ファーストインプレッション 99年春


 1999年「春」開始(一部は既に開始済、『宇宙海賊ミトの大冒険』は関東地方放映終了)作品も、約1ヶ月が過ぎました。だいたい4話前後、見ての第一印象(ってのも時期を逸してるかもしれませんが)をば…。

燃えろ!ロボコン
 前作『がんばれロボコン』のリメイク作品。正直、なんで今さら…なんですが、実際、なんで今ごろ…と言うくらい、前作のテイストを継承している感じがします。確かに、ロボコンとガンツ先生以外のロボットたちには、カラオケや宅配や気象予報士やデジタルコンピュータ(^_^;)のように現代風にアレンジされているロボットもいますが、前作のロビンちゃんのような、ロビーナちゃんと言う前作の位置を継承したロボットも何体かいます。
 だからなのかもしれませんが、新しいことをやりたいのか、それとも旧作へのオマージュなのか…今一掴みきれてない感じがします。その上、こじんまりとしたお話づくりになってしまっている感じがぬぐいきれません。
 なぜ『ロボコンがロボ根性でがんばって』いかに『はた迷惑な失敗をしでかすか』…がロボコンのあいでんてて〜の一つではないかと考えるのですが、思いっきりの良さがないと言うか…。
 とはいえ、ガンツ先生の立場は、今のように『採点するだけ』の存在でかまわないわけで、ロボコンたちの現場に出てきてしまっては、それこそロボットたちの活躍の場が失われてしまうんじゃないかと…。
 ともかくも、立ってるだけならすごくかわいい『ロビーナちゃん』と、一度髪を下ろして欲しい『モコちゃん』がいれば、私は結構幸せかもしれない…。出番多くしてください>脚本家殿(^_^;)
1999.05.08
おジャ魔女どれみ
それいけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ
アーク・ザ・ラッド
宇宙海賊ミトの大冒険
エデンズ・ボウイ
カードキャプターさくら Second Season
D4プリンセス
南海奇皇ネオランガ Second Season
ベターマン
天使になるもんっ!
星方天使エンジェルリンクス
 パラレルストーリーと言うか、世界観を一にするシリーズ『星方武侠アウトロースター』のような無骨な話を期待すると、肩すかしをくらう作品。正直もうちょっと骨のある話を期待してたんですが…(^_^;)。
 謎はあるにはあるようなんですが、特に目的があるストーリー展開でもなく、相対する大きな敵もいない…無料海賊退治は楽しいなルンルン…って感じですか。この辺は今後に期待するべきなのかもしれないけど。
 と言うわけで、スケールの小さなストーリーでスケールの小さな雑魚海賊を、巨大なメカで一網打尽にしてしまうんで、カタルシスの不満がたまるたまる(^_^;)。やっとこ、巨大宇宙間生物の話で、小回りのきくグラップラーシップで女社長・李美鳳がドンパチやるってのが見れたけど…。
 エンジェルリンクス号の発進シーンなんかは結構カッコいいんです。ドッグの水吹き飛ばしたり、先行小体を突き抜けサウンドバリアに包まれた後の衝撃波(に見える)は、かなりご近所様にご迷惑をおかけしているような気がしてますが。でも、サウンドバリア展開してるって台詞があるからいいようなものの、発進時を狙い撃ちされたら、お終いじゃないか?エンジェルリンクス号。
 期待してなかったのに期待できそうだったけど期待はずれになってしまいそうな…う〜〜ん(^_^;)。
1999.05.09
ToHeart
 原作のゲーム(大人の事情でPS版)ではあまり目立たないヒロイン、神岸あかりをフィーチャーし物語の視線キャラとしてしまった作品。本来の主人公である、藤田浩之が物語を語るなら、9人もいるヒロインたちとのいろいろなシチュエーションが構築できたろうに、あかりの浩之ちゃんへの恋心を前面に出してしまっているため、あかり以外のシチュエーションが骨抜きになってしまった…。
