前回、待望のユニバーサルスタジオジャパンのPREVIEWに行かせて頂いて以来、丁度、半年ぶりの訪問となりました。大阪の発展を望んでやまない私ですが、オープン以降、潤っているのはホテル・旅行業界のみが、目立ってはおります。しかし、どこかで、少しずつ経済活性化に結びついていると信じております。今回もUSJの発展を、心からお祈りもうしあげます。
2001年9月19日 HIROTY
2001年9月18日(火)晴天。 前回の訪問時に、いろいろ気づいた点が、本オープンになって、どう変わっているか?前回はあきらめたジュラシックパークや、パスしたアトラクションやショーはどうなのか見たいと思った。半年たっていることもあり、突然、出かけた。
前回同様、車で出かけたが、すいており、簡単に駐車場までたどり着いた。気のせいか、駐車場料金所のお兄さん、お姉さんは、前回ほどの覇気もなく、その辺のテーマパークの駐車場と変わらないそぶりになっていた。おまけに一番端のゲートでは、係員が雑談しており、「ふざけんなよ」って感じまでした。。。。。
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駐車場を歩いていると、前回なかったのか、色が変わっただけなのか、気づかなかったのか、お手洗いが設置してあった。いずれにしても、これには感心した。子供連れの方も安心だ。こういう配慮はとてもいいと思った。
今回はチケットを持っていなかったので、チケット売り場で購入した。チケット売り場のブースは3方向から買えるようになっているが、これがまたわかりにくく、入場のために並んでいる列なのか、チケットを買うために並んでいる列なのかわからず、どこに並ぶのか迷った。下手をすると、トラブルの元だ。係員がいるにもかかわらず。ぼけーっと立っているだけで、ついにここまで落ちたというか、変に慣れてしまったのかという感じだ。
営業時間になった。段取りが悪いのか、なかなか入場できない。前回、入場券のまま入ったが、今回は、入場券と引き替えに、別のチケットらしきものをもらった。当初の予定通り、ジュラシックパークへ直行した。途中、前回なかった、EXPRESS券(予約券)の配布をジョーズのところで行っていたので、とりあえずそれを手にした。ここで注意しなければならないのは、この券は、入場時間を予約出来、並ばず入れるが、そこの入場が終わるまで、次のE券をもらおうと思ってももらえないことだ。つまり、本当にいきたいところだけもらわないと、何時間も並ぶ羽目になるということだ。E券発行と同時に、入場チケットに、時間の入ったスタンプが押される。1日にもらえるE券は、いくらがんばっても3枚だと思われる。
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ジュラシックパークの前で、200円で合羽を購入し、そのまま5分待ちの列に並んだ。期待通り、ここは楽しかった。最後の急流滑りも迫力があり、とても楽しめた。係員の態度も一番よかった。さすが人気のアトラクションだ。
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お目当てのジュラシックパークに入れたので、一息ついた。周りをいろいろ見渡すと、いろいろ改定点があった。時間待ちを知らせてくれるボードがあり、無機質な電光掲示板だったりすると、味も素っ気もないが、係員がマニュアルで時間を張り替えるところがよかった。常時いるので、いろいろ係員に尋ねる人も多かった様に思う。次に感心したのは、喫煙所だ。トイレにあるのは変わらないが、ベンチがおいてあり、しかも、数も増えわかりやすくなっていた。私は前回と違いたばこは吸わなくなったが、この配慮はよかったと思う。バルーンを売っていたが、前回はウッドペッカーの形と、スヌーピーの形のバルーンだったが、丸にスヌーピーの絵を描いただけの素っ気ないバルーンに変わっていた。(夕刻には入場ゲート近くでウッドペッカーのものは見かけた)チボリ公園でさえ、もっとおしゃれなバルーンが売っていた。在庫がないのかな?
