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会の活動日誌と写真紹介(2011年の活動)

会の活動日誌(2011年1月から12月まで)
2011年
当会の共同代表をはじめ11人が呼びかけ発起人となって
「怒りの大集会」を開催!


「すべての原発を止めよう! 被災者を全力で支援しよう! 6・5怒りの大集会」に1280人が参加


主催者あいさつ
池田龍雄さん
6月5日(日)練馬文化センター
 呼びかけ発起人(当会共同代表)の池田龍雄さんが、「原発だけでなく、世界中の核の廃絶という理想に向かって行動をおこそう」と呼びかけました。第一部で、伴英幸さん(原子力資料情報室共同代表)が「福島原発事故は人災だ、今こそ脱原発を」と題して、古川路明さん(放射化学者・呼びかけ発起人)が「福島第一原発事故と放出放射能」と題して、それぞれ原発事故の実態をリアルに報告するとともに、私たちが「原発を止めよう」の大きな声を、今あげることの大切さを訴えました。
 第二部のリレー発言では、大石又七さん(ビキニ水爆被爆者・元第五福竜丸乗組員)・樋口健二さん(フォトジャーナリスト)・小木曽美和子さん(原発に反対する福井県民会議事務局長)・河合弘之さん(浜岡原発差止訴訟弁護団長)らが、それぞれ原発反対や核兵器反対や被災者支援の運動を進めてきた体験を紹介しながら、「今こそすべての原発を止めよう」、「被災者を全力で支援しよう」と訴えました。

「すべての原発を止めよう! 安保強化・大増税を許すな! ノーモア・フクシマ 10・9怒りの大集会」に
1130人が参加

10月9日(日)豊島公会堂 主催者あいさつ
古川路明さん
 第一部で、呼びかけ発起人(当会共同代表)の古川路明さんの主催者あいさつの後、石丸小四郎さん(双葉地方原発反対同盟代表)が「福島現地からの報告」と題して、放射能禍のもとにおかれた人々の悲痛な叫びをリアルに紹介しました。続いて、学生が“暴け! ドジョウの正体”と題した寸劇を大熱演。河合弘之さん(脱原発弁護団全国連絡会代表)も全国各地の原発差止訴訟を紹介し、「原発を全部止めましょう」と訴えました。
 第二部では、実行委員会代表が、「さようなら原発集会」の成功にふまえさらに運動を力強く進めるための問題提起をおこないました。リレー発言では、向井雪子さん(チェルノブイリ子ども基金代表理事、未来の福島こども基金世話人)や学生ネットの代表、斉藤征二さん(元原発労働者)や組合で闘う労働者が、みずから運動を進めてきた体験を紹介しながら「すぐに原発を止めよう!」と熱烈に訴え、呼びかけ発起人の森井眞さんの力強い閉会のあいさつでしめくくりました。 
2011年は被災者を支援し原発に反対する運動を全力で取り組みました!

1月25日(火)
日本航空本社前(品川区)
『ジャキューズ』第14号表紙
3月27日(日)
東京電力本社前
4月10日(日)
芝公園
4月17日(日)
奉仕園
講演する井野博満さん
4月21日(木)
双葉町民の避難所(埼玉県加須市旧騎西高校)
5月27日(金)
日比谷野外音楽堂
6月11日(土)
芝公園
9月19日(日) 明治公園
熱心に耳をかたむける参加者
12月10日(土)
会場であいさつする大石又七さん
1月19日(水)
「日航の不当解雇撤回裁判の原告団を励ます会」に参加しました。(科学技術館サイエンスホール)

1月25日(火)&2月22日(火)
 「日本航空による不当解雇撤回!」日航本社前での抗議行動に参加しました。(日本航空本社前)

1月30日(日)
『ジャキューズ』第14号 講演:若松 隆さん「東アジアにおける米・日・韓と中国の軍事的対立の激化と私たちの課題」を発行しました。

3月3日(木)&3月11日(金)
 JAL不当解雇撤回裁判(3月3日運航乗務員、3月11日客室乗務員)に参加しました。

3月27日(日)&4月3日(日
「反原発―銀座デモ」および「抗議アピール&ライブ」に参加しました。(東京電力本社)

