台のK君に送る。時間をかけたわりには,何となく余計なことばかり書いたような気がして...。

今夜の寝酒はダブル・ダイアモンド。英国王室御用達のエールとのこと。苦みがなくてソフト。アルコールが少ないわけでもないんだが,あまり飲んだ気がせずについつい飲み過ぎてしまいそうな感じ。

6月14日(水)

ウ○ギについてちょっと計算を進めることに。9月に発表予定。マジかよ。

それよりも,思ったほどあっち(本職?)の仕事が進んでいないことを,今さらながら再確認。というか,もちろん気付いてはいるわけで。

何はともあれ,ミゾレヌマエビの抱卵雌5匹ぜんぶの生存が確認されました。よかったよかった。って,いつまでそういう心配をせにゃならぬのか。雌が1匹,水槽のど真ん中に立っている流木につかまったままあまり動かないのはどうしたのだろうか。卵が孵化するのやも。 という現実逃避。

寝酒にいわて蔵ビール・レッドエール。スコットランドの伝統的なビール風とのこと。スコティッシュ・エールになるのかな。苦みは少なめ。

6月13日(火)

午前中はVPAについての講義あり。なるほどー! …………って,今ごろ言うなよ!……などと,心の中で自分につっこむ。 いや,でも,まあ,だいたいは合っていたかな。

昼食時,何となくみんなで現実逃避。I君の「南の島で働きたいっすね。」から始まって,夢の楽園(?)・ナウル共和国の話で盛り上がる。まあ,元ネタはこちらのページからなんですけど(僕が好きでよく見に行く世界飛び地領土研究会のページからのリンクで見つけました)。いや,本当は笑い事じゃないんでしょうけどね。

午後は安全衛生委員会。職場巡視も無事終了。腕章なんて着けちゃいました。

昨晩のサッカーは視聴率60%以上だったようで(Aさんまで見てたらしいし),見なかった僕は,少数派! そういやWBA(だったっけ?)の決勝も見てないし,トリノ・オリンピックもまったく見なかったし,うわー少数派だあ!(笑)

どうでもいいけど,古木の活躍で今期初の5連勝らしい。やるじゃないか! って何の話題だよ。そういや,見に行ってないよな,最近。 たまには久しぶりにシーレックスというのもありか。

夕飯のお供に常陸野ネストRed Rice Ale。清酒用大吟醸酵母を使って作った赤米入りビールです。おお,ジャパニーズ・オリジナル・スタイルですね! 色も赤いし,ちょっと何つうか微妙(←弱いって意味じゃないよ)ではあるが華やかな香りがする。癖があるけど,飲み慣れると癖になりそうな予感も。

さらに飲み足りず,寝酒として銀河高原ビール(小麦のビール)を。以前に比べ,少しだけアルコール摂取量が増えたような。習慣って,ちょっと怖い。

6月12日(月)

相変わらず4匹しか数えられない,ミゾレヌマエビの抱卵雌。もう1匹はちゃんと生きているのだろうか? 小型の個体3匹(うち2匹が雄,もう1匹は雌かも)は生存を確認。

I君が池袋まで本(しかも大学生向け数学の教科書だぜ)を買いに行くというので,おまけで付いていく。一昨日本を買ったばかりだけど,別にいいじゃないか。また買っちまえ買っちまえ。で,買ったのは黒田研二『闇匣』,石崎幸二『袋とじ事件』の密室本2冊。未だに袋とじ本(初版のみ)で売ってるということは,売れていないってこと? それと文庫化された乙一『ZOO』の1・2。

I君においしいラーメン屋というのを何軒か教えてもらう。さて,今日はどこに連れて行ってもらえるか。紹介されたのが光麺池袋本店。ここは初めて来た(っていうか,普段カップラーメンぐらいしか食べないからね。行ったことがあるラーメン屋なんて近所を除けばそんなに多くないし)。熟成光麺(全部のせ)を食べて満足して帰る。うんうん。お腹がすいていたこともあるが,久しぶりにおいしいラーメンを食べました(って,カップラーメンと比較したら失礼ですね)。ビール飲みたいけど,家に着くまで我慢我慢。

そういえばサッカーのワールドカップやってるらしいな。あまり興味ないので,特に見る気はなし。ネットで結果だけ。負けてるし...

寝酒にハーベスト・ムーン ブラウンエール。舞浜の地ビールですね。これはブラウンエールといってもイングリッシュじゃなくてアメリカンスタイル。確かにアメリカのホップのちょっと生臭い匂い(“グレープフルーツを思わせる柑橘系の香り”とも言う)がします。美味しいです。

6月11日(日)

西尾維新ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典』を読みました。用語辞典ではあるのですが,どっちかというと製作ノート(メイキング・オブ・戯言シリーズ)といった側面が強いように感じました。この話は最初はこうなる予定だったがボツにしたとか,このキャラはこうするつもりはなかったけど話の設定を変えたから必然的にこうなったとか,そういった制作中の裏話がたくさんでてきます。著者が(どの話を先に読んでも大丈夫なよう)いかにネタばれに苦心したか,後の作でストーリーを動かしやすいようにどう伏線を張ったか,などなど,シリーズ読者としては興味深い本だと思います。また,著者本人が特に気に入っているキャラクターのベスト3(EさんとKさんとHさん)というのも面白いですね。「やむをえず、あるいは計画外に誕生した、偶然性の高いキャラクター」ほど思い入れがあるというのは,なるほどという感じ。 さて用語辞典としての評価ですが,まずは,知りたいけれどでも知りたくない(?)というような内容については明かされてないのがよかった。例えば,主人公・いーちゃんの本名とか,聞いてしまったら「なんだつまらない」と思うかもしれないことについては触れていません。ある意味,潔いと言えば潔い。殺し名とか呪い名とかについては,もう少しぐらい詳細な説明があってもとも思うんですが。まあ,そっちはそっちで,(まだ2話ほど用意があるらしい)“人間”シリーズで語られるのかもしれません。

ヌマエビに餌をやってから,今夜も外国ビール&地ビール探し。今日は西武新宿線方面に。といっても,目的は今日は一つだけ。上石神井にある酒屋さん。ここはホームページによると地ビールに力を入れているらしい。あるあるあります。ブランド数でいうとそれほど多くはないのですが,ハーベストムーン,常陸野ネスト,博石館ビール,いわて蔵ビールといった有名どころ(←有名だからといって手に入りやすいとは限らない)が数種類ずつ揃っていました。特にハーベストムーンは今まで見つけることができなかったので,よかったです。5本購入。

寝酒にベアードビール・帝国IPA。静岡県の地ビールで,スタイルはイギリスのIPA(インディア・ペールエール)とアメリカのIPAのほぼ中間になるとのこと。やっぱ普通のペールエールよりも苦いです(インドへの長期輸送中に腐敗しないよう,ホップを増やしていたためらしい)。飲み足りずに,ついでにサンミゲル・スタイニー。フィリピンのプレミアム・ラガーはちょっと甘め。


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