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4.神 伝 振 魂 法


 古神道と呼ばれる流派の人達の中には、振魂法と呼ばれる修行法を行なっている人達がいます。
 この修行法も他の修行法と同じで、流派によってはそれぞれに作法が違いますが、簡単に説明すると、手などを振って、体を震わせていくという修行です。

 この修行法を行ないますと、人によっては、激しく全身を動かし、他者から見るとまるで狂人のような動きをすることがあります。知らない人が見ると、何か薬物を使っているのか、あるいは、悪い霊に取り付かれているようにも見えます。自分でもどうしてなのかわからないうちに体が勝手に動いてしまうのです。

 それだけなら、外部から見えなくすれば良いのですが、かつて誰かに聞いた話では、終了しても動きを止められず、泣き叫ぶやら、暴れるやらで手が付けられなくなった、という事もあったそうです。
 しかし、それほどまでに通常の意識でない部分を表現させるという事は、その分、心理の奥を揺さぶっているという事も考えられます。

 そこで、当HPの監修者は、危険が少なく、かつ霊的進化につながる修行法としての振魂法を考案できないものか、と考えたそうです。
 そして、出来たのが「神伝振魂法」でした。この修行法は監修者を指導する高貴な指導霊団に依頼して作成したもので、全くの自動書記で作法の次第が記されました。

 そして、私はそれまで一度も試したことのない新しい振魂法を何の疑いもなく、修行者に指導しました。
 それは、やはり、素晴らしいものでした。

 それまで私が実習した振魂法の場合は、それはそれは動作も激しく、中には宙返りする人までいて、施設を壊しそうな状況でした。そのため、終わると、皆、へとへとでした。見ている分には派手で面白いかもしれないのですが、どうも高貴さにかける感じがしたのでした。

 一方、新しい「神伝振魂法」はまるで違いました。少しずつ心の奥を揺り動かし、心の奥に沈んでいて、無意識的に自分を突き動かしているような心理や、更に深い、普段意識できないような心理までをも少しずつ刺激して呼び起こしていくのです。それでいて、理性的な表面の自分の心は常にあり、従来の振魂法のように、ともすると我を忘れてしまうよな恐ろしさがないのです。

 自分を持っていながら、表面の自分でない意識が自分の身体を動かし、魂の全体を変革していくのです。修行者が回数を経てきたら、あえて動きを激しくさせることも指導者はできますが、それでも、修行者は理性を持って居られます。

 そして、神伝禊法により浮き出てきた霊的に未熟な意識に高い力を当てて変化させるのです。

 この素晴らしい修行の体系を指導してから、人間という存在が巨大な複合的な意識体であり、表面的な心の成長だけでは、決して霊的な進歩には至らない事を実感しました。

 この霊的トレーニングとしての神伝振魂法は、神伝禊法と組み合わせることにより、真の意味での魂の進化をもたらす秘技となりました。

 高級霊魂によれば、人間という魂は、簡単に言ってしまえば、霊的な進化のために存在しているようなものだ、との事でした。

 私は人間にとって一番大切なものを手にしていることに気付きました。それなのに、この国の人達は、まだ何も知らないのです。それが、残念でたまりません。

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