水波霊魂学 (みずばれいこんがく) |
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● 霊 的 な 愛 (2000.09.30) 「愛」とは、人間にとって最も大切な感情表現とも言えます。そのため、宗教団体はこれを説かない教団はない、と言われるほどに、この「愛」を重要視しています。
ところが、現実を見ますと、邪教ではないか、と世間から非難されている宗教ほど、この「愛」という言葉を多用しているのではないかと思えるのです。
「愛」というものを語るには、まず、その質や深さといったことについて、考える必要があるでしょう。
高級霊魂によりますと、実は、「愛」は最も大切ではあるのですが、地上の人間達の言う「愛」は自己中心的であることが多いのだそうです。そして、単に「愛」という言葉のみをアピールしても、あまり意味はないということでした。
他の人のために自分を犠牲に出来るという人もいますが、そうした人は、結局、自分の家族や自分の親しい人のためには犠牲になれますが、赤の他人のためには自分は犠牲にできないのが現実です。
さらに言いますと、他国の人が餓死しそうだからといって、自分が建てた家を売って奉仕する人は誰もいないでしょう。自分との関わりの強さによってしか奉仕しないのです。自分の子供や恋人のためなら命までも捧げようとする人が、他人のためには、命はおろか、車一台さえ捧げられないのです。一方、高級霊魂達は、無関係な人間のためにその霊魂としての全てを掛けて自己を犠牲にするのです。
いくら「愛」が大切だと聞かされても、実際には、人に急に「愛」の心が涌き出ることは少ないということでした。なぜなら、それまでの人生に身につけてこなかったものが、急に表現されることはなく、心理の中に入っている心情しか涌いてこないらしいからなのです。
つまり、「愛」を実践しようとする事は、大切なことで、良いことなのですが、それと同時に、自分の心理の中に「愛」を増やす作業をしなければ、「愛」は深くならないということなのでした。
そのためには、過去世で積み重ねた心理から、より深い愛を持つ部分を刺激して、浮かび上がらせたり、あるいは、他の霊的生命体から、それに類似した力を吸収しなければ、増加してこないということなのです。
それ以外の方法では、通常の人生において、人間としての経験を積み重ね、少しずつ愛の心が育って行くのを待つことになります。ところが、現代の社会の中では、むしろ、逆の方向に心情が動いて行くことが多いようなのです。
そのため、神伝禊法のような特殊な修行をして過去世のより深い愛を持つ部分を刺激し、それが表面の意識に影響を与えてこないことには、より高度で宗教的な愛の心情は噴出しにくいようなのでした。
が、しかし、だからといって、神伝禊法の実習者がすぐに愛が深くなるわけでもありません。それは、表面の意識がストップを掛けてしまう人がいるらしいからです。そのわけは、自分の中で、より高貴な部分が浮いてくることに恐怖心を持ったり、違和感を感じたりして、自分の中をうまく整理できない人もいるからなのです。
したがいまして、簡単ではありません。それでも、一歩一歩、より高貴な愛の心情を発現させるためには、何らかの努力が必要だということなのでした。
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