ケルスス 図書館建物内部ー エフェスEphesus都市遺跡

ケルスス 図書館建物内部

ケルスス 図書館建物内部ー エフェスEphesus都市遺跡


図書館建物の内部ホールの壁に溝が彫られており,
その溝に説明板が張られて説明がされていたが、昔はこの壁に蔵書が埋め込まれていたということであった。
この図書館の建物を外に向かって出ようとすると、ちょうどその図書館前のホールの向こうがわきに娼婦の館が見えていた。大理石の通りに続く、ここからヘラクレスの門までの通りをクレステの通りという。
この娼婦の館は2階建ての中庭式の建物であったらしい。内部には水浴びようのプールや壁にはフレスコ画などが描かれており、床のモザイク舗装も残っていた。
1階はお客さんの部屋で、女性たちの個室が二階になっていたようである。
この娼婦の館の隣に建物の中に入っていくと公衆トイレが並んでいた。簡単な構造であったが、今でいる水洗式のトイレであった。水洗用の水は隣のお風呂から流れていたらしい。
お風呂の排水が水洗用の水となって流れる仕組みの構造になっていた。また手を洗うために座ってたところの前のところに綺麗な水が流れる水路が作られていた。
正面裏側の建物の壁に碑文が2つうまく彫られていた。
図書館建物の内部ホールの壁に蔵書が埋め込まれていた。

現在のトルコのトイレは紙を使ってはならない構造ー古代のローマ時代の遺産か?


このトイレの落書きによって娼婦の館ということが判明したということであった。
ちなみに、現在のトルコのトイレは紙を使ってはならない構造になっている。紙を使うとトイレの水洗が壊れて詰まってしまうらしい。このために紙を便器に捨てては決してならないということであった。そういえばトイレに入っていくと便器の左がわきに水桶があってその水できれいに洗うようになっていた。現在でも古代の時代からの用のたしかたの方法が変わったていないということであろうか。われわれが泊まった5つ星ホテルでは紙を使っても大丈夫であったが、このような観光遺跡のトイレとか街中のトイレなどでは用を足す時には注意が必要であった。このことを一緒に行っていたみんなに話をすると、女性の1行が私は紙を使わずに用を足すことは要しないと言ってかなり抵抗感があったらしい。隣にいたガイドが私の話に同調して、紙を使って便器に入れてはいけませんよと重ねて注意をしてくれていた。これがトルコ式の用のしかたである。
またトルコではこのような観光遺跡や、ガソリンスタンドなどのサービスエリアなどではよくトイレは有料のことが多い。値段はたいしたことないが、料金を取るためで人が座っていることがよくあるので注意。
このエフェスの観光遺跡でも入場口の近くにトイレがあったが、有料となっていた。
正面裏側の建物の壁に碑文が2つうまく彫られていた。

図書館の正面玄関ホールからマゼウスとミトリダテスの門を通して古代の市場アゴラを望む。
図書館の正面玄関ホールから、図書館の正面の道路を隔てた前側に娼婦の館が建っている

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