日々の記録(印象操作あり)

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自分のために,自分の中で自分を美化(?)するための記録です。一応は日記の形になっていますが,自分自身が直面したくない話題については言及していません。作り話もあるやもよ。

本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想,熱帯魚の飼育記録なども兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

日記の色分け  読書:グレー 音楽:ピンク 生物:グリーン 歴史・地理:ブラウン
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2006年6月

ダメだと言ったらダメなんだ。理屈じゃない。

6月30日(金)

『匣の中』もとうとう終章(に代わる4つの光景)に。

職場で毎年恒例の労働安全衛生講習会。これで,うちの部屋で出てないのは,ボス一人だけに。

浅草の熱帯魚屋に行ってついでに松屋で地ビールを補充などと思ったのだけど,出るのが遅かったので近場で諦めることに。新宿紀伊国屋で「さよなら絶望先生」と「ハヤテのごとく!」と「のだめカンタービレ」の最新刊を購入。高島屋でビール3本。

さっそく,寝酒に風の谷のビール・ピルスナーを飲む。チェコ風のピルスナー(ちょっと重めらしい)。今回買わなかったけど,もう1種出ているチェコ風ダークラガーというのも興味がある。

6月29日(木)

今日も暑い。弁当買いにいった店のポリプテルス(種は何だろう?)が動かないので死んでいるのかと思ったが,単に(暑くて?)ぼうっとしてただけみたい。いや,鰭とか広げて硬直してたんで,死語硬直かと...。ちなみにシルバーアロワナとアルビノオスカーが同居。忙しくてなかなか掃除ができないとのこと。ヌマエビ水槽の水換えを毎日できる僕は,やっぱり時間的余裕はあるんだよな。

近所のスーパーがひかり味噌の「産地のみそ汁めぐり」をまた置いてくれるようになった。仙台みそ(赤系米みそ)・信州みそ(白系麦みそ)・名古屋赤だし(豆みそ)・九州麦みその4種×2食入り。インスタントみそ汁が毎日必要なわけでもないが,多様性を愛する人間としては,毎回違った味の味噌汁が楽しめるのはうれしい。後は具に多様性を持たせるかといったところ。

うちの祖母はそろそろあれかと思ったのだが,とりあえず今のところ連絡なし。

ビールの在庫が昨日でなくなったので,近所のコンビニをのぞいてみる。たまにはビール以外でもということで,クアーズで作ってるジーマというやつを買ってみるが,特に可もなく不可もなく。一応は麦芽やホップも使って作っているんですよね。

6月28日(水)

いつの間にかピーターセン法から“人生ゲーム”に変更に?? そういえば,研究者が作った研究者のための研究者版人生ゲームというのがあるらしいですね。まだ注文したら買えるのかな。

今日は暑いので,けっこうだるい。まあいつものことかも。しかし,いつも昼の弁当を買う店のおばちゃんも(暑さでなのか)だるそうだったので,僕だけじゃないよってとこで...。

久しぶりにライブに行きました。今日は高円寺百景&NATSUMEN(in 渋谷クワトロ)。前半は,昨年の大阪(新世界ブリッジ)以来の高円寺百景のライブですが,ゲストだというのに1時間半の本格的なライブに。今回はVoの山本さんがイタリアにオペラ留学中ということで,代わりにオリジナル・メンバーの久保田安紀が参加。これはこれでちょっとうれしいですね。最近は新歌謡ばかりで,こういう変拍子は久しぶりとのことですが,問題なしです。超高音部はちょっとだけ弱いような気もしましたが,低音部分での迫力はすごいです。吉田さんのすごいのも相変わらず。小森慶子さん(今回はすべてソプラノサックス)は前のレコ発の頃に比べてずっと慣れてきた感じで,立っている位置ももちろんそうなんですが,音的にもけっこう目立ってました。6曲目からはゲストで太田恵資が加わり,マグマのメドレーなどを。マグマメドレーは全部で19曲(だったかな)をやったらしいのですが,繋がり具合がとても自然で,そんなにやったの!みたいな感じでした。太田さんのヴァイオリンの音が聞こえにくかったような気がしたのですが,ギターみたいな音を出していたので,単に僕が聞き取れていなかっただけかもしれません。そういえば,曲と曲の合間に金澤さんと小森さんがすすっと後ろに下がるのは何だったんでしょう。ちょっとおかしかったです。

