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霊魂学の主張
霊障 (霊的障害) 編

7 霊障になりやすい人


霊障に一番なりやすい人は、霊魂を信じない人です。

実は無信仰者の人が一番霊障に至りやすいのです。それは、言うまでもない事ながら、霊的な栄養を幽体が得ていないからなのです。人は古代から、どの国でも、どの民族でも、神を信じ、それを祭ってきました。形態はいろいろでしょうが、基本的には、魔術師や巫女のような人を中心に神様を信じ祈ってきたのです。それは、人間が霊的生命体として幽体を持っているからなのです。物質科学では物質科学らしい理由を説明するのでしょうが、霊的には当然の事なのでした。

人間が幽体を持った霊的生命体で、その栄養が質の良い幽気なのですから、それを吸収する為に神に祈り、交流を求めるのは当然の事だったのです。そして、魔術師や巫女を中心とした祭場には高級な霊魂が集まり、そこに高級な幽気が降りたのです。それを吸収した人々は他界後も強い幽体を所持したまま霊魂の世界へと入り得たのでした。そこには、高度な哲学や思想はありません。ただ、神を信じる気持ちがあっただけなのです。つまり、神を信じる人達の純朴な気持ちと祭事があれば、人は霊障には縁のない、健康な霊的身体を持ち得たのでした。

現代人にはそれがありません。神を信じる事が愚かな事だと言われたり、宗教に逃げるとか言われるため、原始から持っていた本性が消えてしまっているのです。ですから、一番、霊障になりやすい人は、実は無信仰の人達だったのです。そうした人達は、神も霊魂も信じないのです。そのため、人々の自由意思を重んじる高級霊魂は、手を差し延べる事ができないのです。かたくなに拒否している人達に対して、一方的に何かをすることなど、したくても出来ないのです。

けれども、現代は更に難しい時代となりました。信仰を持っている人達の中に、邪悪な霊魂集団と関わっている人達が現れたのです。こうなると、事態は深刻です。大勢の人達が霊的な世界や宗教的な分野に恐怖や警戒心を持ってしまいます。更にはニセ霊能力者まで出現し、どんどん霊的環境が悪くなってしまっているのです。

一部の真剣な霊的探求者の人達でさえ、人々が集まり祭事を行なう事は大切な事であるにも関わらず、集団や団体になる事を忌み嫌い、個々に本を読んでお茶を濁してしまう始末です。これでは、とうてい高級な幽気は降りることはありません。(「8 幽的な栄養」参照)

つまり、今の世の中は霊障になりやすい人だらけなのです。そして、すでに霊障になっていることに誰も気づかず、霊魂に誘導された結果、事故に遭ったり、友情を割かれたりし、それでもなお、何も気がつかないでいるのです。

それでも生きているうちは、自己責任で良いかもしれません。ですが、死後はどうするのでしょうか。霊障にまみれた幽体でどのような世界に入るというのでしょうか。

死後の世界を信じない人は、その人の自由意思の結果なのですから、それでも良いのかもしれません。ですが、真面目な霊的探求者や宗教者までがそのようにならないように、と強く願うのでした。

(110803)

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