印象操作のある日々の記録

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想,熱帯魚の飼育記録なども兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2006年7月

Yes, must I love me...

7月20日(木)

七月もあっという間に下旬ですか。早過ぎる。

雨のため,涼しい日が続きます。せっかく交換してもらった水槽用冷却ファンですが,なかなか活躍の場がありませんねえ。ヌマエビの状態もだいぶ持ち直してきたような気がします。そういえば,ヌマエビの小さい個体の数が少なくなったような気もするんだけど,気のせいか? ざっと数えただけでは3匹しか見つからない。生長して大きくなったから,という可能性もあるけれど,それだったらいいんですけどね。ミゾレヌマエビの同サイズ個体は3匹とも無事なんで,被食されたとは考えにくいし,先日水温が上がりすぎたせい?

午後の会議の後,暑気払いのバーベキュー大会がありました。といっても,このところ急に涼しくなったため,炭火にあたって暖をとるような状態でしたが...。雨が降る可能性もあったため,雨が来たらすぐ片づけられる場所でおこないましたが,会場が狭いこともあっていつもより親密な話ができて,かえってよかったかも。涼しいのでビール&チューハイの減りはそれほどでもなかったですが,3時間ほど飲んでいるとわりといい感じに酔いも回ってきました。

7月19日(水)

今日も雨。夕方より雨がやんだので...

久しぶりにライブに。eEYO idiotとコクシネル。前半がeEYO idiot(イーヨvo, 内橋和久g, 中原信雄b, 外山 明ds)。このバンドはイーヨ以外のメンバーは3〜4通りのパターンがあるようですが,僕が聴いた3回は全てこのメンバー(うち1回は+勝井祐二vn)。他のメンバーの時も聴いてみたいのですが,タイミングが合わなかったり対バンに興味がなかったりで,まだ聴けていません。今回はちょうど外山さんのドラムが横からよく見える位置にいたので,特にそこら辺に注目して鑑賞してました。よくあの片足立ちでドラムが叩きまくれるなと。あいかわらずメンバー間のやりとりもよい感じで,また感心。ちなみにMCでは,演奏前に話題になっていたのは25m泳げれば水泳ができると言えるかどうか,なぜか外山さんが「で,犬かきはできるの?」と繰り返し訊くのがおかしい,などの話が出てました。

後半がコクシネル(野方 攝vo, 池田洋一郎g, 石渡明廣ds, 早川岳晴b, 中山 努key)。80年代に活躍していたNW系のバンドだそうで,確か2年ほど前に(新メンバーで)復活?して以来,気にはなっていたけど聴きに行けなかったバンドです。Voの野方さんの名前の読みは“セツ”でいいんでしょうか? この方もちょっと変わった感じの歌い方ですね。ギターの池田さんとVoの野方さんはオリジナルメンバーで,普段は金沢にいるらしい。石渡さんはギター(マルハウスや渋谷毅オケなど)しか聴いたことなくて,ドラムは今回初めて聴きました。コクシネルの曲は全体的に渋めでハード,詩もわりとダークというか重い感じ。穏やか,または柔らかいといった印象のeEYO idiotと後半のコクシネルは対照的で,組み合わせとして面白かったですね。途中からゲストで,昔のメンバーである島根孝典氏(vn)が参加。ソロとかがあったわけではありませんが,渋めの音にvnもよく似合っていたと思います。特にラストの方はたたみかけるような曲が多く,緊張感が高まりました。

ライブ会場でも軽く飲んだのですが,飲み足りなかったため,寝る前にビールを1本。今夜はハーベストムーン・シュバルツ。他社のシュバルツに比べると,多少後に残るというか,デュンケルに近いような印象。

7月18日(火)

土曜出勤+休み2日ということもあり,すっかり今日が月曜だったと勘違い。おかげで午前中の会議をすっぽかす。毎日日記を書いていれば勘違いするはずないんだけど,なんせ後でまとめて書いているから...。(←夏休みの宿題じゃないんだからって突っ込みは無しね。)

雨の中,夕方より本郷に。出がけに60cm水槽に例の扇風機を仕掛けておく。何となくヌマエビ(南部群)の体色が白っぽく濁ってきたので,そろそろ要注意か(ヌカエビ抱卵雌の姿も見えなくなったし)。帰ってくると2℃近く水温が下がっているような。夜になりライトが消えた効果もあるので,実際はそれほどでもないにしろ,どうやら効果はありそうだ。

寝酒にハーベストムーン・ベルジャンウィート。ヒューガルデンとかに代表されるいわゆるホワイトビール(オレンジピールや香辛料の入った小麦ビール)。日本のこの手のビールは,どこもわりとよくできているような気がする。ちなみに去年の7月から数えてちょうど250銘柄目(日本の大手ビール会社製品は除く)という記念のビールになりました。300本目というのもそろそろ。

