日々の記録

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想,熱帯魚の飼育記録なども兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2006年10月

スプラウト月間

10月31日(火)

スプラウトはそこそこ順調。ただしベンリ菜(写真左上)は下に育たなかった種が残っているようで,腐った匂いがしてきた。種が小さいため,砂の隙間に沈んでしまったのが原因か。とりあえずベンリ菜の間引き?をおこなう。元気な苗をそうっと引き抜き,底に貯まったゴミを除去する。水洗いすると匂いがなくなったので,これで一安心か。ルッコラ(右上)も部分的に枯れるのが出てきたが,これはまた明日。マスタード(左下)も匂うけど,これは元々か。春菊(右下)は前回途中でしなびてしまったので,気をつけないと。水の多少の問題ではないと思うんだけど。早めに光に当てないとダメなのかもしれない。ルビーカイワレの2回目の種を播く。

例の世界史未履修騒ぎ。(最初は)東北とか北日本の進学高が多いのかもという話でしたが。山形県出身のAさんによると,「東北では立身出世欲というか,あるいは他の地方の人間に負けられないといった感情が強いから」と言ってました。現役で合格しなくちゃいけないっていう強迫観念みたいなのがあるそうです。うーん,“遅れてきた東北の悲劇”(by山田風太郎『警視庁草紙』)ってやつですかね。ちなみに,僕の出身地の長野県も地方度?では似たようなもんですかね。

……とか何とか考えていたら,東北だけじゃなくて,日本全国いろいろな高校で未履修が見つかっているようで。北日本云々というのは,単に発覚が早かったというだけのようです。で,上の話は見当違いだったというわけで...。愛媛県(一時期住んでました)が多いのもわかるような気がする。いわゆる“教育県”っぽい県でしたからねぇ。長野県も教育県とか言われてますが,ベクトルがちょっと違う気がする。なんせこちらは浪人合格率1位の県でしたからね。

で,中高一貫校が中学時に世界史をやってしまったというのも(少なくとも一部では)ダメなようで,あんまり厳密性を云々言ってもしょうがないような気もしてきた。政治的運用?で丸く収めてくれるとよいですが。そういえば,うちの近所にも某中○学校があるんですが,大丈夫かいな。何となく融通きかなそうなイメージもあるんですが。 それより気になっているのは,最近,近くのコンビニに「附属学校の生徒の立ち入り禁止」の張り紙があるんだけど,何があった!?

寝酒にシンガポールのタイガー。

10月30日(月)

蕎麦のスプラウトを収穫。3日ほど陽に当てておいたら,茎がきれいなピンクに染まってました。

何となく疲れた。出張で三重県(津)に行く予定を立てる。

10月29日(日)

二日酔いというわけでもないけど,日中はずっとごろ寝してました。って,いつものことかい。

ちょっと1日放っておいただけなんですが,スプラウトがまたしなしなに。春菊1回目はダメかも(陽に当てて育てた方がいいのかな)。ブロッコリの2回目に挑戦。

島田荘司セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』を読みました。−−「これは大事件ですよ」―馬車道の仕事場を訪ねてきた老婦人に名探偵・御手洗潔は断言した。とある教会で開かれたバザーで、彼女の知人がとった奇妙な行動には、隠された意図が。ロマノフ王朝から明治政府に贈られた「セント・ニコラスのダイヤモンドの靴」をめぐって起きた事件を御手洗が解き明かす! 心優しい聖夜の奇跡。−− 『ロシア幽霊軍艦事件』みたいな歴史(ネタ)ミステリかと思いましたが,そうでもなかったです。はっきり言ってセント・ニコラス……じゃなくていいじゃん(笑)。全体的にあまい(軽い?)印象。隠された意図云々も少し考えるとわかる内容だし(わざとかもしれないけど),薄幸の少女の話もあざといというか何というか。靴の受け渡しに関するトリックは面白かったけど,実現可能なのかな? 個人的には胴長靴に関する記述がダメなのが気になりました(適当なイメージで書いたんですかねぇ)。うーん,どうも島田荘司の近年の作品とは相性がよくないなぁ。

寝酒にミッキーズ・モルト・リカー。アメリカのラガー。少しだけアルコール高め(5.6%)。あんまり麦芽っぽさがない。

10月28日(土)