さて,休憩を挟んで後半はNATSUMENが登場。このバンド,名前は聞いたことがあったのですが,実際に聞くのは初めて。ホーン3人を含む8人組。ホームページにはハードコア系のジャズロックとか書いてあったような気がしたのですが,想像以上に轟音系で熱狂的でしかもめぐるましい感じ。時間はそれほど長くなく,集中度の高いというか,密度があるのを聞かされた気がします。ギター(AxSxEってなんて読むんでしょう?)がちょっとニヒル(投げやり?)っぽくて何かかっこいい。ドラマーも終始ハイテンションに叩きまくりでかっこいい。曲は最初はそんなにわからなかったのですが,よく聞いてみるとけっこう変拍子ですね。最後の曲での暴れっぷり(特にギターとキーボード,壊すかと思った)も印象的でした。アンコールは残念ながらなかったようです。 両バンドの演奏以外では,ステージ間にやっていたDJも面白かったです。プログレ(レコメン系とか)からスラッシュメタル(よく知らないんだけど多分ソレ)まで,わけわからないけどすげー選曲。ああいうのがいちいち曲わかったりするといいよな(一般向けじゃないけど)。

寝酒にグーデンカロルス・トリプル。

6月27日(火)

職場における一般公開の準備が進んでいます。今日はI君とRさんが(あまり役に立たない)M君を交えて相談中。一般の人(中学生以上)を対象にピーターセン法の実験をやってもらうということで,パネル製作(まずは原案作り)が進行中のようです。

午後は別の仕事で職場を巡回。今日の担当はどちらも協力的なので,とってもやりやすい。毎回こうだといいな。次回は1回休みなので,打ち合わせもまだしなくていいので,気分的にもとても楽です。

家で夏物の礼服を探していたら,2月に買ったきり飲むのを忘れていたビールを発見。いやー,礼服探しててビールが見つかるなんて,どんな部屋なんでしょうね。って自分で言うなよ。

で,寝酒にそのビール,ブラックフック・ポーターを飲みました。ずっと室温保存でしたが問題なし。

6月26日(月)

昨日あまり水分を採らなかったので,なんかだるい。

夏物の礼服,職場のロッカーにも見つからず。もう一度家でがらくた?の山をひっくり返さないといけませんかね。もしかしてクリーニングに出したまま忘れているとか。ありうるありうる(残念ながら)。まあ,今の季節ならスリー・シーズンのやつでもいいかなと少しだけ甘い期待をしているのですが。でもなんか熱くなってきそうな予感。

某官僚さんのブログ(複数)でも紹介されていた一般常識診断(COMMON SENSE)というのをやってみました。結果は,総合正解率84%(平均正解率53.6%ということなのでまあ上出来か)。ちなみにジャンル別の成績は政治80・経済100・法律80・歴史60・国語100%でした。いやー,経済100%というのは自分でもちょっと信じられないですねえ。毎日bewaad instituteを巡回していた甲斐があったというもんです。スタグフレーションとか,そこら辺の言葉はぜんぜん知らなかったからなあ。ちなみに現役官僚さん達の平均により多少低いのはしょうがないっすかね。同じ一種とはいえども,その後の違い...いえ,何でもないです。

寝酒にグラン ドルジュ。フランス北部のベルギー風エールです。“ビエール・ド・ガルド”と言われているのとはちょっと違うんでしょうか?