 そのため、あかり以外のキャラは各話のゲストでしかなく、そこからの発展ものぞめません。元々がマルチヒロインタイプの恋愛ゲームですから、フィーチャーされなかった女の子たちのファンの心境はいかばかりかと…(^_^;)。
 その各話にしても、あかりの監視下におかれてしまってるんで、浩之ちゃんが好き勝手出来ない所が歯がゆいと言うか情けないと言うか…。
 また、何人かのキャラクターの性格設定と言うか、使い方が原作のそれとかけ離れて行ってしまっている感じがしてしまって…。特に2話のライブチケットをめぐる浩之と志保のやりとりなど…あかりシナリオに乗ってるんだから、浩之は何がなんでもあかり中心の行動を取るだろうし、雅史が手に入れたチケットだろうと、あかりと志保に押しつける(あかりと自分では行かない)だろうに(雅史は雅史で、あかりちゃんと行ってきなよとかいって渡すだろうしね)、志保にしても、あかりと浩之をうまくいかせることが、志保の浩之への気持ちを現すことなんだから、何がなんでも浩之に押しつけるだろうに…となるとその時点で人数分あるんだ…ってことになるんで、あの落ちのないラストはなかったことになるんですが…。
 この春一番の期待された作品だろう(ストーリーの時間軸はその半年前ですが…その辺は大人の事情ですか)に、また一身に期待を背負っているマルチの出番も9話以降で2・3回しかないという噂ももれ聞こえて来ているし、シリーズ構成はいったいなにを考えているんでしょうねぇ…なんか『みんなマルチマルチとさわぐが、俺は日の当たらないあかりに日の目を見せてやってるんだぞ!』ってな傲慢が見え隠れするってのは、私の気のせいでしょうか…何にしても、私の、シリーズ構成の方に対する評価はかなり懐疑的にならざるをえないんです、過去の作品含めてすべて…。
1999.05.09
デュアル!ぱられルンルン物語
 巻き込まれ型の主人公が、ある日突然日常と非日常が入れ代わり、取り巻く女性にもてまくる…これぞ、梶島テイストというべきじゃないかと密かに思ってる作品。
 巷では、「新世紀エヴァンゲリオン」に酷似しているのではないかという意見が大勢を占めているようですが…いわく、ロボットの呼称が「一号機、二号機」とナンバリングで呼んでいる…無感情な少女が主人公に対して心を開いていく…自己理念を頑に持った(どうもそうじゃないみたい…話が進むに連れ)オヤジが司令官…などなど。
 確かにその匂いもぷんぷんさせているって言うか、ある程度…いやかなり影響を受けているような気がしなくは無いですが、敵の螺羅軍団(でよかったんだっけ?漢字)…「悪の天才科学者が世界征服を」目論んで、「ララのロボット軍団」を率いている…って、マッハバロンかいなと(^_^;)。いや、これはテイストが…ってんじゃなくネーミングがってこってすがね。
 で、常々思ってるんですが、オープニングの曲…「デュアル!…」ってフレーズ以降が、大昔のオールデイズのある曲に似てるんですが…気のせい…だろうなぁ。
 ところで…1話でパラレルワールドに転送マシンで転送されたのは、主人公の四加一樹君だけのような気がしたんですが…真田三月先輩はいつ、どうやって転送されたんでしょうか? しかも1ヶ月前に…。この辺の描写が抜けてるんじゃないかなぁ…。もしかして、転送マシン暴走のときの悲鳴がそう…?
 これ以外にも、ハルツィーネンを動かせるのが女性だけなのに、別世界から来た一樹が操縦できてそのライフシンパシィの数値がマイナス。じゃ、同じ別世界から来た三月のそれは?とか、描写しきれずに設定だけで話し進めてるんじゃ、説得力が薄いって言うか…。
 最近、本当に多いですな…一人よがった作品って。
1999.05.08
デジモンアドベンチャー
コレクター・ユイ
ゴクドーくん漫遊記
神八剣伝

1999.05.08 作成

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