電車の中にて,綾辻行人(編)『贈る物語 Mystery』を読了。−−全くの本格ミステリー初心者から熱心な本格ファンまで―すべての読者がそれぞれに楽しめる、古今東西の名作から選ばれた粒よりの九編。−− 半分以上は既に読んだことがある作品ですが,改めて楽しめました。綾辻行人の思い入れたっぷりの解説も好印象(でもちょっとマニアックすぎ)。既読:クイーン「暗黒の館の冒険」,山田風太郎「黄色い下宿人」,ノックス「密室の行者」,法月綸太郎「カニバリズム小論」,泡坂妻夫「病人に刃物」。泡坂妻夫は高校生の時にはまった作家です。亜愛一郎シリーズを久しぶりに読みたくなりました。クイーンの短編集も高校の時に読んだはずで,個人的には家が消えちゃう話が好きだった。「密室の行者」はたぶん中学生の時にジュベナイルで。未読:ホック「長方形の部屋」,連城三紀彦「過去からの声」,鮎川哲也「達也が笑う」。「長方形の部屋」は何となく論理的に納得いかない。連城三紀彦は収録作もまあまあだと思うけど,「変調二人羽織」「六花の印」「依子の日記」(どれも『変調二人羽織』に収録)あたりのトリッキー作品の方が好きかな。「達也が笑う」はご愛敬ということで。ちなみに残る1話:カー「妖魔の森の家」なんですけど,読んだ記憶があるような無いような。少なくとも以前短編集を買ったはずなんだけど,ゴミの山に紛れて,全部読み終わらないうちに姿を消してしまったんだよな,これがまた。

終日会議。後半は多少雰囲気悪くなるも,とにかくぶじに終了。 でもまだ後1年orz。

夕刻より懇親会。1軒目,飲み放題だけど料理は4品。ちょっと少ないんじゃない。まあ値段にもよるか(ちなみに3500円)。最近気になっていた飲酒運転について,先輩に聞いてみました。「もちろんクビでしょ」とのこと。では自転車の酒気帯びでもクビなのか? 「当たり前だよ。」 ああ,そうですか。やっぱ自転車の修理するのやめとこ。

二次会でつい余計なことを言ってしまい,怒られました。しかし酔っぱらうと口が悪くなるのは,かっこわるいと思うぞ。ちょっと褒められたりもしました。まあ若造なんで,飴と鞭でそこそこ刺激を与えてもらえるうちが花でしょう。(←意味不明?)

帰りは雨。

10月27日(金)

ベンリ菜のスプラウトを収穫。癖のない味。

明日は朝から弥生で会議なので,早く帰って寝る。アルコールも抜き。

10月26日(木)

最初に播いた春菊のスプラウトがどうやら失敗みたい(枯れだした)なので,またやり直し。水の多少がよくわからないので,容器を斜めにして水っけが多いと所と少ない所を作ってみる。2回目の春菊はわりとうまくいっているようだが,今後どうなるか。

プロ野球は日本ハムが日本一になったらしい。おめでとうございます。日ハムはかなり昔(ソレイタとか岡部とか間柴とか20勝した誰だっけ?とかがいた時代)応援してた時期もあったので,ちょっとうれしい。鎌ヶ谷のファンの皆様もよかったですねえ。何年か前にファイターズタウン鎌ヶ谷までシーレックスとの試合を見に行ったことがあるけど,鎌ヶ谷駅から30分も歩かされて大変だった。応援してたシーレックスはボロ負けするわ,途中から雨も降ってくるわで,帰りは濡れながらとぼとぼと歩いて帰ったのも,今となっては懐かしい。

寝酒に,広島の友達からもらったレッドホース。フィリピンのサンミゲルが作っているビールだが,これはタイでライセンス生産しているモノ。

10月25日(水)

議事録案を提出。いろいろと面倒くさい。今度の人はわりとやり手っぽい感じなので,ちゃんと切り返しが来ることを想定して,それに対しさらに切り返すことを予め考えておく必要があるかな。それはそれである意味やりやすいのかも。でも,やっぱ面倒...