6月25日(日)

朝,実家より連絡あり。母方の祖母がそろそろ亡くなりそうだ,今週半ばにはとのこと。癌で入院中なのだが,もう90歳になっているので。まあそんなもんかなという気もする。慌てて夏物の礼服を探しているのだけど,はてどこにしまったか。

乾くるみ『匣の中』を読み始めました。これは文庫版。以前古本屋でノベルス版を買ったはずなのですが,どこに置いたのか忘れてしまいました。最初の方に関しては,以前に読んだ記憶があるような...などと思っていたのですが(竹本健治『匣の中の失楽』へのオマージュなので,似てるのも確かでしょうが,ごっちゃになっていたわけでもないです),途中から知らない話になってきました。たぶん,ノベルスの最初の方だけ読んで途中でそのままになっていたんでしょうね。

水分をあまり採らなかったので,また脱水症状になるな,こりゃ。

6月24日(土)

知り合いがエキストラとして参加している吹奏楽団・すぎなみ彩楽(“しゃらく”と読むらしい)の演奏会がありました。メンバーが若いです。平均年齢が20歳? 僕の知り合いは上から数えて...(「はい30代!」で手を上げなかったっすね,えっ20代だって? まあいいでしょう)。なかなか楽しくてよかったです。特に後半のチャレンジ・ステージが初々しくやる気に溢れていて。ベニー・グッドマン曲集に聖者の行進にルパン3世オープニングテーマと,ジャズ系の曲が多かったのも好印象に。ノリの良い曲だし,明るくなりますよね。ですから難しそうな顔をせずにがんばりましょう。

久しぶりに中野の旭川らーめん山頭火で夕食を食べて帰りました。

寝酒に博石館ビール・クリスタルエール。高アルコール(12%)のストロングエールなのでチビチビと舐めながら。

6月23日(金)

あっ,そういえば,昨夜はサッカーの試合あったんだって。結果とかは職場に着いてからM君から聞きました。「へえ,そんな明け方にやってたの......」では会話にならず。

あちらはサッカーを明け方観てたから眠いのかもしれませんが,こちらは遅くまでチンギス... いや何でもないです。おかしいなあ。どうして眠いんだろう。

お役人は仕方ないわけですよ,「ルールはルールですから」ってそんな感じですかね。「泣く子となんとかにはかなわない」とも言いますか。ええ,そうでしょうとも。

昼食時に「そういえば,いわゆる量販電器屋って窓がないねえ」という話。クリスマスとかになるとよくバイトが死...。  マジっすか?

考えてみると,米軍基地移転計画で右往左往する地元住民みたいなもんですかね。国の論理と地元の論理,どっちの言い分もわかるつもりなんですけどね(じゃあどうしたらいいかはわからなくとも)。実際に自分が当事者になってしまうと客観的に考えられなくなるから,困ったもので...。 とアナロジーで考えてみました。

でも,けっきょくのところ,その人の立場にたってみないとわからない話なんでしょうな。さっきの話じゃないけど,客観的な当事者なんてあり得るのかということです

6月22日(木)

人間ドックの季節(というのがあるのかな?)。バリウムの香り(ってどんな匂いか知らないけど)のイメージ。

いろいろ知ったかぶりであれこれ言ったりしているわけだけど,僕には日本茶の味と香りの違いなんてわかからないのではないかとの疑惑あり。

あらかじめ一言でもあれば多少は違うのに。などと思う事あり。まあ,人のことを言えた義理じゃない(←もしかして使い方間違ってる?)のも,そうではあるんだけどね。

I君がカルチャーショックを受けて帰ってきたようだ。一流私大の遊び人のノリってやつか(よく知らないけど...)。まあ頑張りや。

夜は新宿の○○カメラに。オーディオ売り場に行けば遮音・吸音ボードみたいなのが置いてあるかと思ったけど,なかった。やっぱハンズとかあるいは家具店とかにいかないとダメかな。

寝酒に宇奈月ビール・トロッコ(アルト)。アルト・スタイルのビールって,うちの親が昔よく言っていた「地ビールって実はあまりおいしいのがないんだよね」(←本当はビールの種類が違うという話に過ぎないんだけど)のおいしくないのの代表みたいなイメージがあったわけです。最初のよく知らない頃は特に。やっぱりこうして飲み慣れてくると「おいしい」と思えてくる。まあ,このビールが特においしいのかもしれないんですけどね。良品だと思います。

6月21日(水)

