日々の記録

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想,熱帯魚の飼育記録なども兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2007年2月

寒中見舞いの次には,余寒見舞いというのがあるらしい。2月中ならOK。

2月20日(火)

午前はゼミ。午後は産業医による職場巡視。僕が手伝うのも後2回。

夕方より本郷へ。

2月19日(月)

最近,職場にジャンクメールがとても多いのだが,どうにかならないものか。サーバーのほうで何らかのフィルターをかけているものと思っていたのだが,違ったようだ。

2月18日(日)

予定がうまくあったら中野ブロードウェーに行こうと,I君と約束していたのだが,うまく合わず。僕がシャワーを浴びている間にメールがあったのに気が付かず,すれ違う。

新宿でスパゲティ(バジリコトマト)を食べてから,本屋へ。読まないのに,本だけ貯まる。『笙野頼子三冠小説集』,泡坂妻夫『乱れからくり』,柄刀一『殺意は青列車が乗せて』の3冊。笙野頼子さんって,野間文芸新人賞・三島賞・芥川賞のすべてを受賞してたんですね。他にもいるのかな?

2月17日(土)

再読していた花田清輝室町小説集』を読了。歴史好きにとって,彼の評価ってどんなもんなんだろうか? 彼が着目していた事柄が,歴史好きにとって一般的に人気があるジャンルからずれているせいもあるのか,あまり聞いたことがない。彼の小説は,小説なのだかエッセイなのだか区別しにくい(わざとそうしているらしい)のだが,まあ小説だよね。想像による部分を“想像だ”と断らずに書いているという点で。「伊勢氏家訓」がやっぱり面白い。「悪女伝」(『日本のルネッサンス人』に収録)などでの伊勢貞親像とちょっと違うけど。

寝る前に,『図説江戸三百藩 城と陣屋総覧』などをぱらぱらと眺める。一国一城制により,一つの藩に一つの城以外はすべて破棄されたものだと思っていたのだが,東北の一部では支城がいくつか残されているようだ(花巻城・猪苗代城・横手城など)。知らなかった。

2月16日(金)

I君が池袋のジュンク堂書店に本を買いに行くということなので,金魚の糞よろしく,ついていく。昨日も買ったばかりだけど,まあいいや。

その前に,目白の田中屋で外国ビールを3本購入。池袋駅前の光麺で夕食。

『石川淳長篇小説選』:「白猫」「天馬賦」「八幡縁起」の3話入り。選集もあるのでなくてもいいのではあるが,まあファンとしてはおさえとかないと。京極夏彦『どすこい』:読んでみようかと思いつつ文庫化を待ちつつ,なんとなくそのままになっていた。後は,僕の個人的趣味(読書も趣味の一つではあるけれど)で。『図説江戸三百藩 城と陣屋総覧』(上下2巻):作成がとどこおってる‘江戸時代の藩の配置図’の参考に。今まではもっぱら秋田書店の『藩史事典』を愛用していたのだが,城や陣屋の位置がわからなくて困っていたので,地図が付いているととても助かる。明治になって成立・移転した藩って,資料が少なくいんですよね。刈田敏『水生昆虫ファイル』(全3巻):水生昆虫の本ってゲンゴロウとかタガメとかの止水系はけっこうあるんだけど,カゲロウとかカワゲラとかトビケラとかの河川系の本は意外と少ない。本書は分類面でどれだけ信頼がおけるか少し不安なところもあるが,写真も多くてなかなかよい印象。ファイルLでは,学名の表記法もちゃんと修正されているようです(出たばかりの頃のJ・Kはけっこうひどかったから。)

ちなみに学名の書き方のルールというのはこんな感じ。例として,クロタニガワカゲロウ:Ecdyonurus tobiironis Takahashi,ユミモンヒラタカゲロウ:Epeorus nipponicus (Ueno),コカゲロウの一種(種名が決まっていないが,便宜的にFという記号で区別されているもの)Baetis sp.F。属名・種名・記載者名の順に記されている。種名は大文字で始めない。属名と種名はラテン語なので一般的にイタリックにするのが一般的(特に英語の文章の場合,地の文と区別が付きやすいように)だが,記載者名はイタリックにしない。ただし,分類の論文以外などでは記載者名を省略することも多いようだ。記載者名が“()”でかこまれているのは,記載後に所属する属が変わったケースだったように覚えてる。いろいろな理由により種名が決まっていない場合,種名の代わりに“sp.”を付ける。これは“species”の略なので,イタリックにはしない。

2月15日(木)

今日は10時から会議。1時間早く家(and/or職場)を出ただけで,電車の混み具合がぜんぜん違う。

無事終了。どうやら来年も予算がつくっぽい。来年が本当に最後の年になるので,もう少ししっかりしたものを作りたい。

帰りに本屋で買い物。まずは,読みたかった北山猛邦『少年検閲官』。イラストが米澤穂信の○期限定シリーズの人ですね。あらすじ紹介からはファンタジーノベルっぽい雰囲気がしますが,けっきょくバカミスっぽかったりするに一票。楽しみ。他には迷ったあげく,森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』と法月綸太郎『ノーカット版 密閉教室』を購入。桜庭一樹を何か(『少女には向かない職業』とか)読んでみたい気もしたが,またそのうちに。ようやく余裕もできつつあるので,もう少し読書に力を入れたい。