蕎麦とルビーカイワレのスプラウトを収穫。蕎麦はちょっと葉が‘こわい’かも。成長がバラバラですが,伸びたぶんだけ刈り取って食べるぶんにはちょうどいいようです。ビーカイワレのほうは,茎が赤いけど味は普通のカイワレ。栄養とかちょっと違うのかな? ベンリ菜の2回目を開始。種が砂の隙間に埋まってしまいがちなので,もしかしたらスポンジのほうがいいかも。

土曜日に釣れたダイナンウミヘビですが,歯が鋭くて噛まれると痛いらしい。何にも考えずに掴んで遊んでましたが...

世の中は,世界史の未履修で高校卒業できない問題が,大きな話題に。僕は世界史,しっかりやったけどねえ。ビットーリオ・エマヌエーレ2世(イタリア王国初代国王)だとか哲人皇帝マルクス・アウレリウスだとか,長ったらしい名前を一生懸命覚えた記憶が。バーレンシュタインとかガリバルディとか,ヨーロッパのプログレには歴史上の人名をとったバンドがけっこうあって,名前の由来がすぐわかるという意味では役に立ったかな。まっ,普通は必要ないだろうけど。それでも近現代史までは時間の関係上習わなかったけど(本当はそっちのほうが重要かも)。

メモ:Bewaad.Instituteより,産科医不足問題。医療崩壊の前触れか? 難しい問題っすね。今回の件にしても,当直医が1時間仮眠をとっただけで非難されるというのは問題だと思う。当の患者さんの家族が納得できないのはそりゃ心情的にしょうがないけど(僕だってその立場ならそうだろうし),客観性が必要なはずの新聞とかまでそれでは...。徹夜状態が続けばそれだけ判断力も低下するんだし(他の患者さんのことも考えても),ミスをしない(少なくする)ためにも仮眠をとるのは重要なこと。

しかし,僕が子供の頃は,医者って単に“もうかっていいな”というイメージだったんだけど,本当はどうだったんでしょう。実情は(一部のテレビに出る余裕のある人達を除いて?)収入のわりに忙しくてキツイだけみたいですが(医者の当直は労基法による労働時間に入らないらしいし)。その頃からそうだったのか,それとも急激に悪化してきているのか。うーん。

10月24日(火)

午前中は勉強になるゼミ。午後は職場巡視。

Oさんに,土曜日の会議への出席を頼む。

マスタード(芥子菜)のスプラウトも収穫しました(既に食べてしまったので写真はなし)。微妙に辛さがあります。カイワレやルッコラの辛さじゃなくて,うまく言葉で説明できないけど,マスタードっぽい?(笑)

他のスプラウトも順調に成長中。

左から順にルビーカイワレ(スポンジ使用),ベンリ菜,春菊(共にゼオライト使用),ルッコラ,マスタード(共にキッチンペーパー使用)

夜は本郷に。いろいろ大変ですな。誰か跡を継いでくれ!

寝酒にカンティヨン・クリーク。サクランボを漬けたランビック(ベルギーの自然発酵ビール)。酸っぱいです。甘めのリンデマンスとかとはまた違いますね。

10月23日(月)

昨夜から雨降り。

土日と留守にした間にスプラウトのベッドが乾燥してしまい,ちょっとしなびた感じになってしまいましたが,ギリギリ間にあったようで,半日後には復活。そばスプラウトがひょろひょろ伸びて面白いです。っていうか,伸びるの早過ぎない?

 蕎麦:底砂はゼオライト(たぶん)

どうも説明が下手くそでいけないです。明日の巡視の詳細はうまくNさんに伝わっただろうか?

寝酒にラーデベルガー・ピルスナー。ちょっと涼しくなりましたが,まだまだドイツビールがおいしい。

10月22日(日)

昨夜からの夜釣りの続きです。夜明け後は,お遊びでサヨリ狙いのさびき釣りを始めました。100mほど離れた場所でも,7時ぐらいから他の釣り客が集まってきました(サヨリのよく釣れる場所らしいです)。あんまり釣ってもしょうがないので,2人で5尾釣ったとことで終了(僕は素人なので,ここで釣れた1尾が今回の唯一の獲物)。I君は仕事があるため,朝のバスで東京に戻り,僕は昼までM君宅にて仮眠。昼食はサヨリを刺身にして食べました。久しぶりに食べましたが(四国ではよく刺身を売っていたけど東京じゃ見たいことない),おいしいですねえ。満足満足。