3月30日(水)
「戦争を許さない市民の会」が「東日本大震災の被災者を支援しよう! 福島第一原発の大事故を弾劾する!」という呼びかけを発表しました。

4月10日(日)&4月24日(日)
「浜岡原発すぐ止めて!4・10東京―市民集会とデモ」「くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会 4・24集会とデモ」に参加しました。(芝公園)

4月17日(日)
 当会が主催し、早稲田奉仕園で「福島原発事故を考える緊急の集い」を開催。80人が参加しました。
 主催者を代表して古川路明共同代表が挨拶。井野博満さん(東京大学名誉教授、柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会代表)が「福島第一原発でいま何が起こっているか」と題して講演をおこないました。
 井野さんは、「福島原発事故は人災である」ことを写真や図版を使ってわかりやすく明らかにし、「原子力は最悪のエネルギーであり、これからのエネルギーは脱原子力を前提にして構想しなければならない」「原発とセットになっている核兵器の廃止や、戦争の廃絶にも結びつけていかなければならない」と提起しました。
 続いて、橋本勝さん(イラストレータ)、池田龍雄共同代表、大村恵美子さん(東京バッハ合唱団主宰者)、森井眞共同代表、福武公子さん(弁護士)、保育士の女性が発言。この集会の成功は、「市民の会」が原発反対の運動を強力にとりくんでいく上で、大きなステップになりました。

4月21日(木)
 古川路明共同代表らが、4月17日の「福島原発事故を考える緊急集会」と、4月18日の「10・13集会妨害国賠裁判の報告会」で寄せられた義援金22万円を支援の品に換えて、双葉町の被災者の方々に届けました。(埼玉県加須市旧騎西高校)

5月3日(火)
「2011年5・3憲法集会――生かそう憲法 輝け9条」に参加しました。三宅晶子さん(千葉大学教授)や伊藤千尋さん(ジャーナリスト)らのスピーチの後、社民党の福島瑞穂代表が「新しい原発は作らない、原発と手を切るアクションプログラムを作成する」と述べました。共産党の志位和夫委員長は、「原発技術は未完成なもので危険」「期限を決めて原発をゼロにする」ことが求められていると語りましたが、「今すぐ止めよう」とは言いませんでした。集会後、東電前を経由して東京駅までのデモ行進をしました。

5月7日(土)「原発やめろデモ!!」、5月22日(日)「野菜にも一言いわせて! さよなら原発デモ」に参加しました。

5月27日(金)
 「くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会 5・27集会」に参加しました。(日比谷野外音楽堂)

6月11日(土)
「くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会 6・11集会&デモ」に参加しました。
 6000人の労働者・市民・学生が参加し、芝公園は熱気にあふれました。会場には、連合傘下の労働組合の旗が林立。多くの組合員が職場で熱心な討論を重ね、集会に結集しました。(芝公園)

6月13日(月)
 古川共同代表が6・5集会の参加者から寄せられた被災者支援カンパ72万円余を『福島民報社』に届けました。

6月24日(金)
 「くり返すな! 原発震災 つくろう! 脱原発社会 6・24集会とデモ」に参加しました。(日比谷野外音楽堂)

7月10日(日)
 7・10公開フォーラム『福島原発震災の真実』に参加しました。(日本科学未来館みらいCANホール)

7月23日(土)
「くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会 新宿デモ」に参加しました。(新宿中央公園「水の広場」)

9月8日(木)
「講演会 さようなら原発」に参加しました。
 山田洋次さん(映画監督)は、「『原子力の平和利用』という言葉をほとんど鵜のみにしていたことの悔しさ、そこから起きた出来事にたいする悲しみ、怒りを、みなさんと共有できると思います。」と率直な想いを述べ、参加者に感銘を与えました。ショパンの曲をピアノで演奏した崔善愛さんは、これほどの事故を起こした後もなお原発を維持しようという原子力村の人々を厳しく批判して、原発反対を訴えました。(日本青年館)

