はじめに

この文書は、ショウさん制作のRPG「月夜に響くノクターン」の感想です。未プレイの方に配慮して、私がネタバレになりそうだと判断した文章はコメントアウトしてあります。コメントアウトされた文章はソースを表示すれば読むことができるので、ネタバレを気にしない方はどうぞ。

感想

テンポのよいストーリー展開と秀逸なゲームバランスで、最後まで快適にプレイできました。メッセージの表示や移動中の足音など、細部まで丁寧に作られていて好感が持てます。一つの技に複数の戦闘アニメが用意されているのはすごいですね。

ストーリー自体は特に目新しい展開もなく、個々のイベントもありがちですが、前述したように丁寧な作りで演出も巧く、なかなか楽しめました。ただ、主人公が吸血鬼と聞いて期待していた「人の血を吸う」という行為に関する葛藤が、全くと言っていいほど描かれなかったのは残念なところです。葛藤の焦点が「人の生命に価値を認めるか否か」にあるので、しかたないとは言えるのですけどね。

あと、私はこのゲームの結末があまり好きではありません。

「月夜に響くノクターン」の基本データ

タイトル
月夜に響くノクターン
対応OS
Windows 95/98/2000
ジャンル
ロールプレイング
価格
無料
ファイルサイズ(展開前)
4,053,994 Bytes
制作
ショウ
公式サイト
http://members.jcom.home.ne.jp/cogwheel/game/nocturne/
制作ツール
RPGツクール2000
動作に必要なソフトウェア
RPGツクール2000 RTP
ダウンロード
http://www.vector.co.jp/games/soft/win95/game/se264952.html