リューデスハイムからザンクトゴアまで、約2時間のクルーズでした。

船に乗り込んだ町、リューデスハイムには通称『つぐみ通り』と言われる通りがあります。
この町の中心街だそうです。
幅は5mも無いほどの通りにお土産屋さんやホテル兼レストラン、ビアホール等が所狭しと並んでいました。
通りの入り口にはつぐみをかたどった看板が掲げられています。
「父なるライン」とも呼ばれているこの川は、中世にはヨーロッパ交易の重要な交通路の役割も果たしていたそうです。


ライン河の両岸には、数えきれぬほどの古城が保存されている。群小の領主がそれぞれ河に関をもうけラインを上り下りする商人から通行税を徴集した名残である。(『死の泉/皆川博子:著』より)
と、書いてある様に、今でも船から沢山の古城を見る事が出来ました。
歴史の刻まれたその姿は、とても気高く、でもひっそりとして、美しく、見ていてついはしゃいでしまいました。

難所と唱われたローレライ。
ウーン、この写真ではどういった所か全く分かりませんが・・・
川幅が狭く深さもあり、急カーブで流れは早く、かつて船の事故が絶えなかったというこの場所。
そんな事から、
[砦に住む水の精ローレライが、通りかかる船の船乗りたちを美しい容姿と歌声で魅了し、彼女に見とれ、歌に聞きほれているうちに船は操舵を誤り、岩礁に打ち砕かれ、渦に巻き込まれてしまう]
という「ローレライ」の伝説が生まれたようです。
 
ザンクトゴアで。
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