7月17日(月,海の日

せっかくの国民の休日(だよね?)だったけど,あいにくの雨。一般公開が今日じゃなくてよかった。

菅浩江『鬼女の都』を読み始める。最初のうちは文章(言い回し)が気になる部分もあったけど,途中からよい感じにスリリングになってきました。今後の展開に期待大。

夕方より池袋(+新宿)に。ちょっと(必要以上に)高い買い物だった。値札とか見とかなかったし。 先週と違ってホームで気の利いた会話を聞くこともなかったことも残念(まあ,そうそうあるわけじゃないよな)。

寝酒に常陸野ネスト・スイートスタウト。糖分を加え発酵させるため,少し濃いめの味。色は黒いけど苦みも後には引かない。よい気分で‘うとうと’していたせいか,パソコンの上にこぼしかけて大騒ぎに。危なかった。

7月16日(日)

二日酔いというわけではないけど,昨日の酒のため,変な時間に目が覚める。

西崎憲世界の果ての庭ショートストーリーズ』を読みました。「ショートストーリーズ」の副題どおり,長くて数ページほどの短い話が50編以上入っているのですが,それぞれの話は無関係でなく部分的にストーリーが繋がっています。というか,4〜6個ぐらいの話をそれぞれぶった切って並べ直しただけみたいな。まあ,その‘4〜6個ぐらいの話’というのもそれぞれ関連しているようです(深読みすれば小説全体の世界観みたいなのを表していそうなのまで)。ただ,江戸時代の辻斬りの話については全体とどういう関連があるのか,想像もつきませんでした。個人的に一番よかったのはだんだん若くなる母のエピソードでしょうか。これも主人公(?)のリコに関係がある話のようだけど,祖母が亡くなった年齢と祖母の死の発見者が母であることを考えると,語り手がリコというのはちょっと不自然ですね。リコは作家ということなので,彼女の書いた小説ってことなのかもしれませんが。ここら辺は僕の読み込みが甘いこともあり,はっきりとは分かりません。全体としては,盛り上がりがないぶん直接的な面白味に欠ける点もありますが,文章もうまく個々のストーリーもきれいにまとまっているので,まあ読んで損はなかったと思います。 ところで,ファンタジーノベル大賞受賞作ということで,選評からの引用が本の帯についているんだけど,これはかえって余計なような気がします。「ハメラレタ」とのことだったので,ついそっち系の,最近のミステリとかでよくあるラストで全てが明らかになる話かと勘違いしてしまいました。それがなければもっと楽しく読めたと思います。

新宿の熱帯魚屋で,故障していた水槽冷却用扇風機を交換してもらった後,今日は西武新宿線方面に行ってみる。なかなかの混み具合。雨もまだ降ってなかったから,出足もよかったのかな。帰りに上石神井で地ビールを4本買って帰る。途中から雨。

乙一ZOO 2』を読了。こちらには6編の短編を収録。コメディータッチのバタバタしたミステリー「血液を探せ!」はなかなか楽しかった。乙一で明るい話をまだ読んだことがなかったので,こういうのも書けるんだと思いました。しかもちゃんとした本格ミステリ。「冷たい森の白い家」はまあ不条理系なんでしょうね。救われない話で,ヨーロッパのある種の昔話に共通する不気味さを感じます。「Closet」もバタバタミステリーだけど,少しいまいちか。一応は例の○○ミステリーなんですよね。「神の言葉」は好きですね。手塚治虫とか藤子不二雄(Aのほうだっけ?)の‘奇妙な味’系のSF短編とかにありそうな話でもあるですが,主人公の“言葉の力”というのを持ち出すのが乙一らしいと思います。1巻の「SO・far」もそうですが,彼の文章ってこういう話によく似合うなあ。「落ちる飛行機の中で」はハイジャックと安楽死という発想自体がよかったです。登場人物達の主張のズレも面白みを生んでいるわけですけど,しかしコレって,笑っていいのかどうなのか困る作品ですね。それはそうと,T大なんかに無理して入ろうとせず,とりあえず別の大学行っといて,大学院からT大に入りゃいいのでは。どっちにしろ同じT大なんだし,その方がずっと楽...なんて思いましたが,まあどうでもいいですね。「むかし夕日の公園で」はいわゆるボーナストラックらしいですが,短いけど好作品,感心しました。

寝酒に横浜ビールのフルーツ&ハニーエール。フルーツに比べて蜂蜜の味があまり目立たない印象。ほのかな隠し味といった感じでしょうか。この手のビールがもっといろいろ売れるといいなあ(一般的なコンビニとかじゃ入手できないしね)。

7月15日(土)