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JAWSの時間まで、まだまだあるので、まだ見ていないショーを見ようと、アミティーの町を抜け、ハリウッドエリアに向かった。途中、スヌーピーやチャーリーブラウンがいたが、相変わらずの人気ぶりで、写真をとってもらおうとする人たちが群がっていた。子供連れが近づいたが、わからなかったのか、そっぽを向いて女の子の方にいってしまった。周りに係員がいたが、無愛想に立っており、なんのためにいるのかわからない。ディズニーランドなら、多い場合は、係員が必ずと言っていい程、並ばせていた。希に、中年の名札を付けた偉そうな係員を所々で見かけたが、いない方がましだと思った。雰囲気までつぶしてる。どこかの天下り社員かもしれないが、ここには似合わない。奥に引っ込んでもらいたいと思った。別に中年でもかまわないが、客商売なのだからニコニコぐらいしてもらいたい。あまりにも無愛想だ。
モンスターメーキャップにすぐに入れた。ここは、メーキャップの秘密というより、ショーだった。前座のお姉さんもなかなか楽しい。一生懸命盛り上げようとする気持ちが現れていてよかった。ショーもまずまず。もうひと工夫欲しい気もした。
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ユニバーサルモンスターライブ・ロックンロールショーに入った。ここも前回見ていないので、楽しみだった。とても楽しいショーで、よかった。USJお得意のウェーブもさせてみせていた。フランケンシュタインの曲の時だけ、歌が下手でしらけていたが、これもご愛敬か。曲目を変えた方がいいと思う。
ジョーズの時間になったので、並ばずジョーズに入った。前回と全く変わらなかったが、とても楽しめた。船の乗る位置で、見え方が変わるので、これはこれでいいかもしれない。
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ジョーズに入り、E券を使ったので、バックトゥーザフューチャーライドのE券をもらいに行った。3時からの券をもらった。ここで2つ目のスタンプが押された。ちなみに3時以降、E券のもらえるところはなくなっていた。いい時間になっていたので、食事をとろうと、ジュラシックパークのDISCOVERYレストランに入った。料理はこんなものだと思う。正直、うまくない。恐竜ステーキなんか最低の肉だった。感心しなかったのは、ある程度の値段を取っていながら、紙のお皿。タンタン麺も大きめのカップ麺のような入れ物だった。1000円近くもとってこれはないだろう?っと思った。前回は向かいのロストワールドレストランだったが、ふつうのお皿だったと思う。値段は同じ程度。最後に、ここのタンドリーチキンを食べたが、ライスの中から髪の毛がでてきた。せっかく楽しんでいるので、変にもめるのもイヤだったので、店員に「気を付けるように厨房に注意して」と一言。その場を離れた。
「バックトゥーザフューチャーライド」を見たが、E券で入ると、事前の映像も途中から見ることになり、初めての人には臨場感はなくなるが、皆は1時間も待って入っているのだから、贅沢は言えない。その後、モーションピクチャーズマジックに入った。ここで、映像が始まり、まもなくシステムダウン。「申し訳ございません、ここからご退場ください」と言われて、一斉に怒濤が舞う。お酒が入っているのか、「ふざけるな!」と係員に絡みそうになる大人もいた。やはり、再入場の際の優先券が配られることも、なにか粗品が配られることもなく、追い出された。まったくなんの配慮もない。プレビューじゃないのに、これはないだろうと思った。
今回、細かいレポは割愛したが、全体的に思ったこと、確かにシステム的には改善されていた。すばらしかった。ただ、致命的な問題。それはスタッフの質の低下。一番感じた。慣れてきたせいだろうか。プロ意識のかけらも見えなかった。プロは、ほんの数人だけだった。前回は、駐車場で赤色灯を降るスタッフでさえ、気合いや愛想が感じられたのに、今回は工事現場の警備員と変わらなかった。確かに人気はあるのだろう。9月の平日なのに人気アトラクションは、ほとんど60分待ちだ。おまけに、炎天下で飲み物を買うにしても並ばないといけない。1時過ぎに食事するにも並んだ。土日はどうなるのだろうと思った。平日の今回でさえ、敷地面積に対して限界だと思った。人気に胡座をかいているのだろうか。係員は雑談していることが目立ち、なぜか白いシャツに名札を付けた無愛想なおじさんがいた。スタッフが、ゲート近くの店でお茶していた。そんなことディズニーランドではあり得ない。第三セクターの油断が、こうさせるのだろうか。実は、前回のレポート以降、わたくしのところに、内部のスタッフと名乗る方から、何通かのメールを頂いた。どれも危機感を持った誠実なスタッフからの告発だった。だんだんがっかりさせられるような気がしてきた。一見どうでもいいような感じだが、ビバリーヒルズブランジェリーで、ケーキと一緒に頼んだ紅茶に出てきたのは、お湯の入った紙コップと安っぽいおなじみの黄色いティーパック。こんなものここでは出して欲しくない。今回で、私はアトラクションは全部制覇した。私と同じように全部制覇した人には当分、リピーターになる可能性は少ないと思う。このままでは、きっと飽きられる。ディズニーランドと比べるのは安直だが、新聞の投書にあった「やさしさが感じられない」。第三セクターという形がそうさせるのかもしれない。どこか官僚的なのかもしれない。でも、がんばって欲しい。夏休みが終わり、一息つきたいところだろうが、初めて来る人は、本当に期待してきているのだ。いい気持ちで帰ってもらわないと、二回は来ない結果になる。ここに来れば夢がある。楽しさがある。子供に戻れる。わくわくする。それらが何故か感じられなかった。とても残念だ。もっと努力して欲しい。平日だからと手を抜かないで欲しい。偉そうなことばかり書きましたが、愛すればこそ書きます。もっと理想を現実にしなければ、人に夢は与えられない。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
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