日々の記録

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想,熱帯魚の飼育記録なども兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2007年1月

おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

1月20日(土)

1月19日(金)

急きょ,21日の日曜日にセンター試験の監督を頼まれる。久しぶり。会場は某名門(らしい)女子校。だとすると,設備はわりと悪くなさそうかなと。

1月18日(木)

1月17日(水)

何となくオールタイムベストを作ってみた。順不同で,

坂口安吾 『桜の森の満開の下』
石川淳 『天馬賦』
花田清輝 『日本のルネッサンス人』
澁澤龍彦 『思考の紋章学』
橋本治 『江戸にフランス革命を』
山田風太郎 『警視庁草紙』
舞城王太郎 『世界は密室でできている』
佐藤友哉 『水没ピアノ―鏡創士がひきもどす犯罪』
西村三郎 『日本海の成立―生物地理学からのアプローチ』
網野善彦『日本の歴史をよみなおす』
アルベール・カミュ『追放と王国』

外国作家が少ないな。ミステリーとかも。

1月16日(火)

11月末に亡くなった叔父の四十九日の法要。しめやかに。こぢんまりと。整理が大変。母からは「お前も死んだら変な物残さないよう,片づけとけ」と言われる。変な物?? アレとかかな。いったん家に戻り,東京に。

1月15日(月)

とりあえず,寒中見舞いでも書いてみる。出せるかどうかは別として(年賀状をいただいた皆様,申し訳ありません)。

大倉崇裕無法地帯―幻の?を捜せ!』を読了。短編集かと思ってたら長編でした。表紙の写真から見て,真面目なんだか冗談なのかどっちだ?と思ってたら,けっこう真面目系。マニアック(プラモデル命のオタク達の仁義なき争い)。アクション・シーンもなかなか。最後はちょっとほろっと(苦く)。シリーズ化とかしないのかな。

1月14日(日)

実家(長野市)に帰省。雪は多少降ったらしいけど,少ないかな。

途中の東京駅構内の本屋でいろいろ購入。まずは『石川淳短篇小説選』でしょ。よく出した,でかした!って感じか。とりあえず「マルスの歌」「無尽灯」を読む。出だしが素晴らしい。後はまたゆっくりと。他には飯田泰之『ダメな議論―論理思考で見抜く』 ,大倉崇裕『無法地帯』 ,愛川晶『ダイニング・メッセージ』

飯田泰之ダメな議論』を読了。久しぶり学術的な本(といっても新書だけど)を読んだが,面白い。さくっと1通り。折を見て,また読み直すべきだろう。すぐに役立つかは別にして,覚えておいて,常に心がけておいて損はない。
 しかしまあ。時々ブログでは見てたけど,けっこう若い方だったんですね。プロ野球選手のほとんどが自分より若くなっているのに気がついた時みたいな感じ。

1月13日(土)

片づけをする気がないけど,する姿勢だけは見せないと。自分に。

1月12日(金)

Hさんとの打ち合わせ,難航中。だって内容が難しいんだよ。

夕方より職場の有志で新年会。Kさんがおいしいおでんを大量に作ってくれました。後はビールを買ったりで簡単に。なかなか楽しかった。

何がきっかけだったか忘れたが,よせばいいのに長野県の主な市町村と藩の配置について説明してる僕はいったい何者だ。それはそうと善光寺は行ったことがあるけど,長野市はどこにあるか知らないという人もいて,やっぱり長野(長野県民が長野って言ったら長野市のことさ)はマイナーなのだろうか。 

おでんは余ったので,I君にお裾分け。明日のぶんもあるぞ。

1月11日(木)

明け方近くまで『筋少の大車輪』を聴きまくっていたので,眠い。

仕事あまり進まず。年末年始に家でやろうと思っていたのに,本ばっかよんで後は寝てるだけだったからな。春の学会発表について,Hさんとメールで打ち合わせ。

夜遅くまで夕飯を食えず,夜中に近所のファミレスに。

筒井康隆の短編集『日本以外全部沈没−パニック短編集』を読む。表題作だけ読むつもりが,面白くて全部読んでしまった。−−地球規模の地殻変動で、日本を除くほとんどの陸地が海没してしまった。各国の大物政治家はあの手この手で領土をねだり、邦画出演を狙うハリウッドスターは必死で日本語を学ぶ。生き残りをかけた世界のセレブに媚びを売られ、すっかり舞い上がってしまった日本と日本人だが…。痛烈なアイロニーが我々の国家観を吹き飛ばす笑撃の表題作ほか、新発掘短篇「黄金の家」も収録。−− うーん,表題作ってけっこう酷い話ですねえ(笑)。笑えるけど,例えば作中に出てくる俳優・女優さんのファンだったら怒るかも。これそっくりさんとか使って映画化されたんですよね。見てみたい。 表題作以外では「新宿祭」「農協月に行く」「アフリカの爆弾」といったところが面白かった。特に後の2つは時代を感じさせる内容ではあるけれど,それも含めて新鮮な印象。さらに,「ワイド仇討」のすごいことすごいこと。身も蓋もないような話なんだけど,後に残るこの気持ちは何なんだ? いやー,筒井康隆のSF(ナンセンス系?)をまともに読んだのは,実は初めてだったんだけど,毒に当てられました。これで興奮してまた明日の朝も...眠いんだろうな。


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