職場の一般公開日。暑い中,お疲れ様でした。

講演会の会場係を担当していたのだけど,講演中に雷により液晶プロジェクタの光源(ヒューズ?)がふっとぶハプニングあり。予備のプロジェクタがあったとはいえ,初期型だったので光量が少なく,何もないより‘まし’というレベル。画面の明るさを最大にしただけでは足らず,画面のコントラストも上げてみたのだけれど,こちらはかえって逆効果。瞬間的には,白い部分がより白くなってよさそうに思えたのだけど,冷静になって考えてみると確かに効果はないわな。写真ならともかく元々白地に黒い文字だったんだから...。

それ以外は特に問題もなく無事に終了。アンケートによると,催し物の一番人気はミニ水族館だったとのこと(18日追加)。

夕方より打ちあげの飲み会。ピザと寿司があっという間になくなる。けっこうペースよく飲まされ,よい加減に酔いが回る。

7月14日(金)

今朝も変な夢で目が覚める。昨日とはうって変わってサスペンフルな。でも内容は覚えていない。

今日も暑かった。東京は34℃。2時頃いったん雨が降ったけど,ぜんぜん涼しくならんかった。

この暑さでも60cm水槽のヌマエビたちの状態はそれほど悪くないみたい。8月になってもこの調子だったら,水槽用扇風機とか使わなくてよいかも。夏休みで部屋に人がいなくなった時はちょっと注意が必要だと思うけど。

明日の一般公開の準備も大詰め。明日はもう少しだけ涼しくなってくれるといいんだけどね。

芥川賞・直木賞について,大森・豊崎メッタは脱力したコメント。まあ,そこまで脱力するほどのことでもないかな。まあ,ネタだと思えばよいのですね。「直木賞のすべて」さんも...。まあ,そうなんだけどね。 それはそうと,世間的にはそんなに盛り上がっていないみたいですね。エキサイトのニュース集でも,トラックバックがまだ付いてませんねえ。

7月13日(木)

何だかよく覚えていないけど,いろいろな面でモテモテな(少なくとも評価が悪くはない)状態にある夢をみて目が覚めた。でも微妙にうれしくないというか,どちらかというと不本意な夢だった。褒めどころが違うだろ...みたいな。褒め殺しかよ...みたいな感覚かも。

それにしても急に暑くなった。東京も35℃近くいったでしょう,梅雨らしい梅雨もなかったのに真夏になった感じ。

ウナギのデータを再チェック。年齢ごとの成熟率を計算するのは難しそう。

15日の一般公開のポスター作りをお手伝い。のり付きパネルにポスターを貼るのは難しい。どうしても間に空気が入ってしまう。

直木賞,文藝春秋×2ですか?!(はいはい,7作連続ね...) 受賞作の評価はともかく,多様性(21世紀のキーワード)を愛する人間としては,とてもつまらない。 まあ,いずれにせよ,自分が面白そうだと思った本を読んでいけばいいだけの話なんですけどね。

松井雪子『日曜農園』って本になっていないんですかね。検索したけどわからない。

ゼリーの出来はなかなかよし。果汁入りビールのゼリー,けっこうおいしいですよ。

寝酒にアインガー・ヤーフンダート。オールドラガーというスタイルらしいけど,ちょっと甘味があって濃いめの印象。

7月12日(水)

まだ大丈夫だ。いける。

夕食にうどんを茹でながら,独逸映画主題歌集のCDをかけていたら,「また怪しい音楽を...」とI君に言われる。独逸映画主題歌集は別に怪しい音楽じゃないぞ! 普段から変わったのをよくかけているため,余計な先入観ができてしまったのか。まあ,その次に『テクノ歌謡〜アルファ編』をかけようとしていたのは秘密ですが。

寝酒にリンデマンズ・フランボアーズを半分飲む。半分はブルーベリー・ジュースと混ぜてゼリーにしてみる。

7月11日(火)

ゼミが30分長引く。お疲れ様。

5分でおにぎりを腹に詰め込み,1時から委員会。喫煙問題などを考える。その後に産業医巡視。30分長引く。お疲れ様。とりあえず本年度中の巡視の予定をすべて決定。

I君の旅行の相談にのる。しかしI君の経県値高し(180点代)。

ヌカエビ3尾を60cm水槽に移す。1尾は抱卵雌。熱帯魚もいるから孵化してもほとんど増えないと思うけど,いつまでもポリ容器(3リットルほど)に入れっぱなしはまずいので。残りのエビは暑さと相談しながら,ベランダの似非ビオトープに移す予定。

今夜のBGM:矢口博康『観光地楽団』。1984年発売のカセットブックのCD化。「カムチャッカじいさんの置きみやげ」なんかが楽しい。どこか懐かしい系の音。

寝酒にボヘミア。メキシコのピルスナー。ボヘミアというからにはボヘミアン・スタイルかというと,そうでもないらしい(イメージ?)。


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