みちのく国際ミステリー映画祭’98にて(左端)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆうばり国際 冒険・ファンタスティック映画祭での舞台挨拶

 

 

  マリア

997年製作・8mm・パートカラー・12分・VHSビデオ1,200円

 爆弾を背負い、走った。無限の地平をさまよい、殺戮の果ての血塗られたわが身。欲望に溺れ愛すべき人を辱めた過去。己の存在を消滅させたくて、懸命に逃げた。許されぬことが分かっていても、自分をだまして、走りつづける…。爆弾を背負ったまま戦場を敗走する孤独な兵士の葛藤を一瞬の閃光のような映像で描いた問題作。光を信じたい。暗黒の闇をかすかに照らすという、幻の光を…。購入申込

■脚本・撮影・照明・録音・編集・監督/伴野 智 

■出演/米沢周平・正木佐和

■スタッフ/伊井野幸子・小野宏明・池田進之助

【キリン・コンテンポラリー・アワード’97 奨励賞受賞作品】

植草信和(キネマ旬報編集主幹)その若さでこの作品を撮ったことがじつに興味深い。何が監督に「マリア」を撮らせたのか。審査会はその話題で持ちきりだった。

高橋克彦(直木賞作家)映像が非常に印象的。短編にとどまらず、むしろ長編を語れる映画作家だと確信した。

中田秀夫(映画監督)廃墟の奥深くに兵士が見る女の姿。まだ完成されてはいないが、描こうとしているものがはっきりと見えた。

【みちのく国際ミステリー映画祭’98より】

  山田君ノ布団

1998年製作・8mm・カラー・36分・VHSビデオ3,000円

自分という人間が、世の中にうまく適合していなくて、生きにくいんだろうね。生きにくいからなんかこう、もっと、生きやすい方法があるんじゃないかって、みんな錯覚してるんだ…。山田は妻に内緒で部屋を借りた。仕事や浮気じゃなく、ただボーッとするために。ある日、そこに妻が布団を持って入り込んできた。つげ義春の漫画「退屈な部屋」を原作に、虚構世界と現実世界のはざまに揺れる人間が、生きる場所を求める姿を端正にみつめる。購入申込

 

 

 

 

 

 

■脚本・撮影・照明・録音・編集・監督/伴野 智

■出演/吉田城治・正木佐和・吉田優子

■原作/つげ義春「退屈な部屋」

■製作/伊井野幸子  

■撮影助手/上田宏 演出助手/池田進之助 製作助手/若山朋美

■衣装・小道具/山根知子 記録/佐藤有里 宣伝美術/畠野真希

■協力/津田健雄・塚脇利雄

【ゆうばり国際冒険ファンタスティック映画祭’99・オフシアター・コンペティション・グランプリノミネート作品】

◆やわらかい光が心にさしたような、すごく気分がよくなる映画でした。◆久しぶりに「美しい8ミリ」に出会えて感動しました。◆今日、僕はこの映画を観たいために来ました。期待以上でした。◆作者が「たっぷりと映像をみせたい」と耳元でささやいているような…。◆もうこの映画を10回は観ました。改めていいと思っています。◆観終わった後、2・3日はずっとこの映画のことを考えていました。◆愛のかたちについていろいろと考えさせる映画でした。◆邦画で、もういちど観たいと思った映画は「ラジオの時間」とこれだけです。◆映画に流れる空気がとってもキレイでした。◆静かなる青春ですね。心情がよくわかります。

【プラネット映画祭’99観客アンケートより】

◆美しい映像表現が印象に残った。◆光と影のバランスがよかった。◆本当にいい。まとまりのあるステキな一本だ。◆撮り方がじつに素晴らしい。未熟なところもあるが成熟した感覚がある。◆音の使い方が抜群。◆どれをとっても素晴らしい完成度の高い作品だと思います。◆スクリーンで見て、僕は泣きました。すばらしい作品をありがとうございます!

【福井インディーズ映画祭 April 2001観客アンケートより】

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