月桂冠の若いアメリカ女性に競技場の撮影を頼まれる
ーオリンピア遺跡ー

凱旋門を入って古代オリンピック競技場に進む

この古代オリンピック競技場に入って行くところに凱旋門がある.


われわれが凱旋門を入って古代オリンピック競技場に進んで行こうとすると,1人の若いアメリカ人が頭に月桂樹の冠をかぶってこちらに走ってくる。
私の前までくると、この月桂樹の冠をかぶって右手にたいまつを持った形でこのグランドを走っているところを自分の写真に撮ってほしいと私に頼んできた。
話を聞いてみるとアメリカから来た若い女性で学生さんだろうと思われるが、記念に走ってるところを写真に収めたいという。
頼まれるままにグランドから凱旋門に走ってくる彼女の姿を彼女の写真機に何枚もシャッターを切って写真を撮って上げた。
残念ながら写真には静止画のために走っている姿を映すことができない。
このため彼女に私のビデオカメラがあるので、ビデオカメラで撮ってあげるからといってビデオカメラを回して撮影したのが、ここに掲載しているビデオ写真である。
 ビデオ映像

月桂冠の若いアメリカ女性に競技場の撮影を頼まれる

ホームページに2週間後に乗せてあげるからといって彼女に約束して別れることなったが、誠にアメリカ人らしいいるユニークな女性で、
ほとんどお金のかからないような旅をしているらしく、ホテルに泊まって旅をするようなそういう格好ではなかった。
寝袋を担いで泊まり込みをしながら歩いて何カ月もかけて回るようなそのような学生さんの旅するスタイルの女の方であった。
アメリカにかえって彼女がこのホームページにアクセスをして自分が写っているビデオをうまく見ることができればいいが、そうなることを願っているばかりである。
月桂冠の若いアメリカ女性に競技場の撮影を頼まれる
古代オリンピック競技場スタートラインが残っている
念願の古代オリンピック競技場を撮影中の西田さん

古代オリンピック競技場の芝生で休息をとる

アテネの競技場がこの古代オリンピックの競技場をそっくりそのまま物まね


競技場は緑豊かな芝生が1面に生えて、この芝生が観客席となって各ポリスごとに座る位置が定められていたということである。
非常に簡素なグラウンドで、アテネの町の中にあった近代オリンピックの第1回開催地である競技場と全く同じスタイルのグラウンドがここに整備されていた。
まさにアテネの競技場がこの古代オリンピックの競技場をそっくりそのまま物まねして作ったということである。
ゼウス神殿

ゼウス神殿前で熱心に撮影する西田さん
ギリシャ全土から集められた選手が泊まり込む宿泊施設

古代オリンピック競技は、円盤投げとかやり投げなど21種目


ギリシャ全土から集められた選手が泊まり込む宿泊施設も、この遺跡の中に整備されており、1カ月間にわたる期間この宿泊施設に泊まり込みで、この祭典が行われたということである。
すなわち、1カ月間のここでの泊まり込みの特訓を得た後、5日間の本番の競技が開催されたということである。
第1回目の競技種目は短距離競走のみということであったが、その後次第次第に競技種目が付与されて、円盤投げとかやり投げなど21種目まで増やされた。
ここで優勝者にはオリーブの冠が与えられたということである。
この遺跡のすぐそばに、このオリンピアの出土品を展示するオリンピア博物館が設けられている。

次へ
前に