 

東海大学海洋博物館へ寄ってみました。1階は水族館,2階は海洋学の展示と機械水族館(泳ぐロボットの展示)があります。子供の頃から行ってみたかった水族館の一つです。大きくてきれいな水族館がたくさんできた最近こそ地味な存在になってしまいましたが,なかなか工夫されていていい水族館ですね。お客さんが少ないのがもったいないですが,しょうがないのかな。

海洋博物館を出たら雨が降ってました。バスで清水駅に。帰りは静岡駅から新幹線でした。最初の予定では静岡市内の熱帯魚店(ラスボラなどの小型魚が中心の店あり,ラスボラ・バンカネンシスがコンスタントに入手できる店は他に知りません)に寄っていくつもりだったんですが,けっこう時間がかかったので,さすがにそこまでの余裕はありませんでした。疲れたし。だったら折戸から高速バスに乗った方がよかったかも。

車中にて,浦賀和宏上手なミステリの書き方教えます』を読了しました。−−友だちもいない、女にもまったくもてない。唯一仲よくしてくれていた大切な妹は、暴漢に撃たれ、意識不明の重態。心和むのは、自分の部屋でガンプラを作っているときくらい……。不幸の女神に愛された男、八木剛士の前人未到なほど前途多難な恋。やっと訪れた「青春」が剛士にもたらすものは? 結末圧倒的感動必読!!−− 何ですかこれは! メタというか何というか...ネタ系? 途中から変な作家が登場してオタク批判を始めるし,その作家が...などと,こういうわけ解んないことするからな。確かにラストはまあ感動的ではあるでしょうが,いやしかし,あの作家“松本楽太郎”の存在は何だ!などと考えると手放しで「よかったね」と言えやしないですって。タイトルも何だろうね? このわけ解んなさは,この後のシリーズの展開できちんと解決するんでしょうか? 知らないよホントに。マジで,だんだんと楽しみになってきました。

池袋に寄って,駅でカレーを食べてから帰宅。

寝酒にハーベイス・エリザベザン・エール。イギリスの大麦ワイン(高アルコールのビール)です。ちょっと高め。じっくり楽しむ用。疲れた体には心地いいです。

10月21日(土)

浦賀和宏『上手なミステリの書き方教えます』を読み始めました。このタイトルは?? 帯の文句が素晴らしい。「彼女と出会わなければ俺は脳内で幸せに生きていられたのに!」 こういう文って編集者が考えるんですよね。なかなかうまいな(本当か?)。

I君と静岡(清水)に移ったM君のところに遊びに行きました。といっても,基本的には夜釣り(狙いはタチウオ)! 午後3時10分東京駅発の高速バスに乗るために,1時に職場(I君が仕事があったため)に集合。の予定だったのですが,目が覚めたら1時50分。さあどうなる?

何とかバスには5分前に間に合って,6時頃に折戸に到着。M君の部屋で焼きそばをごちそうになった後,さっそく釣りに出発です。

しずてつバスに乗り数分,三保車庫前で下車。清水エスパルスのグラウンドを横目に,海へ向かいます。まずはタチウオ釣りに挑戦。1時間ほど待ったところ,ようやく何やら細長いものが……。これは!と思ったら,どうやらウナギとかアナゴの仲間みたいですね。特に口が細長いのが特徴。にょろにょろしてます。ぬめぬめしてます。つやつやしてます。この場所はどうも水深が深くないらしいということで,急きょアナゴ釣りに変更。しばらく待つこと,今度はさっきよりだいぶ太いものが……。こちらはアナゴのようです。

  

追記(10/24):1尾目はダイナンウミヘビ(蛇じゃないですよ),2尾目がクロアナゴと判明。

夜の2時を過ぎたところで場所を変更。折戸に戻って港内でタチウオ狙いに。M君は飽きてきたようで,途中でさっさと帰宅してしまいました。ここでも2時間ほど粘りますが,何も釣れずに夜明けに。とうとうタチウオは1尾も釣れませんでした。


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