9月11日(日)
 「再稼働反対・脱原発!全国アクション」「経産省(保安院)を1万人の人間の鎖で包囲」に参加しました。(経済産業省、事故後初めて完全包囲に成功)

9月19日(月)
「さようなら原発5万人集会」
 明治公園で開かれた集会に、主催者の予想をはるかに上まわる6万人の労働者・市民・学生が参加しました。
 集会後は、3コースに分かれてデモ行進をおこない、東京に「原発止めろ!」の声がとどろきました。
 私たち「戦争を許さない市民の会」も多くの市民が参加し、幟旗を掲げプラカードを持ってデモ行進しました。「すべての原発を直ちに止めろ!」「海外輸出反対!」「震災復興の名による大増税反対、消費税の引き上げ反対!」などのシュプレヒコールをあげました。

12月6日(火)
 みらい座いけぶくろで、国民支援共闘が主催して開催された「12.6JAL不当解雇撤回総決起集会」に参加しました。来年3月の判決をひかえ、支援の輪を広げ、裁判勝利へ総決起する場として開かれた集会に、原告団や支援する労組員など650人が参加しました。

12月10日(土)
 「がんばろう!さようなら原発1000万人署名」12・10集会に参加しました。デモ行進には、大石又七さん(ビキニ水爆実験被爆者・元第五福竜丸乗組員)も参加しました。(日比谷野外音楽堂)

「10・13集会妨害国賠訴訟」 森井眞さんが集会の自由の侵害を厳しく弾劾(第13回裁判)

報告会で挨拶する森井眞さん
 2008年の10・13怒りの大集会への公安警察による盗撮と監視を告発した国家賠償請求訴訟。2011年は、5回の裁判が開かれました。

 4月18日第10回裁判では、矢澤弁護団長と前田知克弁護士が意見陳述をおこないました。6月13日第11回裁判では、証人の採否について書面提出が行われました。9月26日第12回裁判では、栢木国廣公安二課長(当時)を証人として尋問することが決定されました。さらに、当初裁判所が採用を渋っていた原告側証人の三嶋静夫さん・岩本昌子さん・小塚陽子弁護士も採用されました。いよいよ11月14日第13回裁判で原告の森井さんが証言しました。
 森井さんは、“自由! 人間の尊厳を!”という意志に燃えて「怒りの大集会」を主催してきた旨を述べました。森井氏は「革マル派に担ぎ出された」と被告が主張することにたいして、「自分は反戦平和の意志から運動を進め集会を主催してきたのであり人に担がれてやってきたようなことは決してない」、「被告の主張は赦しがたい邪推であり侮辱である」、と厳しく弾劾しました。そして、「主催者として、『怒りの大集会』はすべての人に対して開かれ、参加者が警察官に監視されているという不安を抱くことなく自由に参加できる集会としたいと考え実現してきた。」「集会を警察官らが監視していること自体が、集会を開催する自由の侵害である。」と述べました。
 最後に森井氏は、「この裁判は国民の自由が戦前と同様に奪われ人権が侵されることが許されるのか、それとも自由が守られるのか、日本の民主主義が守られるのかどうか、という戦後の歴史の上で重要な意味を持っている。裁判官もこの国の主権者の一人として自分たちの問題として真摯に考えていただきたい。」と、裁判所に対して訴えました。
 12月12日第14回裁判では、公安警察官3人に対する証人尋問が行われました。原告側代理人の追及に追いつめられて彼らは、「集会参加者全員が『チェック』の対象」であり、「正しいことをやっているならチェックされたってかまわないんじゃないですか」などと言い立てました。憲法に保障された「集会の自由」を否定し踏みにじる不当な行為を、傲然と居直ったのです。戦前の特高警察を彷彿とさせる暴言にたいして、傍聴席から「集会参加者を愚弄するのは許せない!」と怒りの声があがりました。 
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