お疲れ。

2月14日(水)

朝6時に早出して,報告書を間に合わせる。本番の一時間前に完成させるなんて。だんだん悪い癖が身に付きつつある。困ったもんだ。

11時より夕方まで,虎ノ門で会議(報告会)。報告は急きょ付け加えた内容が中心になったもので,しどろもどろとまではいかないが,ちょっと早口になってしまい,うまく伝わったかどうか。ちょっと怪しいところ。まあ,評判はそれほど悪くはなかったので,よかった。あくまでいつもに比べてということではあるが。午前中に報告を終えてしまったので,後は余裕を持って討論を聞ける(聞くだけでなく意見を言えよ!)。

あまり寝てないので,家に帰って即寝る。明日もまた虎ノ門。

2月13日(火)

明日の準備が間に合わず,I君の修論発表会はすっぽかす。すんません。ふと思いたって,新しいことを報告に付け加えることに。三重で思いついたことではあるのだが,けっきょくそっちのほうがふさわしいような気になって,あわてて一から計算をやり直す。頑張れ!間に合うか?

けっきょくのところ,とりあえずは,なんとかやれそう。そんな予感。夜2時に帰宅。

2月12日(月,振替休日

特に体調が悪いわけではないが,起きられない。

日比谷カタン『対話の可能性』を聴いて一日過ごす。スタジオ録音だと普通にかっこいい“怪しい”音楽という感じも少し。あのライブで怪しさはCDだと再現は無理なんだろうな。でもやっぱり,普通にかけてたら周りからこいつは何を聴いているんだ思われるだろうな。精神科に通っててそこの先生が好きになる女性の歌って,前に聴いた覚えあり。「○○でごさいます。よ。」って,こう書くんですね。知らんかった(笑)。 Djamraの『紙一重』。内ジャケの写真が怖いんですけど(笑)。これもかっこいい。

2月11日(日,建国記念の日

る*しろうレコ発ライブに行ってきました。出演はDjamra/日比谷カタン/る*しろう。なんとなくちょっと調子はよくないんですが,これは行かないとダメでしょう。

家を出るのが遅れ開演時間5分後に着いたら,既にDjamraの演奏が始まっていました(本当は,最初に2分ほど“裏るし”があったようですが,聴き逃しました。くやしいな)。いきなり「最近,大阪でる*しろうをよく見る」とかなんとかコーラスが聞こえてきて,とても楽しそう。ぎゅうぎゅう詰めの盛況で,僕の後から来た人には,入れずにあきらめて帰った人もいらっしゃいました。Djamraは一昨年に「きりる*しジャンwithエマ」というので聴いたのですが,浪花の商人っぽい風貌のベースの人とサックスの人の顔は覚えあり。キーボードの人もなんとなく。1回見ただけでもけっこう覚えているもんですね。ころころとよく変化する,実力派の変拍子ジャズロック。

2番手の日比谷カタンさんは2004年と2003年に1回ずつ見て,3度目。浴衣とか来てましたけど,いつも女装なんですかねえ(前回は女子校の制服みたいなの着てたような)。相変わらず変(演奏はすごいけど,歌詞とか曲の途中のMCとかが独特で,アンバランスなところも面白かった)。かなり受けてました。1曲目の途中のMCなどは爆笑もの。それより何より,アンコールがあるとは思わなかったですね。演奏した曲は,本人曰く「しみったれ系」とのことですが,しみじみ系でいい感じ。こういうのもあるんだ。「ビリジアン・ゼラニウム〜少女緑化計画」もよかったです。次の次のCDとか言ってましたが,出たら買います。

休憩時間にCD3枚買いました。Djamra『紙一重』・日比谷カタン『対話の可能性』・る*しろう『3.27830』(おまけCD付き)。あわせて7100円の出費。最近,ライブに行く回数が減ったぶん,まとめ買いの傾向にあり。

最後に万を期してる*しろうの登場。ようやくというか,まだまだこれから本番だというか。出たばかりの2ndから何曲か。時間の関係か,一部はなかったような。最初の「魅惑のハワイ旅行」から,ヘタウマ系コーラス付き。「略してノック」?とか絶叫(シャウト)が入った激しい曲が多い印象ですね。「ヘビダンス」(だったかな?)では,京都のバンド・アインソフの人がドラムで参加。ツインドラムで迫力2倍。聴いているDjamraの人たちが酔っぱらって楽しそうでした。例の「串カツ」の曲はやらないのかと思ったら,アンコール用でした。酔っぱらい集団も最初の前振りのところで参加。「うどんうどん」って言って他のは誰だっだんでしょうね? 最後,再度のアンコール。こちらは用意がなかったみたい。急きょ人を集めたせいか,ちょっとドタバタした感じでしたが,それはそれで見てて楽しかったです。

もりだくさん過ぎて,なんか疲れた。


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