シルバースプリングスのジュース工場 昨晩夕食に招待してくれたデューク・クリテンデン社長、一番左はドンリンツ副社長、それにもう1人のラングレー副社長(写真に見えない)、3人が応接室で私たちを迎えてくれた! 大変な歓待に出会う! |
シルバースプリングスのジュース工場視察冨永社長のゲストハウスからかなり車で走っただろうか、緑の農園のただ中にフェンスを張り巡らしたシルバースプリングスのジュース工場に到着した。 シルバースプリングスの玄関 、クリテンデン社長 ドンリンツ副社長の名刺 |
シルバースプリングスのジュース工場&ジュース運搬大型トラックが待機 工場としては日本の今どこにでも見かけるような平凡な工場の建物であった。 |
シルバースプリングスのジュース工場の中を案内ここフロリダではジュース用の専用オレンジしか作っていない従って日本とは違って オレンジが完熟になるのを待って収穫をする−糖度も十分になっており大変おいしいジュースになるのである。 フロリダでは、オレンジはすべてジュースとして生産、出荷、輸出している。 果実の生実として輸出はしない。 日本が、ジュースはくずミカンからジュースを生産するのと比べてみると全く生産システムが異なっている。 デューク社長に言われて、こちらで生産されているジュースを試飲してみると、おいしい、大変においしい! こんなおいしいジュースは飲んだことない! |
工場の1角にブラジルから届られているブラジル原料のジュース原液がドラム缶に詰められてズラート並べられていた。ジュース原料で、ブラジル原料ジュースも使用しているのだろう! オレンジジュースは黄色い色をしており、見た目であまり色が良くない! これがオレンジジュースの最大の欠点である! そのために、日本の温州みかんのジュースを取り寄せて、色付けに混ぜるのである! 冨永社長曰く、この日本の温州みかんの色付けがどうしても必要なのである! そのために日本の温州みかんのジュースを取り寄せているとのことであった。 |
ブラジル原料ジュース export of American food products |
シルバースプリングスのジュース工場の研究室玉井常務と懇意らしく、研究室に入ると知り合いの研究員スタッフが、常務の顔を見て親しく寄ってきて挨拶をしていた! いわゆる、濃縮していないストレートジュースである! やはりジュース専用の完熟オレンジから生産しているジュースであるためここまで糖度がのったおいしい味が出るのであろう! 玉井常務に、この味のジュースがもし日本に入ってきたら、青果連のジュースは全部競争に負けますなあといったら! いやな顔をしていた。 残念ながら、輸送の関係で日本には、いったんこのジュースを濃縮圧縮して還元しなければ日本の消費者に届けられないシステムになっている。 このために、日本の消費者にはこのフロリダのおいしいジュースの味は味わえないのである! 日本で販売されているのはすべて、濃縮還元ジュースである! |
1度このように造ったジュースを濃縮して、輸送しやすい形にして、 日本に入ってから、水を入れて元のジュースに戻すわけである。 こんなことをしていたら味も、風味も全部吹っ飛んでしまう。 おいしいわけがない! そのようなジュースを日本の消費者は飲まされているわけである! もし、 このフロリダで生産されたジュースをそのままのストレートの形で日本に輸出する技術がもし開発されたら、とんでもない脅威になるだろう! |