知り合いが「財布がない」と騒いでいたようですが,けっきょくのところ,家に置いてきたとのことのようです。たぶん。

ブルーギルの話をようやくやっつける。返答が遅れ,コベさんにはご迷惑をおかけしました。

アンソロジー『本格ミステリ06』を読了。2005年に出た本格ミステリの短編の良品を収録した物。今回もそれなりに面白かったは面白かったんだけど,これという感動あるいは発見みたいなものがなかったのも,まあ事実かな。こういったアンソロジーの楽しみの一つに,ここに載っていなければ読む機会がなかったであろう作家の作品に出会えるということがあると思うんだけど,そういう意味ではちょっと残念かも。もうめぼしい新人とか出てこないのかななどとつい思ったり。
 でも本格ミステリ一直線というのでなく,周辺の分野から係わってくる作家に興味深い作品がという傾向もあるかな。そういう意味では,道尾秀介(「流れ星のつくり方」)とか森福都(巡按御史シリーズの「黄鶏帖の名跡」が収録)とかはなかなか面白そう。岩井三四二「刀盗人」もミステリの要素をもつ歴史物なんだけど,こちらは登場人間の関係がわかったほうが楽しめそうな感じですね。
 で,おかしかったのは岩井三四二「刀盗人」に寄せた著者のコメントで「本格ミステリファンの方々のお口に合うか…(中略)…つぎの作品(どなたの作品か知らされていませんが、傑作に違いない!)」と書かれていて,じゃあその次の作品は何かというと,蒼井上鷹の3ページの小品「最後のメッセージ」。傑作!というには小ぶりかな(面白くないという意味じゃないですよ)などと思っちゃいます。これ,狙ったわけじゃないよね。まあ,僕が一人で面白がってるだけかもしれないよね。(蒼井上鷹という作家は気になっていたんだけど,この小品だけじゃ何とも評価しにくいので,またちゃんと読んでみたいですね。)
 他の未読作品では,東川篤哉「霧ヶ峰涼の逆襲」とか(語り手は長編には出てきてないよね,なぜ?),田中啓文「砕けちる褐色」(彼のマジメな作品は初めて読む)とかが好印象でした。石持浅海(「陰樹の森で」)は評価高いみたいだけど,魅力がまだよくわかりません。

図書館で久方ぶりに『海洋と生物』(隔月誌)を読む。1981年から続いている長期連載「日本産エビ類の分類と生態」に注目。この連載は1回につき3〜6種ほどのエビをとり挙げて,分類順にその特徴と多種との区別点などを紹介していくわけだけど,1999年から始まった「テナガエビ科」の項がようやく終わりを迎えるみたいだ。足かけ7年。
 ちょっと魚とかエビとか(あるいは川の生物)が好きでそれなりの知識がある人だと,テナガエビってそんなに種類があったっけ?などと思うかもしれない。実を言うとテナガエビ科にはテナガエビ亜科とカクレエビ亜科という2つのグループがあって,そのカクレエビ亜科のほうがやたらめったらいるのであった。川エビ好きの僕自身,テナガエビ亜科(河川や池沼でお馴染みのテナガエビとスジエビがここに含まれる)が始まった時に「とうとうテナガエビか!」と思ったのを覚えているけれど,それ以降,いつ読んでもカクレエビ亜科が終わらないものだから,しびれを切らしたというのか。すっかり頭から抜けていたけど,そう,終わりますか。感無量。
 いや,連中ってサンゴなどの無脊椎動物と共生しているエビなんだけど,マニアックすぎて特徴とか覚えられなさすぎ。その点,日本人の味わう能力のキャパシティを越えて供給されるワイン市場のようではないですか。などという,個人的な偏好が混じった感想はこの際止めておきましょう。
 さてこの雑誌,他にもイセエビやコンブ類についての長期連載などがあって,毎回の特集もなかなか興味深い。本屋で見たことはないので,大学図書館とかに行かないと見られないのかもしれないけど。

寝酒にエチゴビール・スタウト。日本の地ビールの草分け的存在。久しぶりにじっくりと味わう。そういえば,一時期○○ビールで働いた後,東京に出てきた高校の同級生H君は,今どうしているんだろう。ある日,中野新橋の信号でばったり会って以来,会ってないけど...。どうしてるかな?


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