シュリーマン発掘のミケーネ文明の黄金製品数々
ー有名な
国立考古博物館

シュリーマン発掘のミケーネ文明の黄金製品数々

シュリーマン発掘のミケーネ文明の黄金製品の数々


なんと言ってもここで1番の目玉はシュリーマンによって発掘されたにミケーネ文明を中心とする黄金製品数々であろう。
黄金製の王冠から始まって黄金の杯、黄金のデスマスク等々入ってすぐの第三の部屋あった第四の部屋に展開するミケーネ文明を中心とする展示品の数々はわれわれを圧倒した。
黄金のマスクを見て感じたのは非常に顔が丸顔であるということである。
写真で見る通りに本当に顔が丸顔である。
当時この地がいかに繁栄の地であったかが想像に難くない。
おそらくトロイ戦争にも勝利を納めて、地中海貿易を一手に握って繁栄をしていたのであろう。
シュリーマン発掘のミケーネ文明の黄金の杯
第四の部屋に展開する黄金のミケーネ文明

シュリーマン発掘のミケーネ文明の黄金の杯

第7部屋から第12部屋まではアルカイックスマイルで有名


次に、第7の部屋から第12の部屋までは、顔にかすかな微笑を浮かべているアルカイックスマイルで有名だ彫刻類がずらっと並んで展示されていた。
これらの彫刻類は紀元前8世紀から前6世紀にかけて作られているもので、少年像クーロスとか少女像コレーが非常に多いのが特色である。
中でもスーニオン岬の付近で発掘された少年像クーロスで、完全な形で発掘された彫刻として、アナビソス・クーロスが特に有名である。

第7部屋から第12部屋まではアルカイックスマイルで有名
厳格な様式の代表的な彫刻アルテミオンのポセイドン

厳格な様式の代表的な彫刻アルテミオンのポセイドン


これらの時代に続く古典様式の彫刻類が第13の部屋から第15の部屋に展示されている。
この時代になると、顔にかすかな微笑を浮かべているアルカイックスマイルは、完全に消えてしまっている。これに代わって顔の表情は引き締まった厳格な様式と変わってきている。
この時代の代表的な彫刻としてはポセイドンの部屋に飾られているアルテミオンのポセイドンである。
堂々とした体格である筋肉質の躍動感あふれる彫刻で見る者を圧倒する迫力をもっている。この時代の有名な彫刻の作者としてカラミスが有名である。
この作品も彼の作品であるといわれている。

墓碑や奉納品を展示


このポセイドンのお部屋の隣には墓碑や奉納品を展示する展示室が続いていた。
その中でも特に有名なのがヘゲソの墓碑で、宝石箱から宝石を出してヘゲソが奉公人に宝石を手渡している浮き彫りを彫刻しているこの図柄が特に有名である。
墓碑や奉納品を展示

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